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2024年4月の読書メーターまとめ

アドソ
読んだ本
5
読んだページ
1249ページ
感想・レビュー
4
ナイス
104ナイス

2024年4月に読んだ本
5

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

アドソ
前から読みたかった一冊。生誕100周年を記念して脚光を浴びている。これまでに読んだ「箱男」「壁」「デンドロカカリヤ」に比べ、本気で怖くなる不条理さを感じる。昔テレビでみたモノクロ映画のワンシーンも思い浮かべながら、人が不条理なものと戦い、挫折し、馴化し、呑み込まれて不条理の一部となっていく様が日本社会(世界中そうかも)のメタファーのように思えて、いっそうグロテスクさを増した。これから何世紀も残る名作だと思う。映画もあらためて観たい。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
4

アドソ
正直なところ、期待したほどではなかった。これを読んで「なーんだ、そうだったのか!」となる人がどれくらいいるのだろう。数式を用いないとは言っても、文字を日本語で置き換えているだけだし、天下りの公式は使わないというポリシーもどれだけ守られているのか疑問。ブラウン管とか蒸気機関とか、現代に馴染みのない実用例も多く、学校教科書の域を出ていない。特に量子論が手薄。ボールの斜方投射を波動の屈折と結び付けるなど、首をかしげたくなるような説明も多い。同著者による「高校で教わりたかった物理」はもっと面白かったのに。
が「ナイス!」と言っています。
アドソ
こういう人たちは実在する。だから恐ろしい。そしてどの本にも書いてあるように、特効薬はない。ひたすらこういう人たちからは距離を置くしかない。ただ、この本ででてくる実例(著者が適当に再編集しているが)では、若い社員の立場とその上司の立場とでは善悪がまったく相対化されてしまうようにも感じる。要するに最後は価値観の違いと、コミュニケーション不足に尽きるのではないかとも。そしてこれらは距離を置くことによって加速する。もうどうしたって止められないスパイラルに落ち込んでいる。すごい速さで。
が「ナイス!」と言っています。
アドソ
前から読みたかった一冊。生誕100周年を記念して脚光を浴びている。これまでに読んだ「箱男」「壁」「デンドロカカリヤ」に比べ、本気で怖くなる不条理さを感じる。昔テレビでみたモノクロ映画のワンシーンも思い浮かべながら、人が不条理なものと戦い、挫折し、馴化し、呑み込まれて不条理の一部となっていく様が日本社会(世界中そうかも)のメタファーのように思えて、いっそうグロテスクさを増した。これから何世紀も残る名作だと思う。映画もあらためて観たい。
が「ナイス!」と言っています。
アドソ
以前なんとか入手したものの積読してあったのだけれど、キリコ展の開催を前にして読んでおこうかと。内容は曖昧模糊としていて、正直何をいっているのかわからなかった。時々キリコの作品を思わせるような描写がでてくる。たぶんキリコの作品を理解するうえでとっても重要なことが書かれているのかもしれない。これ、キリコ研究者による注釈と、作品の挿画をはさむなどしてくれたらもっと楽しめるのではないかと思った。
アドソ
2024/04/20 23:21

以前、ダンセイニ「世界の涯の物語」を途中で挫折したときの読後感に似てる。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/04/24(4391日経過)
記録初日
2007/01/21(6311日経過)
読んだ本
892冊(1日平均0.14冊)
読んだページ
258361ページ(1日平均40ページ)
感想・レビュー
529件(投稿率59.3%)
本棚
11棚
性別
自己紹介

最近、南米文学に凝っています。久生十蘭も好き。仕事は化学関係。

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