ネタバレ謎が分からず、グイグイと読み進められる小説家ですが、中盤、清宮刑事が心折れスズキタゴサクに陥落してしまう場面は、肝が冷え、背筋が凍りました。 人間の本性とは、正義とはを考えさせられ、辛い気持ちになる場面もありましたが、倖田警察官の仲間らを想う気持ちに心を打たれますし、彼女の想いがエンディングで（明日香に対し）良い形で昇華され、読了は爽やかな気持ちになりました。 類家刑事の存在感も、タゴサク同様光ってました！

ネタバレ本書を読み進める中で、数年前に同じ市内の女生徒が千葉の大学生に監禁されていたという事件を間近に見ていて、監禁された子の未だに続くトラウマとその子が犯人に無期懲役を強く望んでいること思い返しながら読みました。 死んだ父を家の焼却炉で焼くという衝撃の出出しからサリーが過酷なトラウマを乗り越えつつ、多くの友人を得つつ成長していく物語はグイグイ引き込まれます。マークがビーターなのかなぁと途中思いながら、極めて利己的な悪は遺伝して欲しくないねと願いつつ、最後やはり現実はそうだろうと考えさせられる話でした。

ネタバレ謎が分からず、グイグイと読み進められる小説家ですが、中盤、清宮刑事が心折れスズキタゴサクに陥落してしまう場面は、肝が冷え、背筋が凍りました。 人間の本性とは、正義とはを考えさせられ、辛い気持ちになる場面もありましたが、倖田警察官の仲間らを想う気持ちに心を打たれますし、彼女の想いがエンディングで（明日香に対し）良い形で昇華され、読了は爽やかな気持ちになりました。 類家刑事の存在感も、タゴサク同様光ってました！