もう二日メールが来ない青鷺をはじめてみたと言つたひとから/中華スープの銀耳が生えてゐる場所をある日の憧れとして/断面の苺 あなたが見殺しにした真冬から葉書が届く/盲目的に愛したあとにみてしまふ見られることに飽きた月夜を/憎悪さへ像を結ばぬ炎昼のペットボトルの曇る素早さ/中指を立てる千年先からも空色の爪がよく見えるやうに/木蓮に映える白皿 約束のない約束のやさしさをこそ/北極で北を失ふのと同じ 話すことなくて微笑んでゐる/窓にゐて五月の雨をみるやうに静かだひとの鬱にふれても
いちおう心の中でマッピングみたいなのをしているつもりです。
が、どういうつもりで読んでいるのか自分でもまったくわかりません。
皆様の読書のご参考になれば幸いです。
【Most Impressive Book 2023】
該当なし
【MIB Back Number】
〈2022〉該当なし
〈2021〉エドゥアール・グリッサン『第四世紀』
〈2020〉中西夏之『大括弧』
〈2019〉トマス・ピンチョン『重力の虹』
〈2018〉エドゥアール・グリッサン『〈関係〉の詩学』
〈2017〉ホフマンスタール『チャンドス卿の手紙 他十篇』
〈2016〉ハーマン・メルヴィル『白鯨』
〈2015〉管啓次郎『本は読めないものだから心配するな』
〈2014〉ロベルト・ボラーニョ『野生の探偵たち』
〈2013〉リチャード・パワーズ『舞踏会へ向かう三人の農夫』
〈2012〉中上建次『地の果て 至上の時』
〈2011〉岡真理『アラブ、祈りとしての文学』
〈2010〉ジャック・ケルアック『オン・ザ・ロード』
〈2009〉ティム・オブライエン『ニュークリア・エイジ』
【2024年の目標】
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もう二日メールが来ない青鷺をはじめてみたと言つたひとから/中華スープの銀耳が生えてゐる場所をある日の憧れとして/断面の苺 あなたが見殺しにした真冬から葉書が届く/盲目的に愛したあとにみてしまふ見られることに飽きた月夜を/憎悪さへ像を結ばぬ炎昼のペットボトルの曇る素早さ/中指を立てる千年先からも空色の爪がよく見えるやうに/木蓮に映える白皿 約束のない約束のやさしさをこそ/北極で北を失ふのと同じ 話すことなくて微笑んでゐる/窓にゐて五月の雨をみるやうに静かだひとの鬱にふれても