初めて読んだときは図書館の本だった。たまにふとこの本のことを思い出すので購入。不倫じゃなければいいのに。

図書館で借りて笑いながら読んで、読書メーター入れようとしたら読了してた。おそろし。でも今回もやはり面白かった。

初めて読んだときは図書館の本だった。たまにふとこの本のことを思い出すので購入。不倫じゃなければいいのに。

ドラえもんをお題に募集した歌の歌集。これはおもしろい！おもしろくて一気に読んでしまった。よく知っているドラえもんというお題がありつつも絶妙な行間を感じさせる歌が好き。 「自転車で君を家まで送ってた　どこでもドアがなくてよかった」

依頼者のお題にあった短歌を詠む、しかもその人にしか公開しないという企画がすごいなと思うし、最終的には依頼者から提供してもらって歌集を出せるのものすごい。「私だけの短歌。でもだれかのための短歌にもなると思う」という依頼者の方のコメントがこの企画の全てを語っていると思う。「大きさも深さも違う花瓶にはそれぞれ似合う一輪がある」「風化ではなく風景になったのだ。あの日の彼もあなたも遠く。」好きな短歌たくさん。提供してくださった方々、本当にありがとう。

全部が全部理解できないけど、すごく刺さるものが何句かあるからそれが楽しくて読んでしまう。きっと同じような体験をしたんだろうな、だから刺さるんだと思う。 「谷折りとなる一帯が四肢にありいずれも掻いて壊す夏の子」わかる。すごくわかる。 「くちづけのたびに明度は低くなりあなたにはもうまぶしさがない」痛いところ突かれた。あなたにとっての私もそうなんでしょうね。

同年代なので頷くことばかりだった。自ら動いて楽しく生きよう。

新幹線の車内誌で知ったおふたりの本。読者がちょっと赤面してしまうような甘く優しい歌が続いていて、同棲もして、３人になったらまたスーモにお世話になろうなんて言ってたのに、まさかの下り坂。淡い色彩の世界がどす黒く塗られていく感覚を短歌で味わえるとは。感動。詠み手それぞれの本も読んでみたい。