面白かったけどなんか読むのに時間かかってしまった。話的に重かったというのもあるし、おもしろいんだけど人間として自分とかぶらなさすぎて第三者目線でしか見られなかったというか、物語に入り込めなかったというか……。「閣議」、面白かった。模擬の討議ってあんなにうまくいくのかな。日露戦争、日清戦争、そして太平洋戦争のこと、教科書でしか知らないし、今の我々は戦争は愚かだと簡単に考えられるけど、当時を経験した人にしかわからない熱狂があるんだろう。

最初はテンポが合わないなあと思ったけど、おばあちゃんの日記辺りからはすらすら読めた。会話文のテンポが合わないというか、息継ぎのタイミングが違うというか、ワードセンスがひっかかるというか……。最後にちょっと救いというか、まあ都合いい解釈にすぎないと作中でも言ってる展開があったけど、ちょっと急展開すぎて笑っちゃった。胸糞悪くならないように急に清涼剤入れてきた感じ。しかしお嬢様の友達の庭の草むしりをしてお小遣いもらって純粋にありがたがれるって本当にいい子だな。経済格差感じたりみじめな気持ちにならないのすごい。

1を読んでないのに2を読んでしまった。雨穴のミステリは二転三転して好き。

面白かったけどなんか読むのに時間かかってしまった。話的に重かったというのもあるし、おもしろいんだけど人間として自分とかぶらなさすぎて第三者目線でしか見られなかったというか、物語に入り込めなかったというか……。「閣議」、面白かった。模擬の討議ってあんなにうまくいくのかな。日露戦争、日清戦争、そして太平洋戦争のこと、教科書でしか知らないし、今の我々は戦争は愚かだと簡単に考えられるけど、当時を経験した人にしかわからない熱狂があるんだろう。