金原ひとみさんと植本一子さんの対談が読みたかったので。女性の生きづらさについて、自分の経験を交えながら作品を綴っているお二人なので、興味深く読みました。他にも教育というテーマに沿って最近の問題が取り上げられていて、月刊誌「すばる」面白かったです。

上下２段の日記もあり長いのですが、ちょこちょこ手に取って読み進めました。読んでいるうちにホットケーキが食べたくなり家族に伝えると、その本の表紙を見てそう思ったんじゃない？と言われました。確かにおいしそうな食パンがホットケーキに見えます(笑) 年の近い女の子二人の育児が大変そう。子どもたちに愛情をかけて育てるためには、親の方もいろいろな意味で余裕がないと難しいですね。なぜかとても魅力的な一子さんの文章、もう少し読んでみたいです。

本谷有希子さんの「ブルーライトが目に刺さる」、図野象さんのエッセイ「我が良き友よ」が良かったです。小川哲さんと高瀬隼子さんは両方とも未読ですが、対談が面白かったので、いつか読みたいと思いました。

中学の頃からユーミンが大好きで、今朝も沈丁花の香りをかぎつつ「春よ、来い」を頭の中でリピートしていました。フランスとユーミンとの関わりを知り、さらにフランス文化について知りたくなりました。最近は金沢との関係もよく目にするようになったので、泉鏡花の作品を読んでみようと思います。

ゲゲゲの鬼太郎しか知らなかったので、収録されている短編漫画「丸い輪の世界」が良かったです。表紙のぬりかべがかわいい。私のことも守ってくれるといいなあ。

見習いたい部分がたくさんありました。特に、本は古典から読む、そして分厚い本から読む。という、実践しにくいものもありました。楽をしていてはダメですね(笑)　もう少し思い切って捨てる思考法をしないといけないと反省しました。コロナ禍を経て、日本の働き方もだいぶ変化して、転職する人も増えたし流動的になっている気がします。何を優先するべきか、一人ひとりが考え始めているのかもしれませんね。

水木先生の特集が面白かったです。展覧会で見た「いそがし」という妖怪が自分みたいで親しみを持ちました。深大寺そばを食べたことがないので、いつか調布にも行ってみたいです。MOEは、読みたい絵本がたくさん紹介されているので困ります…(笑)

王羲之について知りたくなり、読んでみました。書の展覧会に行っても詩の意味が分からず、ただ上手いなぁと感じるのみでした。中国や日本の歴史と共に、文字も変化して、感情を詩にして表現するようになったことが分かりました。蘭亭序の内容がとても綺麗で、ちょうど季節的に３月の情景が思い浮かび、書について少しだけ理解が深まったような気がします。