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2025年1月の読書メーターまとめ

ほこやん
読んだ本
8
読んだページ
868ページ
感想・レビュー
8
ナイス
18ナイス

2025年1月に読んだ本
8

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ほこやん
一つの身体に二人の人格が共存するという突飛な設定に基づき、精神とは?身体とは?人格とは?生命とは?という問いについて改めて考えさせる作品。 前半で余りにも驚きすぎたため、最終章が少し尻切れトンボに感じてしまったのは残念。
が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
8

ほこやん
「ペルソナ」と表題作「犬婿入り」の2編。前者はドイツへ留学している姉弟が日常生活の中で感じるレイシズム(欧米人→東アジア人、日本人→韓国人)をベースにしてコミュニケーション不全社会の生きづらさをテーマにしたもの。後者は39歳の奇妙な塾講師と犬男との奇妙な異種婚譚であり幻想的な小説。ちりばめられたエピソードが全て奇妙で文句なく面白い。、
が「ナイス!」と言っています。
ほこやん
高野秀行と角幡唯介の会話集「地図のない場所で眠りたい」から服部文祥にも興味を持ち、本人をすっ飛ばしてその細君のエッセイを読んでみたところ、これまた立派な冒険小説。高野、角幡、文祥らのように山や川や未開の地に行くわけじゃないが、彼女の日常生活そのものが冒険なのである。ある意味、コッチの世界での「冒険」の方が世間様を気にしながら行軍しなけりゃならないからメンタル的にはシンドイかも知れぬ。時折語られる彼女の偽らざる心情、弱さがこの本をホンモノにしている。
が「ナイス!」と言っています。
ほこやん
太宰の変態性が全開の短編。
美少女
が「ナイス!」と言っています。
ほこやん
一つの身体に二人の人格が共存するという突飛な設定に基づき、精神とは?身体とは?人格とは?生命とは?という問いについて改めて考えさせる作品。 前半で余りにも驚きすぎたため、最終章が少し尻切れトンボに感じてしまったのは残念。
が「ナイス!」と言っています。
ほこやん
大好きなみうらじゅんのエッセイ集。 牧島光男の章は今ならウクレレえいじか? どっちにせよ、みうらじゅんが刮目する対象は一般大衆が直感的に「いいんじゃない!」と頷けるものではなく、一拍置いてニヤつくものばかり。なので、みうらじゅんの著作を読むことは、自分のセンサー(笑えるか笑えないか)の動作確認である。
ほこやん
短編。セーブポイントで人生がリセットするという、映画「オール・ユー・ニード・イズ・キル」を彷彿とさせるテーマではある。理系の作家だけあって専門用語が多く、どちらかというとSF寄り。だが、文系人にも楽しめる内容。
ほこやん
オーディブルで読了。2倍以上の速度で聴いても内容が明瞭に理解できる。美文ゆえだろう。5章のうち、「万年筆」が、設定も気を衒わず心象風景もあくまで自然で、一番心に沁みた。
ほこやん
オーディブルで読了。恵まれた境遇にいる者をターゲットにカード詐欺を繰り返すヴィヴィアンのセリフは、弱者の強者に対する反乱と読め溜飲が下がる思いがするものの、全体を通して見れば、障がい者、貧困家庭といったいわゆる社会的弱者に徹底的に冷たい本であり、救いのない本である。だが、その中から読者が得られるものは大きい。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/05/10(4676日経過)
記録初日
2012/05/10(4676日経過)
読んだ本
126冊(1日平均0.03冊)
読んだページ
27502ページ(1日平均5ページ)
感想・レビュー
46件(投稿率36.5%)
本棚
1棚
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