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2024年5月の読書メーターまとめ

アリーマ
読んだ本
14
読んだページ
4162ページ
感想・レビュー
10
ナイス
229ナイス

2024年5月に読んだ本
14

2024年5月のお気に入り登録
1

  • チャッピー

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

アリーマ
前作との絡みが最初今ひとつ思い出せず、思い出すのに最初多少苦労した。やはりこういうのは、前作の概要をつけてほしい。それは置いても、とても良い話だった。前作が若者の恋に主眼が置かれていた一方で、本作は大人たちの様々な生き方や想いを丁寧に捉えて、様々な情景がじんわり胸に沁みる。編集者の植木の大見得に「惚れてまうわ」と思うワタシは、やっぱり昭和なオンナなのかね?(笑)とても美しい虚構の物語なのだが、むず痒さの一歩手前で抑え切って嘘くさくならない、その手腕はお見事。一気に読み切って爽やかな余韻に浸った。★★★★★
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
10

アリーマ
世界中のスパイスとカレーを求めて、ありとあらゆるところに旅をする著者。まずはこの情熱の熱量に圧倒される。こまかい話はわからない部分も多いのだが、さまざまな国のカレーの定義やスパイスの使い方、バリエーションなど、とても興味深く読んだ。写真もわかりやすい。良い本だった。★★★★★
が「ナイス!」と言っています。
アリーマ
オノマトペを巡る言語的考察。話が全体に冗長で、こだわりの強い学者さんがひたすら重箱の隅をほじくり回すような内容だった。★★
が「ナイス!」と言っています。
アリーマ
古代エジプトが舞台のミステリー。当時の最高神アモン・ラー神を否定して、アテン神信仰に切り替えようとしたイクナトン王の没後の話で、背景がなかなか面白い。話も破綻なくなかなか面白く読んだのだが、アテンの正体については初めて聞く解釈。エジプト考古学の専門家たちはどう捉えるのだろうか、と気になった。そこまで凶々しい存在と捉えていいものなのだろうか?そこだけ引っかかる。★★★★
が「ナイス!」と言っています。
アリーマ
高知能のミズダコ、マーセラスが、ひょんなことから高齢の老齢の掃除婦と心を通わせて奇跡を起こしていく話。早くに息子を失った傷が癒ぬまま人生を過ごし、夫に先立たれた今、淡々とただ丁寧に几帳面に日々を過ごす老女。ひょんなことでこの水族館で働き始めた落ちこぼれの若者。この二人を繋ぐ絆が、マーセラスの不思議な働きで浮かび上がってくる。淡々と飄々とした語り口だが奇想天外でもある楽しい話。ちょっとハラハラするシーンもあって、600ページ近くを全くダレずに楽しんで読んだ。当分蛸食えんな(笑)。今年のベスト候補。★★★★★
ナミのママ
2024/05/20 06:20

年末に読みましたがお正月の酢だこ、思わず箸が止まりました😅…あたたかい作品でしたね。

アリーマ
2024/05/20 13:15

ね〜、ついつい(笑) よいお話でした。

が「ナイス!」と言っています。
アリーマ
『俺、つしま』の新巻を本屋で見つけて、じんわりと喜びに浸っていたら隣にあった。勢いで買った。ダメンズにつかまっている冴えないOLが、謎のホームレスおじさんと出会い、ついでに喋る猫モンちゃんとも出会い、宇宙から来た謎の猫の力を借りてマルチを立ち上げて…という、シュールでよくワケワカラン話が絶妙のユルユル加減で右斜め上に展開。俺、つしまと違って一応ストーリーがあるので、いろいろ沁みてくるところが違ってこれも大変楽しく、即買いが報われた。つしまファンは是非。★★★★★
が「ナイス!」と言っています。
アリーマ
つしまさんが帰ってきた!本屋で見て思わず「おおおおお!」と歓喜の声をあげてしまったワタシ。完結してしまってかなりロスだったので嬉しい。毎度お馴染みなあの感じがタラタラと流れていく、このユルい感じがたまらない。これでまだしばらく続いていくと思うと日々の楽しみが増えた。★★★★★
が「ナイス!」と言っています。
アリーマ
半グレ、ヤクザ、ホストが三つ巴で若い女性を食い物にしていく話から一転、如何にもありそうな広告代理店の暗躍まで、現代の裏社会に本当にありそうな話をリアルに描く。エンタメ性も牽引力も充分なのだが、なんか達者すぎて熱が薄か底がやや浅い感じではあった。まあ好みの問題?この人はこんな感じで上手に社会の闇を書いていくのかね、と機龍警察の興奮を思いながらひっそり寂しい、とかいうのはないものねだりなんだろうな。★★★☆
が「ナイス!」と言っています。
アリーマ
前作との絡みが最初今ひとつ思い出せず、思い出すのに最初多少苦労した。やはりこういうのは、前作の概要をつけてほしい。それは置いても、とても良い話だった。前作が若者の恋に主眼が置かれていた一方で、本作は大人たちの様々な生き方や想いを丁寧に捉えて、様々な情景がじんわり胸に沁みる。編集者の植木の大見得に「惚れてまうわ」と思うワタシは、やっぱり昭和なオンナなのかね?(笑)とても美しい虚構の物語なのだが、むず痒さの一歩手前で抑え切って嘘くさくならない、その手腕はお見事。一気に読み切って爽やかな余韻に浸った。★★★★★
が「ナイス!」と言っています。
アリーマ
実は順風満帆とは言い難かった滝沢馬琴の半生を、じわりじわりと市井の風景も重ねながら丁寧に描く。武家に生まれて、幼い頃から仕えた主君に虐待を受け、無為徒食の身からヒステリー持ちの悪妻の家に婿入りし、苦労して戯作家として名をなすまでが、なんだか非常にリアル。行間からにじり上がってくる江戸の街の息遣いが楽しかった。★★★★
が「ナイス!」と言っています。
アリーマ
最初はなんだこの人までがホームズのパスティーシュか…と思ったが、入れ子構造になった話の表と裏に京都とロンドン。なんかのはずみで京都に来ちゃったホームズのパロディではなく、あたかもフツーにしれっと京都の寺町に最初から存在させてしまうという面白さ。ワトソンの診療所が下鴨というのも味わい深い。京都を知っていると面白さは無限かも?そしてアレレと思うと京都とロンドンは繋がって、どっちが表でどっちが裏か…呆然としていくうちに、完全な森見ワールドが完結。こういう作品をずっと待っていた、と思う。今年ベストかも?★★★★★
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/09/02(4314日経過)
記録初日
2014/02/15(3783日経過)
読んだ本
1096冊(1日平均0.29冊)
読んだページ
297052ページ(1日平均78ページ)
感想・レビュー
739件(投稿率67.4%)
本棚
2棚
性別
年齢
60歳
血液型
A型
職業
専門職
現住所
神奈川県
自己紹介

日々標高の上がる積読山が怖いです。

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