独ソ戦が激化する1942年、ﾓｽｸﾜ近郊の農村に暮らす少女ｾﾗﾌｨﾏの日常は、急襲したﾄﾞｲﾂ軍によって、母親ほか村人が惨殺され奪われた。自らも射殺される寸前、赤軍の女性兵士ｲﾘｰﾅに救われる。「戦いたいか、死にたいか」そう問われた彼女は、ｲﾘｰﾅが教官を務める訓練学校で一流の狙撃兵になることを決意。同じ境遇で家族を喪い、戦うことを選んだ女性狙撃兵たちと共に訓練を重ねたセラフィマは、やがて独ソ戦の決定的な転換点となるｽﾀｰﾘﾝｸﾞﾗｰﾄﾞの前線へと向かう。2022年本屋大賞受賞、第166回直木賞候補作

独ソ戦が激化する1942年、ﾓｽｸﾜ近郊の農村に暮らす少女ｾﾗﾌｨﾏの日常は、急襲したﾄﾞｲﾂ軍によって、母親ほか村人が惨殺され奪われた。自らも射殺される寸前、赤軍の女性兵士ｲﾘｰﾅに救われる。「戦いたいか、死にたいか」そう問われた彼女は、ｲﾘｰﾅが教官を務める訓練学校で一流の狙撃兵になることを決意。同じ境遇で家族を喪い、戦うことを選んだ女性狙撃兵たちと共に訓練を重ねたセラフィマは、やがて独ソ戦の決定的な転換点となるｽﾀｰﾘﾝｸﾞﾗｰﾄﾞの前線へと向かう。2022年本屋大賞受賞、第166回直木賞候補作

シリーズ第10弾。紅白餅、ボルシチ、カレーうどん。鴨川親娘が実在の名店を紹介する番外編「鴨川食堂おでかけ」も収録

シリーズ第9弾。焼鳥、駅弁、イタリアン、巻き寿司、フィッシュアンドチップス、すき焼「食いもんっちゅうもんは、それを食べるひとのことを思うて作らなんだら、美味しいならんのですわ」

シリーズ第8弾。鰻丼、いなり寿司、ピザ、焼きうどん、タマゴサンド、豆腐飯「どんな上等な食いもんでも、ひとの思いには絶対勝てしまへん」

初出となった集英社コバルト文庫版は、全25巻の大作。角川文庫版はシリーズ冒頭の「帝国の娘」を刊行したもの。この後のシリーズも読みたい

猟師の娘カリエは、突然、見知らぬ男にさらわれ、幽閉された。なんと、彼女を病弱な皇子の影武者に仕立て上げるのだと言う。王位継承をめぐる陰謀の渦中でカリエは……!?

「ただ居るだけ」と「それでいいのか？」をめぐる感動のスペクタクル学術書！京大出の心理学ハカセは悪戦苦闘の職探しの末、ようやく沖縄の精神科デイケア施設に職を得た。しかし、「セラピーをするんだ！」と勇躍飛び込んだそこは、あらゆる価値が反転するふしぎの国だった――。「居る」に戸惑い「居る」を支え「居る」に傷つけられた若き心理士の魂の叫び

栄華きわめる金椛帝国。市中を襲う連続放火事件に二人の少年が立ち上がる!金椛国春秋シリーズから約10年後の世界を舞台に繰り広げられる、星遊圭と陶玄月の息子たちの冒険譚

日本の原風景と怪異をこよなく愛する八雲は、急速に変わりゆく東京の風景や怪異を迷信扱いする風潮に心を痛めていたが近代化の進むこの町でも怪しい噂はまだ辛うじて生きていた。森の中の食人鬼、怨霊に夜毎誘われる音楽家、妖怪を使役する易者、幻影の美少年、そして雪女やのっぺらぼう。街でささやかれる数々の怪談を追う中で八雲や好乃は華やかな文明開化の陰を目撃し失われていくものたちの声を聞くこととなる。怪談はなぜ生まれなぜ語られ続けるのか。好乃の真の目的とは何か。そして小泉八雲はどうして「怪談」を書かなければならなかったのか

シリーズ4作目完結編。

謎解きの快感と怪談の怖さを融合した異色の幕末チャンバラ劇。「おれも、今のお前のように、ただ逃げていた時期があった。しかし、いつかは抗わなければならない。そのときのために、力を溜めておけ」

シリーズ2作目。名画「睡蓮」を巡る旅に隠されたある企みとは？国立西洋美術館（東京）ポーラ美術館（箱根）大原美術館（倉敷）アサヒグループ大山崎山荘美術館（京都）美術鑑賞は静的で動かないイメージがあったが、実のところ重労働おいうか、思ったよりも疲れるのだと知った。でも心地いい疲れだった。ゆっくり歩いては気になる絵の前で立ち止まることを繰り返していると脳がほぐされるというか、リラックスできる。せわしない日常でゴミのように溜まった雑念が消えて、その核にある本来の自分自身の在り方をじっくりと見つめられるようだった