読書メーター KADOKAWA Group

2024年10月の読書メーターまとめ

どら猫さとっち
読んだ本
17
読んだページ
5020ページ
感想・レビュー
17
ナイス
418ナイス

2024年10月に読んだ本
17

2024年10月のお気に入り登録
2

  • あしぶえ
  • くものすけ

2024年10月のお気に入られ登録
3

  • うりぼう
  • ネギっ子gen
  • くものすけ

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

どら猫さとっち
クイズ番組とミステリの見事な融合。緊張感漂うスリリングな展開、そして真相。三島玲央はクイズ王の本庄絆と対戦する。最後の問題で、問題を読まれることなく解答する。なぜ彼は常識的にありえない解答ができたのか。三島は本庄の過去の出演したクイズ番組を観る。そして、たどり着いた「正解」は?自らの人生と彼の人生が絡み合い、クイズ番組で火花を散らす。著者の代表作というべき、エンタメ小説の最高峰。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

どら猫さとっち

2024年9月の読書メーター 読んだ本の数:17冊 読んだページ数:4963ページ ナイス数:337ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/216560/summary/monthly/2024/9

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
17

どら猫さとっち
「透明な夜の香り」の天才調香師・小川朔、再び。彼の魅力に惹かれ、彼の洋館で働くことになった朝倉満。彼は朔に「君からは怒りの匂いもする」と言われる。その正体を探りながら働く。朔の調合する香りを求める人たち、洋館で働く人たち。彼らとの繋がりのなか、満は自分の恐ろしく悲しい過去と向き合うことに、そして朔との意外な関係が浮き彫りに…。スリリングな展開のなか、癒しと再生を紡いでいく長編小説。
が「ナイス!」と言っています。
どら猫さとっち
クイズ番組とミステリの見事な融合。緊張感漂うスリリングな展開、そして真相。三島玲央はクイズ王の本庄絆と対戦する。最後の問題で、問題を読まれることなく解答する。なぜ彼は常識的にありえない解答ができたのか。三島は本庄の過去の出演したクイズ番組を観る。そして、たどり着いた「正解」は?自らの人生と彼の人生が絡み合い、クイズ番組で火花を散らす。著者の代表作というべき、エンタメ小説の最高峰。
が「ナイス!」と言っています。
どら猫さとっち
天賦の才を持ちながら、ピアニストの夢が破れた調律師の“わたし”は、若い妻に先立たれた初老の男性林サンと出会った。亡き妻が遺したピアノの運命に導かれ、ニューヨークに向かう。ラフマニノフのヴォカリーズやシューベルトのピアノソナタ18番にのせて、喪くしたものを愛おしむ、詩的で音楽が流れるような長編小説。悲しみの先にたどり着くのは、音楽なのだろうか。
が「ナイス!」と言っています。
どら猫さとっち
もしあなたの周りに、発達障害の人がいたら?そのとき、どう対処するか?そして、不可解な言動の正体は?発達障害のエキスパートが、治療法と対処のノウハウを伝授。自分が発達障害の傾向にあるため、やはり他人にはこう接して欲しいというのがあるけど、伝え方に問題があり、面倒くさいのが難点だ。こういう症状を、誰にもあることと捉えてはいけない。これは気配りと捉え方の問題だろう。
が「ナイス!」と言っています。
どら猫さとっち
「曽根崎心中」「国性爺合戦」「心中天綱島」「女殺油地獄」など、文禄時代の劇作品を発表し、今も文楽や歌舞伎の演目として親しまれる近松門左衛門。彼が劇作家としての人生を描いた評伝小説。著者は歌舞伎の脚色や演出などを手がけたことがあるが、近松の作家としての顔や、人間の性や業を見つめる自然がとても上手い。久々に上質な小説を読んだ感がある。
が「ナイス!」と言っています。
どら猫さとっち
グリコなどいいながら階段を駆け上がるゲーム、神経衰弱など身近なゲームと推理小説の融合。勝負に強い射守矢真兎を巡っての頭脳バトルの攻防戦。これほどスリリングなミステリがあったのか。ファミコンやスマホのゲームより、以前からあったゲーム戦により真剣になるのが斬新。久々のミステリが、こんなに面白い内容だとは、びっくりだった。読み終わった後は、妙に清々しい。こう来たかの連続の青春ミステリ。
が「ナイス!」と言っています。
どら猫さとっち
人工肉バーガー、食べるワクチン、ゲノム編集野菜…。デジタル農業に潜む恐るべき罠と恐怖。その一方で、有機栽培やそれを用いた給食、土壌の再生と、農業の新たな試みと見直しが進められている。今、食の大分岐点を迎えているなか、その先にあるのはディストピアか、明るい未来か。国内外の食の在り方を取材したジャーナリストが警告と希望を込めて描く、これからの食文化の未来。もう一度、原点に戻り、基本を踏まえた新たな食文化を模索しないといけない。
が「ナイス!」と言っています。
どら猫さとっち
歴史学って何?歴史家はどんな仕事をしている?史料の読み方から根拠に基づいた史実、近代っていつからか?まで、歴史をどう扱うかで、こんなにも変わっていく。歴史家がその過程を明かす。近年歴史に学べとか、愛国教育に歴史を用いたり、歴史修正が問題視されるが、そもそも歴史はそういうときに用いるものでらない気がしている。もう少し歴史について、冷静に丁重に向き合うことが大事ではないか。ズレた感想だけど、読んでいてそんなことを思った。
