今後もテクノロジーの発展により寿命が伸び、出生率がさらに低下して世界人口が劇的に減少していく可能性もある。人口が減少すれば、イノベーションが起きにくくなる懸念もあるが、ほとんどの人が都市に住み、世界中の人々とネットワークでつながっていけば問題はない。都市に集住するほうが環境負荷は低く抑えられる。将来、都市の工場で農業生産や培養肉の生産も可能になる。壊滅的な自然災害が起こらなければ、世界はどんどん安全で平和で住みやすい状態になってきている。
ホッブズ・ロック・ルソーら啓蒙思想家が人類の初期設定について考えたのは、じつはヨーロッパ人がアメリカ先住民(高貴な野蛮人)と接触したことで、自分たちの存在について考えさせられたから。
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