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2024年4月の読書メーターまとめ

Naota_t
読んだ本
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4123ページ
感想・レビュー
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74ナイス

2024年4月に読んだ本
13

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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#2099/★3.3/本書テーマは「視覚障害者がどんな風に世界を認識しているのかを理解すること」。見える人は、視覚障害者に対して、どうすれば差異を埋められるかを意識しがちだ。しかし、日本人が他国の文化を知るような距離感で捉えた方が新しい視点が得られる。また、点字の識字率が10%しかないとは知らなかった。さらに、新しい美術鑑賞は視覚障害者でなくても、新鮮な気付きを得られる良い取り組みだと思った。感想を言葉に出すことで新たなインサイトが生まれる。見える人でもある意味では盲目である。共同作業なら尚更goodだ。
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2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

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2024年3月の読書メーター 読んだ本の数:14冊 読んだページ数:4125ページ ナイス数:148ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/189538/summary/monthly/2024/3

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2024年4月の感想・レビュー一覧
13

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#2103/★3.2/バフェットの投資をニュートラルな視点で解説した点は興味深い。バフェットは長期投資家として知られるが、実際は半分以上が3年以内の保有しかなく、見込みがない株式はあっさり売っている。保有株のうち、アップルの株式が40%以上を占める。結果的に「売り時」の感度に優れているため、バフェットに追随すると失敗する可能性が高い。そのほか、GPIFが政治に忖度して空売りを躊躇している点、専門性が低いため運用成績が良くない点、ESG投資をしている一方でダイベストメントができていない点などは参考になった。
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#2102/★3.1/私の経験上、陸上の短距離走は断然asics派が多かった。mizunoはトップランナー向けという印象。本書ではmizunoのビジネスモデルの解説というよりファンブックに近い。大小さまざまなチャレンジをする企業風土があること、「町にとっていいことをするようにしていけば、町民から自然と声がかかります(p97)」が印象に残った。商品より先に企業姿勢が浸透しており、事業の成長=良い社会の実現が体現できている良い例だ。また、細かい点だが、カッターシャツの命名がmizunoだとは初耳だった。
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#2101/★3.4/1970年頃の貞操観念が本書の通りだったのかと驚く。浅井のしたことは、少し裏を取れば、すぐバレるし、何十年も隠せるはずもない。浅井は手紙や写真など物的証拠を残しながら「いつかは、この時が来ると覚悟していたようにも思い、また突然降って湧いた災難のようにも思えた」(p279)とは呑気なものだ。『恍惚の人』は高齢化問題をうまく提起したが、本書で人工授精の社会問題につなげるのは、終盤になって唐突で、牽強付会と思った。もとい、有吉佐和子の文章の軽妙さは、今読んでも全く違和感がないことはすごい。
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#2100/★3.0/「かかわると面倒くさい人」がつらつらと羅列されているだけで、全く面白くない。畢竟、著者の言いたいことは「相手の心の世界に想像力を働かせること」「相手を変えるのは不可能に近いわけだから、こちらの対応力を高めるしかない」である。これが186−187ページに書かれているが、冒頭に結論として書いて欲しかった。なお、「同じミスを繰り返す部下の共通点」は、感情コントロールできないため、認知反応すべきところでいつも感情反応を示してしまう、という分析は人のふり見て我がふり直そうと参考になりました。
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#2099/★3.3/本書テーマは「視覚障害者がどんな風に世界を認識しているのかを理解すること」。見える人は、視覚障害者に対して、どうすれば差異を埋められるかを意識しがちだ。しかし、日本人が他国の文化を知るような距離感で捉えた方が新しい視点が得られる。また、点字の識字率が10%しかないとは知らなかった。さらに、新しい美術鑑賞は視覚障害者でなくても、新鮮な気付きを得られる良い取り組みだと思った。感想を言葉に出すことで新たなインサイトが生まれる。見える人でもある意味では盲目である。共同作業なら尚更goodだ。
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#2098/★4.8/ユニクロの関する本を30冊以上読んだが、本書が一番。膨大な取材に基づく事実、証言は他のユニクロ本を圧倒。少なくとも社員、取引先、小売従事者は必読だ。今は偉人に見える柳井氏も、寝太郎時代の後、読書と実践から実力を付けていったことは、次世代の道標となるだろう。その他「全員経営」の由来は松下幸之助、「売れる理由」は少品番・大量生産モデルに紐づく、壁一面に商品を積む陳列は原宿店の成功から、旗艦店戦略はリミテッド創業者との会話が元、「服を変え…」が目指すはストッキング、などが参考になった。
