コナリー、ウィンズロウ、来週にはC・J・ボックスかな。え? 毒書史上最低の9冊? ずいぶん前の夏をまだ引きずってる感じ。SUZUKAの夕焼け、大型ビジョンにYAMAHA TECH21。2022年9月の読書メーター 読んだ本の数:9冊 読んだページ数:3398ページ ナイス数:1037ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/200370/summary/monthly/2022/9
コットンさん、C・ウィルソンは『アウトサイダー』から入りその後『殺人ケースブック』あたりへと進んだのですが、最近は全然評価されていないみたいでどうしてなのか首をひねっております。
“猫は、固まらないんだよ。どうしてか分からないんだけど”(バイオ・ロボ犬 P348)献体したのは従弟ミチルの勤務先、バイオ・ロボット製造を行う会社だ。献体に対する謝礼は通常金銭だが、特定の条件下では、新製品のプロトタイプを無償提供する用意もあるという。開発室で見た中で気に入った犬の特徴を告げた。二週間後「製造番号、BRFA03485号」を受け取った。コシバロウ、通称コッシーだ。お気に入りの寝場所が決まり、トイレを覚え、お座りとお手が出来るようになった。ほぼ三週間後、初めての散歩で…
チップがなくなる謎は、やっぱり融合の結果何らか新しい生命形態が成されていたのでは、と思ってしまう。劣化は、はじめての散歩でちょっと置き去りにされたことから急激に分離不安が生まれたからではないか。
“臭覚に、何か嗅ぎ慣れないもののにおいが、嗅ぎ慣れない組み合わせで漂ってくるような感じがあって、改めてテーブルの上を見下ろした。ジンジャークッキー、どうぞ召し上がれ。紅茶茶碗と揃いの縁飾りのある平皿に、きつね色の塊が高く盛られているのを、こちらに向けて滑らせてくる。えんりょなく、いただきます。ひとつ手に取り、不揃いの端を小さく嚙み取ってみた”(P13)「ツメタガイの記憶」は傾聴ボランティアの女性視点で。想像力が豊かすぎる老婦人から遺された包みの中身は? という謎を残す。
“晩ごはんは、エビフライとコーンスープだった。エビフライはアーちゃんとアタシの大好物だったけど、二年以上食べていなかった。太くてカリカリにあがったのを二本、タルタルソースをたっぷりかけて食べた。お皿に乗っていたキャベツの千切りも、ソースをつけてぜんぜん残さずに食べた。デザートはあんにんどうふで、オカンが買って来るのより、やわらかくておいしかった”(P103)オカンが仕事で忙しく、アタシは知らない家で夏休みを過ごすことになった。「鼎ヶ淵」は〈料理で読む大濱普美子〉全開。だが、気を許してはいけない…
新装の『ベル・ジャー』は予約してるんですが刊行がかなり遅れてるようです。プラスは未読だとばかり思ってましたが『ガールズ・イン・ザ・ダークに入ってたんですね!「嵐が丘」詩ですね。気づかせて頂いてありがとうございます。(それより西条八十の「トミノの地獄」が強烈すぎて忘れてました。笑)この本も読みたい。やっぱり買おうかな。
kiyokaさんコメントありがとうございます。そうですね「トミノの地獄」キョーレツでしたものね。私は『ベル・ジャー』が自伝的とのことなので手に取るのは躊躇ってしまいます。
みみみさんのお家の『旅の絵本』もどこか旅に出ているんですねー。思うにスライド書棚を整理したとき、大型絵本だけどこかへ一旦仮置きしたんだと思う、捜索せねば〜
“わたくしの医院は、主に老人性の背骨の湾曲の矯正ですとか、骨折後のリハビリや変形の矯正、口唇裂と呼ばれる乳児疾患の整形などを扱いますが”(P364)口唇裂の治療を「形成」ではなく、骨折治療と一緒に「整形」としている点が気になった。なお、読友さんは、児童福祉に関する知識が少々寸足らずなのでは?と指摘している。
“山内の頭の上から残ったジン・ライムを氷とライムの切れ端ごと注ぎながら、緑子は内心、せっかくのバーテンの仕事にケチをつけて気の毒したな、と考えていた。ジン・ライムなんて余りにももったいなさ過ぎる。自分が男なら、カウンターの上に乗って小便をかけてやるところだ”(P523)煙草の煙とウィスキーの香り(本書の、匂いとの表現には同意しかねる)。カーズの「Drive」がかかっている。練の好きな曲らしい。AORを聴かない自分が知っているほどの有名曲だ。
たしかに『聖黒』を先に読んでいると、練が好きすぎて、RIKOシリーズ3作とも、事件は頭に入ってきません! いったんメモリーを消去して、RIKOから読み直したいです。
役者さんって、あまり顔も名前も覚えていないので思わずググったら、『女刑事・・・』のキーワードでひっかかる動画がろくなもんじゃねえ(苦笑) そもそも『女刑事』ってタイトルにつけるセンスがいただけないような気もする。あの練の複雑さを演じ切れたのでしょうか・・・・・?
動画はないっぽいね、画像もパッケージの裏みたいなのしかないもよう。あと探すとすれば映画のネタバレ関係か。どなたかのブログにキャストの印象が割と細かく書かれていた。2本とも観賞したようです。
“鶏肉はまだ、いくらかあったんですが、牛肉はなかった。それなのに、ぶあつく大きなビーフ・ステーキが、本物のバターを溶かして、皿にひろがっているんです。隣りの皿には、白米のご飯が”(P210)“かき氷はあっても、白砂糖がないから、芋飴の蜜をかける。アイス・キャンデーの甘みも、同様です。三角帽子みたいなカップにもったアイスクリンさえ、わすれかけていたところへ、真珠いろのアイス・クリームが、銀の皿で”(P211)謎の女性に饗される。都筑道夫「夜あけの吸血鬼」は何度めかの再毒。風俗や食糧事情も読みどころ。
【日本の夏はやっぱり怪談・和洋折衷編】のはずが、今ごろになっての毒了笑。そういえば菊地秀行×須永朝彦対談で話題になっているマクナリー&フロレスク『ドラキュラ伝説』や菊地秀行のドラキュラ王国紀行『吸血鬼幻想』が自前図書館吸血鬼棚にはある。
海外ホラー、ミステリ、SF主食の異形読み。
1999年「死ぬまでに10000冊の毒書」を宣言、
年間250冊を読みすすめるも途中7年の沈黙。
2012年、読メ登録とともに復活を果たす。
短編好き。アンソロジストに憧れを抱く。
紙本主義。装丁など本の佇まいにこだわる。
版ヅラやノンブル位置にキビシイ「組版警察」
密林のドイヒー画像が許せぬ「書影警察」
プラクティス好き「試走警察」
三一書房『サイコミステリーベスト100』を
2019年6月、30年がかりでコンプリート。
2020年11月「おあと6000冊」達成。
2023年3月プロフィール更新。
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます
C・ウィルソン『アウトサイダー』:懐かしいですね。当時はいい意味で刺激があって面白かったです。
コットンさん、C・ウィルソンは『アウトサイダー』から入りその後『殺人ケースブック』あたりへと進んだのですが、最近は全然評価されていないみたいでどうしてなのか首をひねっております。