が「ナイス!」と言っています。
どら猫さとっち
コロナ禍のワイドショーでコメンテーターを必死で探すスタッフ、怒れない会社員、引きこもりの億万長者、あがり症のピアニスト、コミュ障の大学生。彼らを治療するのは、トンデモ精神科医・伊良部一郎。12年の年月を経て復活。破天荒な治療法で、心の病を治していく、この医者はヤブなのか、天才なのか。直木賞を受賞した人気シリーズ。登場時からファンだったので、再会を喜んだものの、疲れているのか乗り気になれなかった。こうなったら、治療しに行かなければならないか。
が「ナイス!」と言っています。
どら猫さとっち
格闘技界のスーパースターと結婚した女性。世が羨む世紀の大結婚の先にあった、夫の突然の死。そこから彼女の苦難の人生が始まった。膨大な借金、プロレス団体の社長就任、不意の裏切りによる破門…。しかし亡き夫の想いを胸に、困難に立ち向かう彼女の姿があった。波乱に満ちた女の半生を描いた、傑作ノンフィクション。超大物も登場し、プロレスから見る昭和・平成史としても興味深い。
が「ナイス!」と言っています。
どら猫さとっち
現在パリで創作活動する、セネガル出身の作家が描く、作家として人間として、書くということを問う長編小説。忘れられた作家の消息を追う遥かな旅。「ひとでなしの迷宮」を見つけて、それを読んだことから、主人公は畢生の大作に挑む。そこで知り合った人たちの思想や人生に触れて、物語を紡ぐが、壁に当たり迷うこともある。それでも書いていくことの苦しみ。まだ新人や若手作家としての段階だが、もっとすごい小説を書くだろう。
が「ナイス!」と言っています。
どら猫さとっち
大阪では2023年にIRカジノを開業が予定。これまでにも横浜や長崎、和歌山にも開業を進めてきた。横浜は、「ハマのドン」こと藤木幸夫氏の動きにより撤退した。そして、その次はまだ実現化していない東京だという。IRカジノ法案で経済効果はあるのか。そして懸念されるギャンブル依存症の増加。観光のため?経済効果の上昇?地域も人間も崩壊するというのに、何故推進するのか。本書では詳しく検証する。下手をすると、これは社会崩壊に繋がるのではないか。
が「ナイス!」と言っています。
どら猫さとっち
いつの間にか米国のミサイル基地になった日本。この国は本当に戦争をする気なのか。日米間で繰り広げられる思惑、核兵器が配備される日本。「新しい戦前」といわれ、歴史的危機にある昨今、もう戦争は回避できないのか。外交・安全保証を専門にするジャーナリストが、従属する日本に警鐘を鳴らす必読書。戦争という選択をしようとする今、本書はそれを思い止まる作用がある。
が「ナイス!」と言っています。
どら猫さとっち
中島京子「やさしい猫」を読んだことがある方は、本書のリアルに胸を締め付けられる想いをしたりするかもしれない。アジアや中近東、アフリカから来た難民たちを、この国はどう受け入れてきたか。失われていく命、生きていく人たち。命に国境などないのに、今も受け入れられないのは何故か。著者が見て書いた、難民たちのリアル。新たなるライフワークという触れ込みだったが、残念ながら著者は今年逝去した。本書の続きをその先を、私たちは記していかなければならない。
が「ナイス!」と言っています。
どら猫さとっち
イラクはどんな国かは知っていても、意外にも知られていないところが多い。イラン寄りにある湿地帯・アフワール。そこで繰り広げる驚きと面白さの世界。舟造りにマーシュアラブ布…。未知なる謎の世界を探検する、一大スペクタクルエンタメノンフィクション大作。メソポタミア文明発祥の地、ユーフラテス川があるのも、アフワールである。その地の世界の奥深さに、魅了された。
が「ナイス!」と言っています。
どら猫さとっち
19世紀中盤から20世紀初頭まで、指揮者として交響曲と歌曲集を世に送った作曲家として、クラシック音楽史の重要人物であるマーラー。彼の生涯と真実に迫った評伝。幸福と栄光、失意と絶望の狭間のなか、新たな音楽の在り方を模索した彼の姿が、事細かに描かれている。音楽は難解で理解するには時間はかかるが、豊潤な響きは彼の人生を象徴するかのようだ。マーラーを知り尽くした著者に納得。
が「ナイス!」と言っています。
どら猫さとっち
災害やスキャンダル、スポーツウォッシングなどで、隠されているニュース。それは政治に関する、国民を脅かすこと、そして知らなければならないこと。それを見抜くにはどうしたらいいか。これまで災害や貧困などで引き出されるショックドクトリンを、各方面で警鐘を鳴らし続けている著者が、違和感から肝心な事柄を引き出す方法を指南。今は無意味なスキャンダルなどで惑わすほど、国民は馬鹿じゃない。時間はかかるけど、地道にやっていけば身を守ることができるはず。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/05/04(4588日経過)
記録初日
2012/05/05(4587日経過)
読んだ本
1606冊(1日平均0.35冊)
読んだページ
468076ページ(1日平均102ページ)
感想・レビュー
1596件(投稿率99.4%)
本棚
12棚
性別
年齢
48歳
職業
ガテン系
現住所
岐阜県
外部サイト
URL/ブログ
http://www.facebook.com/sshibuya2
自己紹介

大の読書家です。読むのも、書店や図書館など、本のある場所ならどこでも好きです。その分時間は早く過ぎます(笑)。
他にも音楽や芸術も趣味です。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう