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2024年10月の読書メーターまとめ

MIKETOM
読んだ本
10
読んだページ
3322ページ
感想・レビュー
10
ナイス
185ナイス

2024年10月に読んだ本
10

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

MIKETOM
二十歳の女の子。不治の病を発症し、余命10年を宣告される。二年後自宅療養に切り替え、友人たちの励ましもあり、心から打ち込める趣味を持ち、その時まで前向きに生きられるように心の準備をしていた。ところが、絶対にしてはいけないと戒めていたことをしてしまう。…恋。というわけで、後半はそのことを巡っての様々な葛藤や希望・絶望ETCがストーリーの核になっていく。純情ピュアな若者なら泣いてしまうようなラスト。青春ですなあ。俺も寿命的に言えば余命10数年といったところ。他人事ではない。死ぬまでに熱い恋ができるだろうか?
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

MIKETOM

俺は「光る君へ」をほぼ毎週見てるのだが、このところいつも可笑しくてしょうがない。時の一条天皇は先妻(中宮定子)を亡くしたばかり。藤原道長はここぞとばかり自分の娘を半ば強引に後妻にねじ込むのだが、天皇の先妻恋しさが激しくて後妻に全く手をつけない。しかも清少納言の『枕草子』が発表されると、そこには生前の先妻の姿がイキイキと描かれており、先妻恋しい病がますます重症化する。この状況に危惧を抱いた道長が、天皇の気持ちを後妻に向けるような物語を書けと紫式部に命じて『源氏物語』を書き始めたという話。→

MIKETOM
2024/09/16 22:58

吉高由里子≒紫式部かぁ。言われてみればそうかもしれない。なんせ清少納言と火花バチバチだったらしいし(苦笑)あの気の強さは似てるかもね。それにしてもこんなこと以外にすることない日々って、羨めばいいんだろうかチト疑問。光源氏並みにモテるんならいいけど、今の俺なら空振り三昧で生きてて虚しくなりそう(笑)そうそう、作品名「王朝逸話」じゃヒットしなかったんだけど、作者のフルネーム教えてもらえますか?

キムチ
2024/09/17 02:11

宮木あやこ「泥ぞつもりて」こひぞ…と読ませているので、それで検索します。

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
10

MIKETOM
人間の欲のために強引な力技で無理やり品種改良をされた小動物。虹色に輝く美しい生産物を生み出す。大量増殖されるが、その後、改良のせいで猛毒を持ち攻撃的に変化していることが判明。時すでに遅し。山野で無限増殖しながら小さな動物を食い散らかし、人間までも襲撃の対象にされてしまう…。パニックホラーとでも言おうか、SF的でもある。美しいものを生み出すグロテスクな生き物というコントラストが面白い。『楽園の真下』『天使の囀り』を連想させる。篠田のデビュー作とのこと。この人のエグい個性は天性のもののようだ。けっこう好き。
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MIKETOM
二十歳の女の子。不治の病を発症し、余命10年を宣告される。二年後自宅療養に切り替え、友人たちの励ましもあり、心から打ち込める趣味を持ち、その時まで前向きに生きられるように心の準備をしていた。ところが、絶対にしてはいけないと戒めていたことをしてしまう。…恋。というわけで、後半はそのことを巡っての様々な葛藤や希望・絶望ETCがストーリーの核になっていく。純情ピュアな若者なら泣いてしまうようなラスト。青春ですなあ。俺も寿命的に言えば余命10数年といったところ。他人事ではない。死ぬまでに熱い恋ができるだろうか?
が「ナイス!」と言っています。
MIKETOM
本屋を舞台にしたアンソロジー10編。これは目の付け所がいい。読書家にしろ作家にしろ、本屋が嫌いなんて人のいるはずがない。内容は、ちょっと不思議な客のちょっとした事情をミステリーのようにして店長などが推理するてのがいくつか。万引きものも少々。当然だが気分を害するような胸糞作品等はない。ただ、閉店が決まった書店の最終日の話などのちょっと切な系はあった。あとはホッコリ系。これがねえ、悪くない。『なつかしいひと』ありきたりだけどこういうのに俺は弱い。他に、女房が怒って亭主の弁当箱に石を詰める話は→
MIKETOM
2024/10/27 14:02

オチがどの本のどの箇所を指しているのかすぐにわかった。俺のオフクロが生前よく呟いていたから。これはホッコリ推理系です。作者の門井慶喜はこの二冊を見つけた時、よっしゃ!とガッツポーズをしたことでしょう(笑)