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#2097/★3.5/仕事やプライベートでも文章を書く機会があるため参考になった。著者の主張は「語彙を増やし、句読点を減らし、それでいて読みやすい文章を書くこと」だ。私は今まで句読点をある程度機械的法則に基づいて打ってきた。しかし、著者に「呼吸の切れ目に打つ」と言われて気が楽になった。また、AIが進化する今、書き手にとって感情表現やその人独自の経験から導き出される知見が重要であるものの、飛び抜けて個性的に書く必要はなく、まずは着実に「伝わる」文章を書くよう努めることが先だ。その結果として個性が見えてくる。
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#2096/★3.3/初出しは1967年の新聞連載だという。どおりで現代と感覚がズレている。浮気した上に子供を宿して、悪びれる様子もなく二重生活を送る主人公には気持ちを重ね難い。呑気に証拠が残るようなことを繰り返し、挙げ句の果てには浮気側の産婦人科にも足繁く通い、親族とも普通に会話しているのは狂気の沙汰だ。この見え透いた関係にいt終止符が打たれるのか見ものである。しかし、有吉佐和子は、男性の微妙な感情の機微をどうしてここまでよく察知できるのだろうか?著者名を封じて読めば、読者全員が男性だと思うだろう。
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#2095/★3.1/「日本人は神様とどのように付き合ってきたのか。…"神の形而上学"を検証!」と楽しそうなキャッチに惹かれて読んだものの、共感できた部分は少なかった。猿田彦神の由来は、天孫降臨に際して天孫の道案内をした神と言われている。「猿田彦コーヒー」はこういう由来があったのか、とか、「こぶとり爺さん」の童話は『宇治拾遺物語』から来ているんだ、とか、琴線に触れたのはその程度だった。タイトルに「逆襲」と物々しい言葉が使われているが、その伏線回収は一切なされず、何を言いたい本だったのかもピンと来なかった。
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#2094/★3.1/「未来倫理」とは聞いたことがないジャンルだった。しかし、読み進めるうち、サステナビリティが重視される昨今において、特に必要な学問・考え方だと理解できた。未来倫理とは「たとえ自分の利益にならないのだとしても、私たちが未来世代を配慮すべき」指針となるものだ。そこに、哲学の視点が「未来世代への責任をどのような原則に基づいて考えるか」寄与できる。なお、結局、本書で解答・結論は出ていないため、少しモヤッとした。今の自分のためにはならないが、未来のために頑張ろう!と納得できる拠り所が欲しかった。
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#2093/★3.3/著者は天声人語も執筆した辰濃和男。ノウハウ的「文章の書き方」より、心構え的な内容ー「文は心」的な解説ーが多い。文章の質を上げるには、心を柔らかくする、「出羽守」のような断定した考え方はしない、何を削るかに格闘し続ける。すぐに答えが欲しい人は肩透かしを食うかもしれない。良い文章を書くには、心が豊な生活を送り、良い文章を読むことが重要。人に感動を与えるには、当然、自身が感動していることが大前提だ。ーー文章を書くに、むつかしき漢字をは成る丈け用ひざるやう心掛けることなり(p90.福沢諭吉)
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#2092/★3.7/CFOについての解像度が上がります。スコープの広い大変な(かつ面白い)仕事だ。今後、CFOが書いた本をさらに読みたいと思うきっかけになった。CFO思考=「冷徹な計算と非合理的なまでの熱意を併せ持ち、企業成長のエンジンとなる」考え方だ。金庫番に徹せず、アニマルスピリッツをもつことが肝要。その他、アクティビストにも株主になっていただくことに「御恩と感謝」を忘れない、資本コストを下げるために「サプライズのない経営」が重要、「IRは営業だ!」、IR活動が資本コストを下げるなどが印象に残った。
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#2091/★3.1/一冊を通して、著者は何を伝えたかったのかが捉えづらかった。本書では「富小路公子」について、27人の視点から描かれている。ミステリーなのだろうが、公子が死亡した真相ははっきりとは描かれない。公子は歳を重ねるごとに自らを詐称する術を身に付けていく。少し裏を取ればバレてしまうようなことも多い。あんなことを繰り返していれば、当事者同士が集まれば、いつかは辻褄が合わな理想だけど。公子は「悪女」ではあるが、自身に対しては正義を貫いた。何が悪か正なのか、その点は当事者によって変わるのかもしれない。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/02/23(4511日経過)
記録初日
2006/05/06(6630日経過)
読んだ本
2127冊(1日平均0.32冊)
読んだページ
523216ページ(1日平均78ページ)
感想・レビュー
2126件(投稿率100.0%)
本棚
9棚
性別
URL/ブログ
https://note.com/naota_t
自己紹介

新書が好きです。電車で本を読むために会社と家を往復してます。
年間レビュー数は120〜170ほど。
以下、5冊のルーティーンで本を読んでいます。
1)興味のある新書、2)仕事に役立ちそうな新書、3)ブックオフでタイトルを見ずに選んだ新書、4)小説、5)ジャンル不問のハードカバー、1)に戻る

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