ネタバレ大団円とはこういうことなのでしょうね。全てが、まあるくという訳には行かなくても、未来に向けて希望をもちながらゆっくり歩く心を持つ、というところですか。迷いと欲に苛まれる結の姿も、またひとつの人の定めというか。これで終るのがもったいないような。もう少しスピンオフものがあっても良い気がします。

ネタバレ東日本大震災のメモリアル3.11前後に読み始め、復興事業の横領事件があったことを思い出す。当たり前にキレイごとでは終わらない人間の生きる社会の在り様は、簡単に記憶に埋もれていくことを実感する。美しくないこと、つらいこと、悲しいこととともに頑張ったこと、温かいこともあるともう一度グリップし直すことの大事さとともに、3.11を消さないことを思う。

ネタバレ大団円とはこういうことなのでしょうね。全てが、まあるくという訳には行かなくても、未来に向けて希望をもちながらゆっくり歩く心を持つ、というところですか。迷いと欲に苛まれる結の姿も、またひとつの人の定めというか。これで終るのがもったいないような。もう少しスピンオフものがあっても良い気がします。

ネタバレ元新聞記者を主人公に、元新聞記者が小説をサービス精神を発揮せずに書いたらこうなるだろうな、という印象。取材して記事にすることは、事実を積み重ねて、真実が何なのかを見定めないまま、結論がないことを、どう原稿にするか、ということ。結果として自分にとっての真実にたどり着いたと感じることがあり、それは社会の何かを象徴しているはずだと信じることでもある。そういう意味では取材を尽くした記事はノンフィクションを超えることがある。朱色の化身とは何かを説明しないのも、いかにも新聞記者。よかったです。

ネタバレ読了しました。中盤あたりで加速したものの、智子あたりから少し無理筋過ぎませんか、と思い初めました。いくら高次元のものとはいえ、陽子コンピューターは無理筋なうえ、ご都合主義すぎる。まあ破滅的コンタクトと、三体運動、アルファケンタウリを結びつけたのは、アイデアですが。思ったより乗れなかったな。