友人から借りて読んだ本。フランス料理が得意な友人らしいな。私はこれはドラマで見たい。

日本ではじめて美術学校を設立した岡倉天心の昔の本に美しい写真を付けて現代によみがえらせた本。茶道を初めて興味を持ちましたが、この本にあるように茶道は茶を点てる手順だけでなく、茶室の空間や花、掛け軸など環境すべてのコーディネートも問われる総合的な美の追求なんだということがよくわかりました。利休の最期のところも知っている人は知っているのかもしれませんが沁みます。

友人から借りて読んだ本。フランス料理が得意な友人らしいな。私はこれはドラマで見たい。

以前六本木ヒルズにあったおしゃれな着物屋にいた人が辞めて木下着物研究所を作ったらしい。そのころ紅子さんはその店のアイコン的存在だったようで、私は辞められてからその店に通っていましたが話はいろいろ聞きました。 スーツ的な着物を推奨する、美しい紅子さんがたくさん出てくる本。着方も載ってる。

ヤマザキマリはテルマエロマエの作者としては知っていたが、最近テレビでイタリア人指揮者とイタリア語で対談していてお母さんがオーケストラのヴィオラ奏者と知り、「だからイタリアで育ったりしていたのか！」と思っていたら、全然違ったことが本書でわかった。 湘南のお嬢様だったのに音楽で身を立てたくて単身札響（北海道初のプロオケ）に入団する行動力。オノヨーコのようにお嬢様は時々すごいことをする。 作者は私は同じ年、掲載されている写真は私のアルバムにあるような雰囲気、作者の自由な発想を育む母を尊敬し慈しむ言葉に泣ける。

音楽仲間に勧められて読んだ本。大江健三郎は大昔に数冊読んだきり、小澤征爾はすごいと思うが特に追いかけているわけでもなかったが、対談を読んでみると小説家と音楽家がどんなプロセスでアウトプットを出しているのか、何を考えながら作っているのかがよくわかり、とても面白かった。同時代の芸術家というのは仲間が共通したりしているので話が合うようだ。

図書館の予約ランキングとかで気になって予約した本。ベストセラーのミステリー作家の書いた音楽家を中心にしたミステリー？というより音楽家の実態とかありそうなカリスマもどきを描いた本というのに近いか。ただ音楽を趣味でやってるのとミステリー仕立てなので、本には引き込まれ結構一気に読んでしまった。しかしクラシックにも興味なく楽器もやらない人はどうなんだろう？