
さあ、9月がはじまりました。仕事頑張らなければ!8月に印象に残った一冊は、奥田英朗著「普天を我が手に 第一部」でした。9月もよろしくお願いします!2025年8月の読書メーター 読んだ本の数:30冊 読んだページ数:8215ページ ナイス数:877ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/223491/summary/monthly/2025/8
→主題のメガチャーチとは、無主教の人が増えたアメリカで、神の力が弱まり、その代わりとなるストーリーが必要となり、そのストーリーとコミュニティを一緒に提供する場のことらしい。物語での中で一人の学生が語る。今の日本はメガチャーチマーケティングが一番機能していて、それが押し活界隈だと。ランダム商法、CDの大量買い、などなど負の側面を浮かび上がらせる作者の手腕はさすが。日本社会のありようについて陰謀論まで展開するなんて、どうなのと思うところもあったけれどね。何に付けても程々にということかな。押し活界隈を抉る作品。
→解説は「苦役列車」映画監督の山下さん。彼がいいこと言っていた。「貫多の濃度を100倍くらい薄めて見てみると、十代のころの自分が透けて見えてくる」まさしくこれなんだよなぁ。そうじゃないんだけれど、どこかで共感している自分がある。物語は自業自得のえげつない結末になっているが、読んでいてどこかで安心してしまう。安定のクズさ加減は最高だ。本当に残念なのは作者が若くして死んでしまったこと。新しい貫多がもう読めないのは少し寂しい。西村作品はプレミアがついて高くなっているし・・・。
読書が好きです。でも読んだ内容はすぐに忘れてしまいます。致命的です。だから附箋をはりながら読んでいます。いろんな作家を幅広く読もうと思うのですが、結構、偏ってしまいます・・・・。一応司書教諭の資格は持っていますが、全くいかせてません。
人生最高の書籍は、夏目漱石の「こころ」、遠藤周作の「沈黙」です。べたですね。
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→主題のメガチャーチとは、無主教の人が増えたアメリカで、神の力が弱まり、その代わりとなるストーリーが必要となり、そのストーリーとコミュニティを一緒に提供する場のことらしい。物語での中で一人の学生が語る。今の日本はメガチャーチマーケティングが一番機能していて、それが押し活界隈だと。ランダム商法、CDの大量買い、などなど負の側面を浮かび上がらせる作者の手腕はさすが。日本社会のありようについて陰謀論まで展開するなんて、どうなのと思うところもあったけれどね。何に付けても程々にということかな。押し活界隈を抉る作品。