#読了 。初安部公房。意味不明、最後にはまとまるかと思いきや意味不明のまま。ただ、箱の中から覗く世界はきっとシュールだろう。箱を被る事によって覗く事への罪悪感が薄れる、これは間違いなく甘い罠だ。

#読了 。戦国時代前期、蝦夷地でのアイヌと後の松前藩主の祖、蠣崎氏との争いを題材にした長編。この辺りに焦点を充てた小説は他にないのではないか、大変興味深く読んだ。ただ歴史小説としては今ひとつ、深みや重厚さが感じられなかった。

#読了 。美しい言葉がそこここに散りばめられた珠玉の物語。現代の日本人がとうに忘れた言葉や忘れ去られた歴史がここにあった。読んではいないが、根底にプルーストのあの名作があるのかな。失われた「日本」を求めて。

#読了 。言葉が美しい、静かだが情熱を感じさせてくれる物語。日本人とは、日本語とは、日本の歴史とは、外国人の主人公の目を通し、見えてくるものは何なのか。失われた日本、失われた日本人がよみがえる。

#読了 。初安部公房。意味不明、最後にはまとまるかと思いきや意味不明のまま。ただ、箱の中から覗く世界はきっとシュールだろう。箱を被る事によって覗く事への罪悪感が薄れる、これは間違いなく甘い罠だ。

#読了 。砂原浩太郎の情景描写は秀逸。今回は旗本の次男坊が主人公の市井もの。まあまあ楽しく読めた。

#読了 。官能小説も時代を経れば異端文学として評価される見本のような小説。はっきり言ってかなりグロい、マルキドサドを彷彿とさせるような内容。球体に性的衝動を感じるパラフェリア症群、性衝動の行きつく先は死ということなのかな。

#読了 。新興宗教を題材にしたミステリー？ホラー？な話。全体的には読み易く興味深く読めた。大地の力も教祖も終盤まで謎のまま、最後まで気が抜けない。

#読了 。題材は興味深いが文章が稚拙で深みがない。ひとつひとつの事象をもっと展開すれば良いのに。