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谷崎 潤一郎(3)ユヴァル・ノア・ハラリ(2)J・R・R・トールキン(2)米澤 穂信(2)有吉 佐和子(2)津村 記久子(2)松家 仁之(1)ピーター・J・マクミラン(1)石田明(1)北村 薫,坂口 安吾ほか(1)17%谷崎 潤一郎11%ユヴァル・ノア・ハラ…11%J・R・R・トールキ…11%米澤 穂信11%有吉 佐和子11%津村 記久子5%松家 仁之5%ピーター・J・マクミ…5%石田明5%北村 薫,坂口 安吾…著者グラフ上位10名
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広瀬研究会
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幸子を分家のご寮人さんという立場に据えたのが絶妙だったのかなと思う。雪子のお見合いや妙子のトラブルに何くれとなく世話を焼くが、鶴子の顔を立てるために本家の判断も仰がねばならない。そのひと手間のあることが、ストーリーに綾のようなものをもたらした気がする。そしてラストに向けて様々な事案の収拾に乗り出す夫の貞之助も立派。貞之助兄さん頼もし過ぎる。こいさんの最後のエピソードはできれば別の展開にしてほしかったが、総じて明るく大らかで華やかで、難解なところなど何一つ無い素晴らしい作品でした。
0255文字
広瀬研究会
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ネタバレ中巻は四女妙子にスポットがあてられる。阪神地方を襲った大水害に見舞われたり、翌年には戦争が始まるという時勢の中、バリに洋裁の修行に行きたいと言ったり、幸子じゃなくてもハラハラさせられる。身分違いの恋愛、というと古めかしく感じられるが、後注によれば戦前の民法では一定年齢に達しないと父母の同意のない結婚はできなかったというから、古い家柄に生まれた妙子としては、そういう考えを当てこする気持ちがあるのかもしれない。ただその恋の顛末は………板倉が気の毒すぎる!
0255文字
広瀬研究会
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ふだん短編小説を読むことが多いから、雪子のお見合いがどうなるか、というだけの話を130ページも引っ張って、しかも無性に面白いってことに感銘を受けた。昭和10年頃の上方言葉による会話がやわらかく軽妙で、単なる日常の場面でさえ、いつまでも楽しく読んでいられる気分になる。特に幸子の娘の悦ちゃんが、女中が夜伽をしている最中に先に寝てしまうと母親に訴え、「殺してやるわ!」とキレるシーンはもうコントですよね。
0255文字
広瀬研究会
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ネタバレ物語の舞台となっている「中華商場」が魅力的。この魔窟のような空間で生きる子供たちの連作短編。1話のフェン姉さんと6話のフェンが同一人物であれば、2話に出てくる靴屋のミーは1話の語り手の兄貴なんだろうか(2話と6話にトムが登場するので)なんてことを考えながら読むのが楽しい。そして各話を結ぶのが商場の歩道橋でマジック用品を商う魔術師で、彼が子供たちに見せつける「本当」の魔術の不思議さ。それをどう解釈するかは読者に委ねられていて、ああ文学だなあと思います。
広瀬研究会

漫画化するとしたら松本大洋さんにお願いしたい。

03/16 17:53
0255文字
広瀬研究会
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妻と息子に先立たれた庄左衛門。嫁の志穂は実家に返したが、二人の互いを思いやる交流はその後も続けられた――心理の描写、情景の描写が細やかで、ゆったりと物語が紡がれる。藩の派閥争いや剣術に打ち込む青春といえば時代小説では定番だけど、今の価値観や世相を反映していて既存の作品とは違った味わいがある。ただゆっくりとしたリズムが終始続くのが一本調子のように感じられ、もっとメリハリというか緩急をつけた方が良かったんじゃないかな。
0255文字
広瀬研究会
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『盆土産』『金色の朝』は話は古めかしいが、さらりと顔をのぞかせる素朴なユーモアが何とも言えず味わい深い。『汁粉に酔うの記』は戦後まだ間もない頃、国体に出場した青森のバスケチームの話。勝ったらお汁粉にありつける、という約束に奮起して、あれよあれよと準決勝まで躍進してしまう。いかにも昭和の喜劇っぽくて可笑しい。後半は侘びしく哀しい作品が続いて気持ちがふさいだけど、ラストの『とんかつ』『じねんじょ』で気分が晴れた。
0255文字
広瀬研究会
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建築家の「先生」と、先生の設計事務所に採用された「ぼく」。先生の事務所では毎年夏になると北軽井沢の山荘「夏の家」に仕事場を移す―――まず夏の家へ向かう道中で綴られるエピソードが面白く、すんなり物語にいざなわれる。浅間山を望む軽井沢の景色、先生が静かに語る建築の哲学、先輩所員たちの個性と仕事ぶり、そのどれもが清々しく、心地よく読み進めるが、そこに「ぼく」のどこか危なっかしい恋の模様がまぶされているのが心憎いです。あとがきでこの小説が長い間文庫化しなかった事情が明かされているのも良かった。
0255文字
広瀬研究会
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『給水塔と亀』と『うどん屋のジェンダー、またはコルネさん』は20頁にも満たない掌編。もっと話をふくらませられるのに、あっさり話を終えてるところが贅沢な感じ。「うどんしか食べられないくらい疲れてる日もあるんだ」と叫ぶコルネさんに、忙しいときはこのくらい短い小説の方が丁度いいよなあ、という僕の気持ちが重なった。『個性』がこの本の中では一番好き。地味な服装をしていた板東さんが、何故かエキセントリックな格好をするようになり、しまいにはアフロのヅラにバルデラマのTシャツを着てくるという展開に笑わせてもらった。
0255文字

読んだ本
599

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読書データ

プロフィール

登録日
2012/04/30(4746日経過)
記録初日
2012/05/03(4743日経過)
読んだ本
599冊(1日平均0.13冊)
読んだページ
210931ページ(1日平均44ページ)
感想・レビュー
599件(投稿率100.0%)
本棚
32棚
性別
外部サイト
自己紹介

読書の傾向は年齢とともに、SF→ミステリ→歴史→近代文学→時代小説、と移り変わっているようです。最終的には官能小説を極めたい。

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