習慣そのものはアイデンティティと深く関係しており、自分が今どのような習慣で自分自身のアイデンティティを形成しているのかを「はっきりさせる」こと、取り組むことを習慣化するために「魅力的にする」こと、習慣への心理的な抵抗を減らすために「易しくする」こと、習慣から良い感情的なフィードバックを得るために「満足できるものにする」ことをすることが重要であるとわかった。最初の「はっきりさせる」部分に関しては「アイデンティティに結びつく習慣を把握すること」そのものを習慣化することが重要だと思った（循環参照）。

TSUTAYA Share Lounge で読んだ本。休日の過ごし方を振り返るために読む。休日は「休養」のために１日、「教養」のために１日という考え方が一流の人達の中で共通しており、休日に罪悪感なく休むために「Do more with less」の考え方で重要な仕事を選択すること、休日も含めて前日までに予定を立てること、「教養」のためには仕事のことを忘れて運動や読書、自己省察につながる活動に打ち込むことが重要であると書かれている。国内外を問わず、一流の人材は週に１冊のペースで本を読んでいる。

ネガティブ・ケイパビリティは、あえて何かをしないで、放っておくことに耐えられる力のこと。何でもすぐに問題を早期解決しようとする姿勢は、局所的な解決や短期的な見方を助長し、より創造的な結果や根本的な解決から遠ざかってしまうことに関して説明。ネガティブ・ケイパビリティという考え方そのものはいいと思うが、「〜なんですね」という著者が自己完結しながら進める文章の書き方が苦手で、もうすこし少し著者の意見と事実を分けて読みやすくまとめてほしかったと思う（編集者がつかなかったのだろうか）

序盤の「人と関わる時間を優先する」ような考え方は、自分ひとりで過ごす時間をある程度取りたい自分に取っては疑問を感じながら読んでいたが、「ステップ３　時間的余裕を取ろう」のところは深く共感しながら読んだ。一週間のうち自分だけの時間として確保できる部分を見つけること、毎週１時間をシュルツアワーとして、内省する時間として確保することの重要性が書かれており、忙しくて振り返れなくなりつつあるときは、自分だけの時間を確保する習慣を作ろうと思った。

習慣そのものはアイデンティティと深く関係しており、自分が今どのような習慣で自分自身のアイデンティティを形成しているのかを「はっきりさせる」こと、取り組むことを習慣化するために「魅力的にする」こと、習慣への心理的な抵抗を減らすために「易しくする」こと、習慣から良い感情的なフィードバックを得るために「満足できるものにする」ことをすることが重要であるとわかった。最初の「はっきりさせる」部分に関しては「アイデンティティに結びつく習慣を把握すること」そのものを習慣化することが重要だと思った（循環参照）。