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ねぎとろ
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大きな鳥に連れられるように、広い世界を旅する短編集。最初に降り立ったのは、滅びの気配漂うやわらかな場所。詳しいことは謎だらけだけど、今より遠い未来で、ここの人はちょっと変わったところがあるらしい。そう思いながら各地を転々とするうちに、だんだんと謎がとけていき、最後には今まで訪れてきたところが全てつながっていたことに気付く。「普通の」人も、旅の途中で出会った人たちも、進化の形態の一つにすぎない。それぞれが変わっていて、愛したり、憎んだり、自分たちを滅ぼしてしまう。そんな彼らへの愛が、この世界には満ちている。
0255文字
ねぎとろ
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「世界の不均衡を生み出したものは何か?」この本では様々な知見を活用しながら、その答えに近づいていく。興味深い点は色々あり、大陸の広がる方向に着目した点もよかったし、狩猟採集民と農耕民の間にいる人々の存在を指摘した点なども面白い。その一方で疑問点もあり、例えば狩猟採集民が時間と労力の配分を本当に量的に捉えていたかは異論がありそう。またプロローグで「人類史にはそれを特徴づける大きなパターンが存在する」とあるが、この本の目的は大きなパターンの探求なのだろうか。だとするとやや勿体ない気もする。ともかく下巻へ。
0255文字
ねぎとろ
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面白い生物学の本。生物とは何かという基礎的なところから、IPS細胞などの先端分野まで、生物学に関する世界が幅広く展開されていく。生物学を知らずに読んでも、理解の前提となることが説明されているのでわかりやすい。一方で、科学としての限界がいつも意識されていて、その謙虚さには好感が持てる。「人間も生物であり、様々に進化した(しなかった)形態の一つにすぎない。そこに優劣はない。」普通に生活していると、つい見落としがちなことだ。でも、そこに目を向け、見落としてきた美しさに気付くことも、きっと私を豊かにするのだろう。
0255文字
ねぎとろ
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哲学のやり方についての本。特に、子どものころに抱きがちな純粋な疑問について、考える背中を押してくれる。たしかに、この本でいうところの<哲学>をしたからといって、成績が上がるわけでもなければ、預金残高が増えるわけでもない。でも、そんなことは関係ない。世の中的な評価がどうだろうと、気になった問いを追求するという思考そのものが、抜群に魅力的だ。だから、他の人の<子ども>の問いに対しても、尊重できるように心がけたい。私にとってはピンとこない問いでも、その人にとっては大切な問いなのかもしれないのだから。
0255文字
ねぎとろ
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砂の話。非現実的なのに、巧みな文章表現によって、気付けば砂の世界に引きずり込まれている。口の中にまで砂が入り込む。流動する砂の中で、幻に手が届かない乾きに苦しみ、脱出を画策する。だが、灰色の日常生活と、砂穴の暮らし、結局何が違うのだろうか。自由とは何か。砂とは。私は解釈を試みて、砂を斬り付けた。ところが、一刀両断したつもりでも、その上からさらさらと無表情な砂が流れ落ちてくる。断ち切った瞬間はある解釈が妥当に見えても、次の瞬間には流れていく。その無形の姿こそが、時代や場所を越えて読み継がれる理由なのだろう。
0255文字
ねぎとろ
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ネタバレこの小説では箱男を通じて、普段何気なくしている<見る/見られる>ことの意味を掘り下げていく。そして、そこに潜む欲望を目の前に突き付けてくる。肉体と裸の違いは特に印象的。感覚としては、突然体の中に手を突っ込まれ、自分の中の隠された欲求を見せられている感じ。体にまとわりついてくるような文章とも相まって、読んでいると絶妙な不快感に襲われる。でもその不快感は、日々の生活に新しい見方を与えてくれるのかもしれない。ネットの匿名性に慣れきった私には特に有効だ。なお私の読みではノートの著者は箱男。解釈の詳細はnoteで。
0255文字
ねぎとろ
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TOEIC400点~のわりに英語が難しい…。文意をとるのに必死で読みが浅いが、それでも物語自体は示唆的で魅力的だった。ふとした拍子に、星に残してきた花のことを考える様子には思わず胸がときめく。つまらない大人が出てくると、こうはならないようにしたいなと思う。でも一方で、数を数えていた人も、大事な人との生活のために仕事として数えていたのかもしれない。そして仕事に疲れ果て、説明する気力を失っていたのかもしれない…と考えてしまう私はやっぱり大人になってしまったのだろうか。大切なことに気付くには、心に余裕が必要だ。
0255文字
ねぎとろ
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人は自身と共通点の多い人に好感を抱くという。読み始めて30秒もしないうちに、私は主人公に好感を抱いた。大学3年にして異性からの孤立、学問の放棄、肉体の衰弱化などの布石を打ちまくる彼の姿は、まさに数年前の私だ。何となく『夢の木坂分岐点』が脳裏によぎりつつ、私は彼と一緒に大学生活を繰り返した。ロックな明石さんに声援を送り、小津に振り回され、薔薇色の未来を夢見た。結局は、いずれの道を選んでも、同じような日々に辿り着くのだろう。でもどうせ行き着く先が同じなら、好機は掴めるだけ掴んだうえで、薔薇色の生活を迎えたい。
ねぎとろ

惜しい…!筒井康隆です!筒井道隆さんは一文字違いなんですけど全然関係ない人らしいです笑

05/12 18:32
そら

アハハ、、(^^;)間違えた!

05/12 18:41
3件のコメントを全て見る
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読書データ

プロフィール

登録日
2012/02/24(4790日経過)
記録初日
2012/02/28(4786日経過)
読んだ本
99冊(1日平均0.02冊)
読んだページ
25551ページ(1日平均5ページ)
感想・レビュー
97件(投稿率98.0%)
本棚
9棚
現住所
神奈川県
外部サイト
URL/ブログ
https://note.com/yuuyake_koyake
自己紹介

面白そうな本はジャンル問わず何でも読みます。

おすすめの本などありましたら教えてください、
よろしくお願いします!

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