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2025年2月の読書メーターまとめ

アンパッサン
読んだ本
4
読んだページ
1489ページ
感想・レビュー
4
ナイス
31ナイス

2025年2月に読んだ本
4

2025年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

アンパッサン
大阪であった中島らも展でこの本の生原稿を見て再読。前半後半で様相が変わって、後半のスピード感は加速する。改めて読み直すと、ヤツの気配は先ぶれのように都度つど書かれてあったんだなあと。ただ一点、道満くんがあることに気がつくタネが、ちゃんと設置されてないのが気になった。いやいや十分堪能した。ルイさんがいってた、人間は社会的存在であって、タナトス(死への渇望)がまたひとつの表現であるという言葉を聞いて、なにかというと人は動物とおなじだという人へのカウンターとして、フロイト読もうかしらと思ったことは拾い物でした。
が「ナイス!」と言っています。

2025年2月の感想・レビュー一覧
4

アンパッサン
大阪であった中島らも展でこの本の生原稿を見て再読。前半後半で様相が変わって、後半のスピード感は加速する。改めて読み直すと、ヤツの気配は先ぶれのように都度つど書かれてあったんだなあと。ただ一点、道満くんがあることに気がつくタネが、ちゃんと設置されてないのが気になった。いやいや十分堪能した。ルイさんがいってた、人間は社会的存在であって、タナトス(死への渇望)がまたひとつの表現であるという言葉を聞いて、なにかというと人は動物とおなじだという人へのカウンターとして、フロイト読もうかしらと思ったことは拾い物でした。
が「ナイス!」と言っています。
アンパッサン
「キル・ビル」。舞台「一遍上人伝」といった風合い。こう、ずっぽり作者思い入れを込めまくった伝なんだけどこれはもう小説といっても過言ではない。いや、そうはいってもその思い入れは巻末にならんだ膨大な参考文献によって立ち上がってきたもので、十全である。ええんやろか、一遍さんの入口がこの本で。まあ、ええやろと同著で享楽の舞踏を、念仏を繰り広げる彼、一遍ならおっしゃるにちがいない。奈良当麻寺といい、藤沢の遊行寺といい時宗とはなんとなく接点が自分にはあって、いつも「気にするな」って言ってくれる兄さんのような一遍に拝。
が「ナイス!」と言っています。
アンパッサン
再読。逆棒銀の切れ味をあげるため。銀の前進後退の屈伸運動の妙技。逆棒銀にこだわりすぎるな。「仕掛けの権利をにぎったら、その狙いを実行する前に、できるだけ条件をよくする」。あらゆることに対して、至言である。
が「ナイス!」と言っています。
アンパッサン
一学究の徒の一生涯。求められて、たどるべき道を歩みつつも、はたと神(神を多用しすぎか。だったら“これ”というもの)に打たれる瞬間がある。正誤に関わらず。家族という苦行。恋愛。戦争のもつ毒牙。それでも日々の活動を淡々とこなしていくことで得る「これでよい」という実感。主人公ストーナーがたまにみせる逸脱、破天荒さに人となりが滲んでよい。私の終末がどんな形にたどり着くにせよ、案外悪いものではないかと思わせてくれるところも好きだ。ひとつだけ。あのくだり、間違いなく『マスター・キートン』の講義シーンに影響与えてるな!
アンパッサン
2025/02/11 12:33

うまくいかないことがあるんだけれど、それを選びとってしまわざるを得なかった主人公のことを思い、こんな未来が待ってたわけじゃないパートナーになった彼女のうろたえもわかるなあって、思ってしまいました。娘さんも。

tosca
2025/02/11 13:02

再読させていただきます!

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/04/24(5794日経過)
記録初日
2009/02/12(5865日経過)
読んだ本
508冊(1日平均0.09冊)
読んだページ
149494ページ(1日平均25ページ)
感想・レビュー
452件(投稿率89.0%)
本棚
11棚
性別
現住所
福岡県
外部サイト
自己紹介

別名は「セダン・チェア」。古き名は「差路」。
皆川博子、佐藤亜紀、川本直ファンを自称。
将棋ウォーズ、銭湯めぐり、純喫茶めぐりが趣味。
もう二度と自己過信しない、ありのまま衛門。

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