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2025年1月の読書メーターまとめ

いずみ
読んだ本
7
読んだページ
1688ページ
感想・レビュー
5
ナイス
104ナイス

2025年1月に読んだ本
7

2025年1月のお気に入り登録
1

  • じょあん

2025年1月のお気に入られ登録
1

  • じょあん

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

いずみ
ネタバレ鎌倉時代の歴史をまとめたという「吾妻鏡」がなぜに「鏡」と称しているのかと著者は解き明かす。なるほど納得、「鏡」とつく他の古典を思い出せば確かに正史・記録というよりは物語として叙述が源将軍家の、ひいてはその権威に大いに寄り添うことで地位権力を保持する北条氏の利になるよう誘導されてるなと感じるところが。丹念な先行研究の紹介もあり、わかりやすい。神仏霊験譚の多出に編者の作為の影ありとかも納得。事象が起こる順番の矛盾など、「編集が雑な」部分は、まとめた関係者は当時読み返して何も思わなかったのか?
が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
5

いずみ
ネタバレ鎌倉時代の歴史をまとめたという「吾妻鏡」がなぜに「鏡」と称しているのかと著者は解き明かす。なるほど納得、「鏡」とつく他の古典を思い出せば確かに正史・記録というよりは物語として叙述が源将軍家の、ひいてはその権威に大いに寄り添うことで地位権力を保持する北条氏の利になるよう誘導されてるなと感じるところが。丹念な先行研究の紹介もあり、わかりやすい。神仏霊験譚の多出に編者の作為の影ありとかも納得。事象が起こる順番の矛盾など、「編集が雑な」部分は、まとめた関係者は当時読み返して何も思わなかったのか?
が「ナイス!」と言っています。
いずみ
ネタバレローマ帝国の成立の時期をアウグストゥスが帝位に就いた時(紀元前1世紀)とする教科書に対し、それは紀元前2世紀半ばとする筆者。その時期からの属州ヒスパニア支配を主な検証対象として、属州民からの搾取や収奪のしくみが強化されるとともに、徐々に属州をめぐる元老院や執政官など政治家の政治権力闘争が激化していく様が論じられていく。それを経て広域を支配する「帝国」の素地が皇帝の出現以前に整っていたというのは今まで覗いたことのない視点で、たしかにそうだからこそ共和政から帝政への移行が比較的円滑に進んだのか。
が「ナイス!」と言っています。
いずみ
ネタバレイワシが牛を見に行こうとする話。遠くから見て興奮し、夢に見てびっくりの大きさの表現に、彼らの世界の大きな広がりを感じた。ジャダさんもカーネリアンを通して新しいつながりを得たようで今後が楽しみ。移動図書館での話のラスト「ようこそ我が〈うちの〉書棚〈本棚〉へ」のたたみかけが最高。今後もハクメイに対する司書氏の複雑な感情が続くんだな…ちと気の毒だが。
が「ナイス!」と言っています。
いずみ
ネタバレ今巻は葉っぱを買う回、法律で手作り絶品お漬物が入手できなくなった龍さんのゴッドハンドを求めるクエスト回(こう書くと何のことやら混乱…)、杏ちゃん&桃麻くんの回がよかった。ポリキュアカフェの特典グッズ、むだに外れ多いのは悪辣。龍さん、美玖さんのためにも頑張ったのだなあ…。心の中の小太り、カバー下にも進出してて作者のお気に入りなの?
が「ナイス!」と言っています。
いずみ
ネタバレ図書館本。足利将軍家後半戦、教科書でも詳細が語られることの少ないあたりをわかりやすく(同時代の資料の引用が各段の終わりにされていてるが、公家から寺社関係者、諸大名の残した多岐にわたるもので興味深い)解説。終章での、足利将軍家が16世紀後半まで何とか保った理由、現代社会に置き換えるとどのような役回りとして捉えられるのかということ、またその役回りを失ったからこそ将軍としての命脈が絶たれたという所はそうだよなあ!とストンと腑に落ちた。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/02/18(4748日経過)
記録初日
2011/12/10(4818日経過)
読んだ本
4234冊(1日平均0.88冊)
読んだページ
1104273ページ(1日平均229ページ)
感想・レビュー
799件(投稿率18.9%)
本棚
7棚
性別
自己紹介

◎小さいころからの本好き、活字大好き人間です。
◎ジャンルはほぼ問わず、面白いと思った本を読みあさる雑食派です。地理・歴史(小説から概説、論説まで)・科学(天文や生物系)・美術関係の本がやや多め。小説はライトよりヘビーが好み。ただしグロは夢にでてうなされるのであまり近寄らない。コミックも大好物で週単位で増殖中。

◎偶然にも、司書さんとよくお話できる仕事環境に恵まれてます。とてもラッキー(^_^)






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