2024年11月の読書メーターまとめ

2024年11月に読んだ本
4

読み終わってすごく頭の奥が痺れて眠たくなっていた。この本の白は、日本で馴染みのある白よりも、もっとずっと、かなしさと空虚さみたいなものを持っているように思った。根底に流れ続けるパワフルな絶望。また、ありきたりだけど、出産は命がけだと思った。生死の狭間の出産。

が「ナイス！」と言っています。

おおー、という感じ。

玉ねぎの花言葉は「永遠」だそう。人として生きてる以上葛藤摩擦傷つくこと傷つけることは不可避、それがどんなにつらくても、死ぬまでその中で息をしていくしかない（ギリギリ踏みとどまっている姉）。あるいは見て見ぬふりをするか、または。過激で強烈な作品だった。謎にみんな普通を求めている気もした。

が「ナイス！」と言っています。

が「ナイス！」と言っています。

もしもこれを最後まで読めるならば、あなたにとって本書は傑作（多分）唯一の読書体験。ページのすべてに緩みがなく、淡白で、何よりも難解。失くしたものは失くしたもの、同じものは本当に二度とかえってこないんだなあと思いながら閉じた。

が「ナイス！」と言っています。

雫

登録日: 2012/04/05（4645日経過）
記録初日: 2012/03/30（4651日経過）
読んだ本: 570冊（1日平均0.12冊)
読んだページ: 162706ページ（1日平均34ページ）
感想・レビュー: 484件（投稿率84.9%）
本棚: 3棚
性別: 女
血液型: B型
現住所: その他
自己紹介: 本はできるだけ本屋さんでジャケ買いしています！！好きな言葉は融通無碍。食べ物だったら鮭とワインとココアと杏仁豆腐。煙のにおい。夕焼け間際の異様にギラつく街。黄色い満月。夜の電車が走っていく残像。二度寝。けだるい曇りの午前11時。そのへんで青春している高校生。

みなさんのレビューを読むと発見があってたのしいです。よろしくお願いします。