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2024年6月の読書メーターまとめ

どら猫さとっち
読んだ本
13
読んだページ
3984ページ
感想・レビュー
13
ナイス
160ナイス

2024年6月に読んだ本
13

2024年6月にナイスが最も多かった感想・レビュー

どら猫さとっち
労働と読書は、両立できないのか。両立するには、どうすればいいか。明治期から現在までの読書傾向とベストセラー史と、仕事と労働史を振り返り解き明かす現在の読書そして労働論。本書は発売後、なんと品切れが続出しベストセラーになった。これまでの労働に疑問視し、読書の渇望が強くなっただろうか。人間らしい働き方、読書できる余裕のある生活を提唱する本書に賛同するけど、現実的には険しい。それでも読書は楽しいという社会を、切に望みたい。
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2024年6月にナイスが最も多かったつぶやき

どら猫さとっち

2024年5月の読書メーター 読んだ本の数:14冊 読んだページ数:4596ページ ナイス数:239ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/216560/summary/monthly/2024/5

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2024年6月の感想・レビュー一覧
13

どら猫さとっち
幸せを求めるため、人を救うための宗教が、何故戦争を起こすのか。ロシアによるウクライナの侵略、イスラエル・ハマスの戦争、安倍晋三元首相銃撃事件も旧統一教会に原因があった。宗教の光と影を語り尽くした対談。無宗教と言っても、宗教と関係がないことはない。かと言って、信仰心が強ければ強いほど暴走しやすい。宗教と上手く付き合う方法とは?信仰とは何であるか。本書で考えてみたい。
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どら猫さとっち
何故ネットで叩かれたり、対話も困難で炎上するのか。著者がXで投稿したことが炎上に繋がったことがきっかけで、本書が刊行された。これはネットだけの問題ではなく、現実社会でも起きているのではないか。公共の場で私的なネガティブな感情のぶつけ合い、不寛容な寛容世界でのマスメディア批判…。沈黙と分断が、社会を壊していく。本書を読めば、ある意味特効薬的効果はあるかもしれないけど、今現在のところ、現実問題ではかなり困難なようだ。
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どら猫さとっち
一休といえば、とんち話で知られる人がかなりいるだろう。しかし、史実ではとても破天荒な人物だったそうだ。そして天皇の落胤でありながら、禅寺で修行したが、不利益な仕打ちに耐えなければならなかった。そのなかで、悟りの道を拓く一休。そこで見たものは、何だったか。静かな筆致でありながら、激しく狂い、禅の道をひたすら歩む、激動の時代を生きた僧侶を描いた大作。
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どら猫さとっち
ここ何日か、利他という言葉の本が出回っているけど、本書もそれについて語っている。その背景には、新自由主義や競争社会で殺伐とした世間に、疑問に思い人との思いやりについて考えてみようという現れがあるのではないだろうか。本書では、私を生き直すというサブタイトルもあり、他人をケアしながら自分も立ち返り生き直す必要をも呈している。古今の哲学や文学、漫画作品を引き合い、どうケアしていくか、立ち直るかを細やかに論ずる。もしかしたら、癒しの答えは、ここにあるかもしれない。
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どら猫さとっち
マルクス「資本論」を読むには難解過ぎて、どこから入っていけばいいかわからない。そんなあなたにうってつけの入門書が登場した。マルクス経済学のエキスパートであって、マルクス思想を身近なものとして捉え、普遍的な考えとして伝えている。難解過ぎるし、私たちの暮らしには関係性があるのか。そんな疑問は、本書に明確に説明してある。むしろ資本論を紐解けば、私たちの暮らしや労働、経済の仕組みがどんなものかわかる。資本論は、今こそ必要なものではないか。
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どら猫さとっち
硬質で緻密な筆致と、グロテスクなまでの美しさで、読者を魅了した倉橋由美子。しかし、彼女はエッセイを多く書いていなかった。それでもその数々は、文学や男女間の哲学が光っている。そんな倉橋由美子に心酔した作家が厳選した随筆選。常識を疑いつつモラルを保ち、厳しくも人間味に溢れている。個人的には馴染みが薄い作家だが、彼女の真理には一理あるものを感じさせる。
