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2024年12月の読書メーターまとめ

アリーマ
読んだ本
14
読んだページ
3552ページ
感想・レビュー
9
ナイス
179ナイス

2024年12月に読んだ本
14

2024年12月のお気に入り登録
2

  • ほん
  • Shintaro

2024年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

アリーマ
『光秀の定理』の新九郎と愚息が再登場。信長に武田と毛利の資金力を探る密偵を申しつけられた光秀が、この二人と共に湯の奥金山と石見銀山を探る旅に出るが、途上で不思議な男と出会い…。エンタメ要素や話の牽引力よりは、諸々の背景説明に力が入っているようで、そう長い話ではないがなかなか進まなかった。とりあえず勉強にはなる。ただラスト、はあそういうところに繋がっていたのか、とか、八王子ってそうだったのか、とか、まあ面白いオチにはなっていた。ひょっとしてこのトリオものはシリーズ化するのだろうか?まあそれもよし。★★★★
が「ナイス!」と言っています。

2024年12月の感想・レビュー一覧
9

アリーマ
荻窪育ちで実家は西荻にも近かったので、なんだか懐かしいな、と手に取った。著者は西荻に長く住んでいる人らしくて、日々彼がウロウロしている食堂、レストラン、喫茶店やバー、飲み屋さんなどを濃やかに描写した記事を集めたもの。考えてみれば、もう20年以上ほとんど行っていない街。伝わってくる匂いは同じなのだが、知っている店はほんの数店。それでも何故かとても懐かしかった。最近ずいぶん小洒落た流行りものの街になっているというけど、久しぶりにまた行ってみたいナ、と思った。★★★★
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アリーマ
『光秀の定理』の新九郎と愚息が再登場。信長に武田と毛利の資金力を探る密偵を申しつけられた光秀が、この二人と共に湯の奥金山と石見銀山を探る旅に出るが、途上で不思議な男と出会い…。エンタメ要素や話の牽引力よりは、諸々の背景説明に力が入っているようで、そう長い話ではないがなかなか進まなかった。とりあえず勉強にはなる。ただラスト、はあそういうところに繋がっていたのか、とか、八王子ってそうだったのか、とか、まあ面白いオチにはなっていた。ひょっとしてこのトリオものはシリーズ化するのだろうか?まあそれもよし。★★★★
が「ナイス!」と言っています。
アリーマ
前情報なしで読んだらボクシングの話だった。二人の新人ボクサーが勝ったり負けたり挫折したりしながら、それぞれのキャリアを進んでいく。圧倒的に強いわけではなく、さまざまなハンディと戦い、辛い現実と折り合いながら、ひたすら辛いトレーニングと向き合う二人。決して美しくなく、汗臭く生臭く、スポ根というよりはむしろ非常に重い話だったが、読後感はとても良かった。★★★★★
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アリーマ
タイトル通りの本。東京外大編纂。ここで専攻できる言語のみを網羅している。各言語7ページで、各言語どんな成立過程を経て、どういう感じの言語かが、ごくごくざっくりまとめられている。深くはないがさわりの部分は俯瞰できる。一つの言語をやろうとする時、根幹的にこれはどういう言語かを提示する学習書が意外とないので、こういう俯瞰した本の存在意義はあると思う。例えば初歩学習中の中国語とか文法構造を俯瞰した内容が参考になった。ただせっかく専門家が書くのだから、もう少し学術的な背景を突っ込んで欲しかったかなあとも。★★★★
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アリーマ
バンクシーをはじめとして、グラフィティという、街の落書きがある種のアートとして独自の世界を持っているのは聞いていたが、なるほどこうなっているのか、とまずは爺婆世代らしくお勉強させてもらった。読ませる文章で、よくわからないなりに熱量のある風景がよく見えて面白く読んだ。しかしこういうの、警察に捕まったりしないもんなのかね?★★★★
mippo
2024/12/19 20:55

さそうそう、まずはお勉強でしたね。今朝も「落書き被害」ニュース見て、また思い出してました。是非はともかく、そこに宿る息吹きは感じられて良かったです。

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アリーマ
爆走一気読みバイオレンスアクション巨編!タイトルが地味すぎるわ長いわで、もうちょっとでパスしかけたが、踏みとどまってよかった!世界各地でみっちり特殊訓練を受けた元警察官。過去の事故で恐怖を感じる脳の動きが止まった歩くリーサルウェポンのような男は、ロシア・マフィアに追われて逃亡生活中。だがひょんなことで呼び戻され、失踪したかつての上司の娘の跡を追う。そこに現れる巨悪と陰謀が…!派手な銃撃戦、血塗れの死闘。こういう話が好きならタマラン話。続編刊行済みとのことなので、翻訳を首を長くして待ってます!★★★★★
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アリーマ
インドの全国各地を周り、ありとあらゆる台所を見せてもらってレポートする、という破天荒企画。ストリートの貧しい物売りの台所から、大都市の大富豪の豪華キッチンまで網羅する中で、インド各地の様々な風景が浮かんできてとても楽しい。既刊の各地料理話で、もうこういう話は出尽くしたろうな、と思ったのだが、今回もそこに劣らない。作者の執念みたいなものが何よりすごい。こういう話を読むたびに、一度くらいインドに行ってみたいとしみじみ思う。★★★★★
パトラッシュ
2024/12/19 17:47

インドに行く際は強力かつ大量の胃腸薬持参は必須ですから。

アリーマ
2024/12/19 18:28

あ、昔中東長かったんで、どうせなんか当たるのはわかってます。あと胃腸薬で誤魔化すのは危険。医者を呼ばないと。

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アリーマ
前のエッセイが抜群に面白かったので、こちらも読んでみた。ロシアの詩に傾倒している人なので、随所に織り交ぜられた詩が沁みた。海外での奮闘記から私的な雑感になって、話は多少地味にはなったが、その分含蓄の深い話がいろいろ。少しずつ楽しんで読んだ。★★★★
が「ナイス!」と言っています。
アリーマ
アイルランドのあるところで地道に実直に暮らす男が、ある日とある女子収容所でおきている、不可解な虐待に気づく。それは公然の秘密のようであり、何か触れてはいけないところでもあるようなのだが…という話。非常に短いストーリーが、男の地味な周辺の生活風景を塗り重ねながら描かれて行く。淡々としながらも不穏さを湛えた情景が、リアルに脳内に浮かんだ。読後の重みが意外なほど深く重く、読み応えのある中編だった。★★★★★
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/09/02(4507日経過)
記録初日
2014/02/15(3976日経過)
読んだ本
1162冊(1日平均0.29冊)
読んだページ
315834ページ(1日平均79ページ)
感想・レビュー
773件(投稿率66.5%)
本棚
2棚
性別
年齢
61歳
血液型
A型
職業
専門職
現住所
神奈川県
自己紹介

日々標高の上がる積読山が怖いです。

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