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MIKETOM
落合選による名言、箴言、格言集。『学問のあるバカは無知なバカよりバカだ』小賢しい屁理屈を捏ねるから厄介。『決して失敗をしなかった者は何もしなかった者である』似たようなのをもう一つ。『失敗を極度に恐れることは失敗することよりも悪い』石橋を叩いたら渡ってみようか。『人が本当に下劣になると他人の悪口を言うことにしか喜びを見出せなくなる』立憲共産党のことですね、わかります。『人間は神を創造した。その逆は証明されていない』永遠にされないでしょうね。『誰かが助け起こすのを期待して自ら進んで倒れてはいけない』→
MIKETOM
2024/10/26 04:17

こういうことをしてしまいたくなる時がたま~にあるから厄介。せっかくだから笑えるシモネタを少々。『僕がセックスが上手いのは、長い間一人で練習したからだ』(ウッディ・アレン)これを読んだ世界中の男たちから「俺だって散々練習しまくったけど、さっぱり上手くなんねえぞ!」という抗議が殺到したかどうかは確認されていない。『男が落ち込むのは、初めて二度目が出来なかった時であり、愕然とするのは二度目に一度目が出来なかった時である』深く頷いている初老の人たちがチラホラとお見掛けして…いるかな?

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MIKETOM
大学生の男女四人組の乗った車が夜道で人を跳ね飛ばしてしまう。そして被害者を離れた山中に投げ捨てそのまま逃走。事件は発覚しないままに時間が流れそれから十年。久しぶりに集まった四人の前にあの男が当時の姿のままで現れる。パニックに陥る四人。そして十年ごとに出現するようになって…。最初はホラーかと思った(苦手な分野)。辻褄の合わない矛盾がいくつも発生し頭を抱える四人。その真相や如何に。ネタバレになるから書かないけどアルファベット二文字。ちょっと落胆したけど、でもうまく説明をつけている(やや強引だけど)。→
MIKETOM
2024/10/21 03:19

まあまあ面白かった。取り残された彼女はいったいどうなったんだろう。すごく気になる。それから、映画監督はいつ死んだんだ? 俺の読み落としなのかなあ。これも気になる。

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MIKETOM
第161回直木賞。これ、人形浄瑠璃(文楽)の話なんだけど、そもそも文楽とは何なのかという説明が全くされてない。組織された古典芸能なんだろうが、何人ぐらいのどういう演者がいてどういう役割をしてとか、そういうことがまるっきりわからない。舞台の動き、客席の反応とか、そういうことも全然書いてない。名人というのが登場するが、何がどういう風に名人なのかさっぱりわからない。演目名はたくさん出てくるが、その粗筋すらわからない。ついでに旅先の風景描写もない。こうなってくると脳裏にイメージの描きようがないのだ。→
MIKETOM
2024/10/21 03:16

その代わり大量に出てくるのが登場人物の内面心理描写。もういいわと言いたくなるほどやたら出てくる。読んでてフラストレーションが溜まるばかりで2~30ページで本を閉じてスマホのくだらない記事を読みたくなってしまう。なんやかんやで一冊読むのに一週間以上かかってしまった。もっともラスト100ページでジリ貧だった興行が突如大ブレークして上に書いたような不満の一部説明はあったし、それ以降はまあまあだったけど。全体的に面白くないわけじゃないんだけど、なんか残念というか勿体ない作品だった。

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MIKETOM
【起・長~~い承・短い転・超短い結】という構成。全体の80%まで読み進んでも「要するに何を言いたいのか」がよくわからない。いきなり結になったと思ったら、次に唐突に出現するどんでん返し(真の結)に驚く。ま、確かに冒頭近くに一瞬だけ触れてはいるが、それで伏線は張っていたよねと主張されましても…。しかもしかも、墜落爆発炎上と着陸後に意図的に火をつけた飛行機の違いがわからんか? ましてやそれで乗客乗員全て黒焦げ状態なら大量殺人は明白だろうに。まあ、突っ込みどころ満載だが、そこに目をつぶれば面白い。
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MIKETOM
とにかくこの椿って女のクズっぷりにはイライラムカムカさせられた。こんな女、最後は風俗に堕ちやがれと。それがお前の天職だろうと。そんな心境。ま、同類のカス男の群贅とはお似合いだし、仲良くHIVで死ねば、って感じ。終盤、信じてた世界がガラガラと音を立てて崩れ行く様はなかなか見事。同じ山本の『恋愛中毒』のラストにちょっと似ていて、読んでるこちらとしてはカタルシスがあった。もっとも、これがあるからこそこの作品の価値はあるのだろうけれども。それまで軽んじられ続けてきた母親の開き直りと解放感はなかなか。→
MIKETOM
2024/10/08 04:28

唯一シンパシーを感じたキャラだった。ラスト「だって先生、追ってもこなかったじゃない!」当たり前だよ。お前みたいなクソビッチ、まともな男なら誰も相手にしないよ。死ぬまで群贅とつるんでな。てなわけで、山本文緒のこの手の作品もけっこう好き。

が「ナイス!」と言っています。
MIKETOM
これはなかなか。ラスト、全ての謎解きが終わりいよいよ真犯人と対決、というところでまさかの最終どんでん返し。やられた!って感じだった。昭和51年の作品とは思えぬクオリティ。さすが天童真。崖下から転落した車とその中の四人の男女の遺体。状況から殺人事件と結論。ところがその全ての人物が互いに全く繋がりがない。赤の他人。しかも殺害される動機のある者が一人もいない。警察は行き詰まり精神異常者の犯行か?としか言えない状況。その中で遺族の一人が探偵となり他の遺族とも協力しながら犯人を捜していく。終わってみれば犯行動機が→
MIKETOM
2024/10/06 23:34

あまりにもクソ過ぎて…。これじゃ被害者も浮かばれないなぁ。でもミステリーとしては面白かった。ただ一つ疑問。俺の見落としかもしれないんだが、四人の男女はなぜ抵抗しなかったんだろう。その記述はあったのかな。長すぎて読み返す気力も今はない(苦笑)

が「ナイス!」と言っています。
MIKETOM
あとがきにフランス任侠小説と書いてあった。なるほど、わかりやすい。任侠は日本の専売特許のように思えるけど、どこの国にだって男と男の固い絆で結ばれた仲間ってのがいるのは当然のこと。まして戦友ならばなおさらのこと。本書は、人は大量に殺すし宝石は盗むしで決して正しい生き方をしているわけではないのだけど、でもなんかこの生き方を肯定したくなる魅力がある。要塞のようなカジノの奥の金庫に眠っている黄金の仏像を強奪。しかし大切な人を連れ去られ取り戻すために仲間が次々に犠牲になっていく。裏切り者の粛清の場面も→
MIKETOM
2024/10/03 04:02

なかなか強烈。最後は二人は生き残ると思ったがそうではなかった。これはこれでアリかな。藤田初期の頃の作品であり、こういうハードボイルド作品を書いてたのは意外だった。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/06/17(4568日経過)
記録初日
2012/08/12(4512日経過)
読んだ本
1483冊(1日平均0.33冊)
読んだページ
527477ページ(1日平均116ページ)
感想・レビュー
1482件(投稿率99.9%)
本棚
49棚
性別
現住所
宮城県
自己紹介


レビューは思ったことをそのまま書いているのですが、
気に入ったのは褒めまくるけど、
そうじゃないのは相当辛辣に書くケースがずいぶんあります。
気に障った人がいるなら申し訳ありません。


読了した本の全てにランク付けしている。
7段階(V、S、A、B、C、D、Eランク)。
Aは普通に面白い。Bはう~ん、イマイチって感じ。
本棚で各ランクごとに分類しているので興味のある方は覗いてみてください。
(ただし、SとAは小説とノンフィクションでさらに分けている)


江戸川乱歩賞受賞作全読破。
直木賞も80作品超え。
直木賞はボチボチ追加読了していく予定。


好きな作家と言われるとちょっと悩んでしまう。
一作家一作品というケースが非常に多いので。

100冊以上読んでるのは阿刀田高のみ。
50冊以上は星新一。
30冊以上は東野圭吾。

10冊以上は
綾辻行人、伊坂幸太郎、大沢在昌、乙川優三郎、岡嶋二人、
落合信彦、恩田陸、北村薫、桐野夏生、司馬遼太郎、清水義範、
真保裕一、筒井康隆、藤堂志津子、藤田宜永、宮部みゆき、
森博嗣、森村誠一、ジェフリー・アーチャー
といったところ。
このへんが『好きな作家』になるかな。
ちょっと古いしありがちだけど。

それから、
『日本推理作家協会編・ミステリー傑作選シリーズ』
というのを50冊ほど読んでいる。
これは全制覇が目標。


レビュー書く時、256文字制限は少なすぎるよ。
せめて1000文字ぐらいにしてもらえないかな。
それでも足りないんだけど(笑)

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