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今も国内外で圧倒的なファッションブランドを誇るユニクロ。誕生から苦難の道をたどり、世界へ羽ばたく過程を追ったノンフィクション。個人的にはよく着ているが、安価で購入できるようになるには、さまざまな葛藤や忸怩たることも含まれていた。ユニバレやブラック企業と言われ、不本意なこともあった。それでも進化し続けるかと、ビジネス魂を燃やす。ユニクロと携わる人たちの言葉が、胸を熱くする。とはいえ、僕とは程遠い人間で、魅力的とは言いがたい。
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どら猫さとっち
今年の大河ドラマ「光る君へ」の歴史考証の著者が、紫式部と藤原道長の人生と関係を資料などを元に浮き彫りにする一冊。ドラマでは恋愛関係にある二人だが、史実では繋がりが深く、そういう意味ではドラマに似ているかもしれない。優美で絢爛な平安宮廷だけど、その裏には陰謀や軋轢もあり、悩まされることがある。栄華と衰退、源氏物語は、その煌めきと翳りのすべてを描き出したものだろう。本書を読めば、源氏物語の背景がわかるはず。
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どら猫さとっち
スタジオジブリ機関誌「熱風」での、青木理の人気対談シリーズ第2弾。沖縄、芸能、ジャーナリズム、LGBTQ +、防衛など、各界の著名人があらゆる角度で社会問題を語る。最初に登場する翁長雄志さんは、他界されたことあって、これはいわば沖縄と日本の遺言ではないか。異端者でありながら、真っ当で真剣に社会を見つめ発言する、今のマスコミは本当にそれが必要ではないか。
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どら猫さとっち
ジャーナリストの青木理が、各界の著名人と対談するというシリーズ第1弾。最新刊から読んだため、これが2冊目になる。今から9年前に対談したことあって、かなり時が経ったが、今も問題になっていることも多く、むしろ今読んでおいたほうがいいだろう。日本は今、破滅に向かっているのか。鬼籍に入っている方もいらして、この対談はかなり貴重なものになっている。
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どら猫さとっち
森鷗外の娘で、独特の美の世界観と文章力で読者を魅了する森茉莉。少女小説から幻想小説まで、あらゆるジャンルで活躍した吉屋信子。二人の女性作家の随筆を、小池真理子がセレクト。自らのことを題材にして書く森茉莉と、他の文学者を評論する吉屋信子の対比が面白い。吉屋信子が林芙美子や宇野千代などの交流が、こと細やかに描かれているのに誠実さを感じる。
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どら猫さとっち
人財、顔晴る、志事、輝業、最幸…。自己啓発書などに出ている、ポジティブに見えて、本来の意味をすり替える胡散臭い言葉。そしてそのなかで浮かんでくる怪しい事柄。その正体を、朝日新聞社のウェブメディア「啓発ことばディクショナリー」の筆者と、各界の識者が読み解いていく。自らの能力とモチベーションを上げるためのはずの自己啓発書、それが働く意味を薄れさせ、その言葉に追い詰められたとしたら。本書はその予防策を提唱し、警鐘を鳴らしている。
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どら猫さとっち
労働と読書は、両立できないのか。両立するには、どうすればいいか。明治期から現在までの読書傾向とベストセラー史と、仕事と労働史を振り返り解き明かす現在の読書そして労働論。本書は発売後、なんと品切れが続出しベストセラーになった。これまでの労働に疑問視し、読書の渇望が強くなっただろうか。人間らしい働き方、読書できる余裕のある生活を提唱する本書に賛同するけど、現実的には険しい。それでも読書は楽しいという社会を、切に望みたい。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/05/04(4682日経過)
記録初日
2012/05/05(4681日経過)
読んだ本
1658冊(1日平均0.35冊)
読んだページ
484120ページ(1日平均103ページ)
感想・レビュー
1648件(投稿率99.4%)
本棚
13棚
性別
年齢
49歳
職業
ガテン系
現住所
岐阜県
外部サイト
URL/ブログ
http://www.facebook.com/sshibuya2
自己紹介

大の読書家です。読むのも、書店や図書館など、本のある場所ならどこでも好きです。その分時間は早く過ぎます(笑)。
他にも音楽や芸術も趣味です。

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