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真木 悠介(3)渡邉 雅子(2)一般社団法人 日本銭湯文化協会(2)坪井 貴司(2)デロイト トーマツ グループ(2)筒井 淳也(2)稲垣 栄洋(2)湯浅 邦弘(2)野矢 茂樹(2)宇都宮 浄人,柴山 多佳児(1)15%真木 悠介10%渡邉 雅子10%一般社団法人 日本銭…10%坪井 貴司10%デロイト トーマツ …10%筒井 淳也10%稲垣 栄洋10%湯浅 邦弘10%野矢 茂樹5%宇都宮 浄人,柴山 …著者グラフ上位10名
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うえぽん
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西洋史学者が昭和40年頃に雑誌に連載した論文集。戦後の自失を超え、日本人自身がその長所、短所を見極めるべきとする。非常時に子供を前に抱え周囲に背を向ける姿勢は西洋人と真逆であり、その背後主義は、敵味方の区別や敵の長所短所が分からず、内側に敵を求める弱点があるとする。欧州人には平和は建設するものだが、日本人には「ある」もの、復興は好きだが、長期計画は苦手。無理もさせるが面倒見がいい上司を理想とするタテ社会の強みを強調するが、爾後60年の変化は大きい。日本らしさの原点を室町後半・戦国期に求める見解も興味深い。
0255文字
うえぽん
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ローマの哲学者による、怒り、摂理、賢者の恒心に係る論説集。怒りについての第1巻では、激昂や罰を科すことへの欲望等の怒りの定義を述べた上で、敵への対抗や戦闘時等には必要とする議論に反駁し、怒りに偉大な精神はないとする。第2巻では、怒りは衝動ではなく意思によるものだとし、病気や身体の不調を避け、子供を健全に躾けるなど、怒りに陥らない方法論を説く。第3巻では、残虐な王等の避けるべき実例を示した後に、怒りを感じない心の躾け方を論ずる。現代人の想像を絶する怒りの描写に驚くが、徹底した否定論と処方箋は現代にも通ずる。
0255文字
うえぽん
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法学部等の学生向けに15の問いを設定し、法哲学者が分担執筆した入門演習書の第2弾。カジノ推進、人間の遺伝子操作、男性育児休暇取得の義務化、子どもへの選挙権付与、フェイクニュース規制、AIによる裁判官の代替など、現代的論点の可否について、各筆者による一定の立場や、可否を判断するための要考慮事項を提示。例えば、選挙権については、出生時に付与する完全普通選挙を導入し高校生からの行使を認めるべきとするなど、論点整理の方向性には異論もあるだろうが、その点を含め、高校生から一般社会人まで読者を限定しない良著との印象。
0255文字
うえぽん
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熊楠専門家が在野の研究者による学問への貢献について日英を比較しつつ論じたもの。ダーウィンは教授等の定職に就かず一生を過ごし、民設のロイヤルソサエティがあるロンドンで過ごした。大英博物館の図書館部門は独学者の聖地で、熊楠の他、マルクス、ディケンズらが通った。ネイチャー等の雑誌やOED等の辞典は、郵便の発達を梃子に寄稿、作成に数多のアマチュアが動員された。日本では官学と在野の格差は大きかったが、官から出た牧野富太郎や柳田国男がアマチュアとの協働空間を作った。日英いいとこ取りの新たな協働を夢想した点も興味深い。
0255文字
うえぽん
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韋駄天夫人と呼ばれた筆者による随筆集。白洲次郎の語録と伝記を読み、夫妻で戦火を逃れるために転居した武相荘を訪問する前に、妻の視点を知るため読んだもの。樺山資紀伯爵の孫娘として生まれ、子供の頃から能に親しみ、米国の高校を卒業後、18歳で次郎に一目惚れして結婚したが、作家や骨董屋との深い交友の中から、鋭い審美眼を持つ文筆家になった経緯を理解。随筆に登場する知人達と朝帰りを繰り返した様子からは、すれ違いの家族生活を想像させるが、自らをじゃじゃ馬、夫を弱虫毛虫と評している辺りに強い個性同士の深い信頼が表れている。
0255文字
うえぽん
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公衆衛生史家が日本の入浴習慣の形成を分析した書。仏教の施浴、鎌倉期以降の営利目的の浴場、江戸の建設労働に必須だった湯屋等が入浴文化の基礎を形成。明治期の西洋人による混浴文化への眼差し、黄禍論への対抗、英独米の公衆浴場運動からの影響にも着目。家政書、国民道徳論、修身教科書等を参照しつつ、国民を統合する道徳、日本人の特性の一つに清浄潔白があるとし、清潔、健康は社会や国のためとの考えが定着したとする。都市部の銭湯の分析等により特定の労働者層等への入浴習慣の浸透は理解できたが、農村での習慣を含めた分析も望まれる。
0255文字
うえぽん
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世銀や英銀の副総裁等を務めたLSE学長が、先進国・途上国に係る広範なデータを参照しつつ、21世紀のあるべき社会契約を提示。子育て、幼児教育、生涯学習、健康、労働、年金、介護、世代間関係の各分野について、国ごとの解決策の差を意識して記述。現在必要とされる万人に安心と機会の双方をよりうまく組み立てて提供する社会契約は、全ての人への安心、能力への最大限の投資、効率的で公平なリスクの共有の3原則の下にあるとする。個人、家庭、雇用主、国の間のリスク分担の変革を財源を含めて提案しており、現代の希望と責任の書と言える。
0255文字
うえぽん
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臨床心理士が認知行動療法による自己理解・変革の方法を記した本。仕事におけるタテの人間関係が退職で消滅し、ヨコの関係を築けない人など、老後不安や孤独の問題を認知・行動のクセによるものと捉え、具体的な処方箋を提示。当然と思っている価値観=スキーマから派生する無意識の自動思考(一般化のしすぎや根拠がない推論)への気づきと修正、対人関係で問題が生じた場合の自分の問題・相手の問題・二人の問題への仕分け、なりたい自分を身体、生活など8つの領域に分けて明確化し、スモールステップで実行など、実践的なノウハウは有用だろう。
0255文字

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プロフィール

登録日
2014/10/02(3835日経過)
記録初日
2014/10/02(3835日経過)
読んだ本
556冊(1日平均0.14冊)
読んだページ
154766ページ(1日平均40ページ)
感想・レビュー
280件(投稿率50.4%)
本棚
39棚
自己紹介

ノンフィクション中心で、仕事柄、社会科学系が多いが、生命科学や心理学、人類学などにも関心。旅行、街歩きが趣味なので、軽いエッセイや紀行文も好きだが、詩や短歌、俳句の世界にも入っていきたい。

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