すごかった。羅半兄いいやつだな〜なんて思って和んでいたらあれよあれよと事件に巻き込まれ、ハラハラしながら展開を見守っていたら雀さんの正体に度肝を抜かれ、これで事件は一段楽と思ったところで小紅の変わりように驚愕と共に悲しみ、最後の最後で羅半兄…。まさか最後の最後で羅半兄の名前の伏線が回収されるとは。なんとも目まぐるしい巻だったけど面白かった！

エチカが電索能力を喪失してから怒涛の展開だった。ひとまずの事件は解決したとはいえ黒幕はまだ明らかになっていないし、エチカとハロルドの関係も少し縮まったしで続きも楽しみ

正体バレも魔法バレもどちらもレイナルドが気付く展開だったのが残念。強くなろうとしてるなら自ら打ち明けられるくらい強くなって欲しかったな。ミアも薄々こういう展開くるんじゃないかと思ってたけどやっぱりミアにもこうなるに至る理由があったって話で消化不良。あまり親しくなかったのならまだしも、仲良くなろうとしていた人間を利用した挙句陥れる方がより悪質だし好きになれない

読み手側としてはフィーネとフィオナが同一人物だと分かっているけれど、レイナルドがその事実を知るのは最後の方だからそれまでの言動にちょっとモヤッとしてしまう。フィオナに対して顔を赤らめたりするのを見るとフィーネとあんなに仲良くなってたのに…という気持ちになるというか

前巻のラストで真緒には本来結ばれていた別の相手がいることが明かされていたけれど、まさか早々に出てくるとは思わなかったな。当時まだ幼かったということもあって許嫁としてというより家族としての愛情だったから少し拍子抜け。まぁそれだと無理矢理縁を結んだ終也よりそっちの方を好きになってしまいそうだから終也と真緒の物語としてはこれでよかったのかも。真実を知っても真央は終也の手を取ったし、終也は不安定でどこか危ういけどそんな彼を真緒も十織の家族も理解して受け入れているのがよかった

大して親しい訳でもない部下を要件も言わず休日に呼び出していきなり演奏させるって横暴すぎだろと思ってしまった。けど未奈はこういう機会でもないとまたマンドリンをやろうなんて思わなかっただろうから、結果オーライということで途中からは気にせず読めた。社会人になると会社と自宅の往復で日々が終わってしまうから、こういう社会人サークルで熱中できるものがあるって素敵だなと思えた

すごかった。羅半兄いいやつだな〜なんて思って和んでいたらあれよあれよと事件に巻き込まれ、ハラハラしながら展開を見守っていたら雀さんの正体に度肝を抜かれ、これで事件は一段楽と思ったところで小紅の変わりように驚愕と共に悲しみ、最後の最後で羅半兄…。まさか最後の最後で羅半兄の名前の伏線が回収されるとは。なんとも目まぐるしい巻だったけど面白かった！

最終的にに幼い頃からの恋が実ってめでたしめでたしな終わりなんだけど、ジェラルドのやったこととか、それにより起こった結果とかを考えるとどうにももやっとしてしてしまった。

甘すぎて砂吐きそう。小雪さんや周の両親の教育が今に活きてるなぁと感じる。しかしもう完全にタイトル詐欺になってるな…勉強もできて料理もでき、彼女の隣に立つのに恥ずかしくないようにと努力を続けることのできる人間が駄目人間ってそんなわけあるか。真昼と親しくなる前の周の方が余程駄目人間寄りって感じ