生きることは一種の狂である。一生を終えるまで書物の中で遊んでくらすのは、一生幼稚園で遊んでいるのと、ほぼ同じである。これも一種の狂である。おそらく人は、みずから自覚しないうちに、いくたびか狂の世界に出入しているのであろう。(白川静「文字遊心」)
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます