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2023年12月の読書メーターまとめ

寝落ち6段
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感想・レビュー
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ナイス
313ナイス

2023年12月に読んだ本
19

2023年12月のお気に入り登録
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  • さゆ

2023年12月のお気に入られ登録
2

  • ムッネニーク
  • さゆ

2023年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

寝落ち6段
家族の愛とは、何だろうか。登場する老富豪・ジェファースンは、妻と実の娘と息子を事故で亡くし、自らも車椅子生活を余儀なくされた。生存する家族は、自らと血の繋がらない息子の嫁とその幼い連れ子、娘の婿だけだ。赤の他人と家族生活をする老富豪の歪な家族観、殺人事件に巻き込まれながらも夫の無実と名誉を重んじる妻、遠い親戚、若い恋人たち、様々な夫婦像や家族像、恋人像が入り混じる。家族とは、何だろうか。色々なそれぞれの視点で語る中で、独身のミス・マープルも語る。家族とは血の繋がりなのか。
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2023年12月にナイスが最も多かったつぶやき

寝落ち6段

2023年11月の読書メーター 読んだ本の数:11冊 読んだページ数:4359ページ ナイス数:244ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/263421/summary/monthly/2023/11

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2023年12月の感想・レビュー一覧
19

寝落ち6段
ネタバレサウンドマンの敗北は、必至だった。それは、自分の目的の為に、関係ない者を巻き込んで、命を奪ったからだ。ドット・ハーンの背景はわからないが、助けてーの断末魔があった。先祖の土地を買い戻そうという心意気はよい。だが、それをやっては、先祖の土地を奪った連中と同じことをしているのではないか。姉もそのような死に様に、誇りを覚えることは無いだろう。
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寝落ち6段
ネタバレ愛馬・シルバー・バレットの手綱を握り、54着で入ったDIO。ボロボロの愛馬を気遣ってか、鞍を外し、自分で持っての到着を果たした。それでも、見据えているのは遥かに先のような、力強い眼光。とんでもない身勝手な男だが、コマ数をたくさん使って、その野望を描く。絶対にニューヨーク市長は、足掛かりに過ぎない。DIOならもっと上、大統領の地位を狙っているに違いない。だからこそ、他者を利用してのし上がろうとするえげつなさがDIOなんだと感心する。
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寝落ち6段
マウンテン・ティムは、自分の信じる正義のために死んだ。それは、自分が納得した、未来につながるという確信をもって死んだ。敵役であるブラックモアも、自分の信じる正義のために死んだ。自らの罰も含めて、納得して死んだ。正義は多面性と多様性がある。中には、命と正義を天秤に掛けることもなく正義を選ぶ人間もいる。ジャイロは自分の信じる正義の為にレースを闘い、ルーシーも自分の信じる正義を守るために決意した。
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寝落ち6段
ジェリー・ウォレスの『Mandom』をモチーフに登場したガンマン・リンゴォ。自らの生長のために、決闘を望む。スタンドを利用して、相手の殺意を自分に向けさせる。自分を殺そうという相手に、全力で立ち向かうことで、自らの存在意義を見出そうとする。作中では、まだ決闘が合法であるが、そのうち、その考えも時代遅れになるのではないかとリンゴォは考えている。それでも、もう彼にはそれしか残されていないのではないか。大統領に刺客として認められたことに、死に場所を求めたのではないか。哀れだけど、男の世界に共感してしまう。
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寝落ち6段
ジョジョは、受け継ぐ形で物語を描いてきた。それは、血統であったり、思いであったり、それを受け継いだ仲間たちが、己の欲望で無辜の人々を巻き込む邪悪を倒す物語だった。ジャイロは、伝統や使命を受け継いできたし、ジョニィに回転を伝える者である。それに対して、ジョニィやDIOは、負からのスタート。受け継ぐのではなく、自分で手に入れなければならない「飢えた者」。ジャイロは、ケガをしていればDIOやガウチョの心配をする。何かを奪い合うならば、甘っちょろいのかもしれない。
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寝落ち6段
DIOの過去。第1部でもそうだったが、社会構造の最底辺に生まれ、屑の見本市のような父親や大人たちに囲まれ、そして何よりも母を愛していた。そのハングリー精神が、DIOの魅力だと思っている。敵としても、頂点を目指すために手段を選ばない、凶悪で、自己中心的で、尊大で、小物で、臆病で、警戒心が強くて、社会を恨んで。それでいて、努力家で、機転が利いて。
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寝落ち6段
週刊連載から月刊連載になったので、1話が長くなった。「聖人の遺体」という謎の話が出てきた。これの捜索こそがレースのスポンサーである大統領の目的だった。聖人とは死して奇跡を起こす者だという。当時は、まじで何だそりゃと思って読んでいたと思う。ジョニィが少しずつ前を向いて、成長しているこのもわかる。
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寝落ち6段
これまでのスタンドは、「stand by me」「傍に立つ者」という意味だった。今回は、マウンテン・ティムが「立ち向かう者」と表現している。開拓者精神とか、ティムの態度とか、ジャイロの過去とか、ジョニィの現状とか、それが今作の主題なのだろうかなと思う。敵役のオエコモバに渾身の力で鉄球をぶつけるジャイロが、かっこいい。技術云々ではなく、無慈悲なテロリストへの怒りの追撃がいい。
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寝落ち6段
レース中、何が目的かわからないが襲ってくる敵。単純な技術で襲ってくるものもいれば、謎の能力で襲撃するものもいる。ここから一気にスタンドバトルの様相を呈していくのだが、今までと違うのはハードボイルドさだと思う。すごくドライで、かっこよさがある。もう一つ好きなのは、順位表。リアルタイムで読んでいた高校生時代。ジョジョは洋楽が元ネタと知っていたので、順位表に出てくる名前にも絶対元ネタがあると思い、地元のCDショップを巡った。あれから、本当に古めの洋楽を聴くのが好きになった。第7部は個人的に青春の漫画だ。
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寝落ち6段
スリリングなレース。スタンドらしきものがちらほらと現れてきて、バトルへの展開がひしひしと感じられる。15,000mという、超長距離戦。走破タイムが、18分07秒。今年の中山大障害4,100mの1着が大体4分38秒なので、仮に馬の体力が凄まじくあるとしても、すごいタイムだなと思った。正式な騎手の技か、運のやつか、なぜか自分の足で走っているやつか、バックボーン不明の謎のやつか。「サンタアナが吹いているぞ!」とか、こういう過去のセルフオマージュが、個人的に大好き。
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寝落ち6段
第6部で世界が何周かした世界。舞台はアメリカ、機械による近代化が達成された時代。逆を言えば、開拓精神が失われてしまう可能性があった時代。乗馬による北米大陸横断レースが開催される。「真の『失敗』とはッ!開拓の心を忘れ!困難に挑戦する事に無縁のところにいる者たちの事をいうのだッ!」どの部でも同じニュアンスの言葉が出てくる。登場人物に嘗てのキャラクターに似ている人物が出てくるのも、何周かした世界を表しているのだろう。自業自得で地に堕ちたジョニィ、謎の鉄球使いジャイロ、初見のときのワクワクを思い出す。
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寝落ち6段
我々が知っている歴史は、歴史の断片を繋ぎ合わせ、空白部分をより接続性のある仮説で埋めているものだ。だからこそ、見る人によって姿を変えるとんでもない代物である。時には、ひっくり返ることすらある。それが、歴史なのだと思う。当時の人々だって、それぞれの立場で歴史的事象に対して違う接触をしている。後年の我々だって、全くそうだ。歴史は、その人の見方で解釈が変わる多様性のあるものだと思う。だからこそ、歴史への多くの見方を学ぶことで、今の社会を多面的多角的に捉える力をつけられる有用性を歴史学は有していると私は思う。
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寝落ち6段
家族の愛とは、何だろうか。登場する老富豪・ジェファースンは、妻と実の娘と息子を事故で亡くし、自らも車椅子生活を余儀なくされた。生存する家族は、自らと血の繋がらない息子の嫁とその幼い連れ子、娘の婿だけだ。赤の他人と家族生活をする老富豪の歪な家族観、殺人事件に巻き込まれながらも夫の無実と名誉を重んじる妻、遠い親戚、若い恋人たち、様々な夫婦像や家族像、恋人像が入り混じる。家族とは、何だろうか。色々なそれぞれの視点で語る中で、独身のミス・マープルも語る。家族とは血の繋がりなのか。
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寝落ち6段
普段あまりにも、使い慣れすぎて、その謎にすら気付けない漢語。漢字だけで構成された熟語である漢語は、その字面を見れば、その意味を何となく類推することができる我々の文化の賜物であると思う。だが、漢字の本家本元の中国と漢字を外来語として日本語に落とし込んできた日本で、それぞれ違う進歩を遂げた。時には輸入し、逆輸入し、文化は文化の影響を受け合っている、融和していくものなのだと感じた。先人の知恵の詰まった漢語。不必要な表現は廃れ、新しい漢語が生まれる。私たちは、そういう文化に生かされているのだと自覚する本。
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寝落ち6段
隋唐に倣った国を整備するために、税(物品や労働力)が必要になった。公地公民の考えを基に墾田永年私財法などを発布し、効率的に管理する手立てとして、官吏を置いた地域を荘園とした。時代を経ると、荘園が財産とみなされ、昇進の為に開墾させ権力者に寄進したり、御恩として配下に与えたりされるようになる。ところが、応仁の乱後、中央が無権力化したことで、荘園という制度が保てなくなる。そうすると、元荘園はそれぞれ惣村となり、自治意識が高まった。荘園の興亡は、権力者の闘争物語であると同時に、民衆の民主自立の物語だった。
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寝落ち6段
DIOの呪縛に囚われる部下たち。という、ホル・ホースはまだありにしても、ケニーGやマライアやダービーなど、いろいろな敵役たちが出てくるのが、よい。そして、花京院の死は無駄ではなかった。なんか、それだけでも十分よかったなあと、そう感じた。
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寝落ち6段
邪悪というのは真に、このような奴を言うのだろう。自分の為に、無関係の他者を利用する。それにしても、ホル・ホースとボインゴが、花京院の最期のエペラルド・スプラッシュを見ていたという、なんかよい解釈だなと思った。
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寝落ち6段
スピンオフ作品。本家のテイストを失わないように仕上げているのが好感を持てる。ファンの為に描かれたもので、敵の能力が「過去を現在に再現する」というもので、ストーリーの中に、「お、あの場面だ」と嬉しくさせる。ホル・ホースも3部では敵側で、「ジャスティス」のホテルで仲間になるかなーと思わせたり、再登場でコミカルに襲ってきたりと、記憶に残るキャラクター。遂にスピンオフ作品で、主役を張り、ジョジョと手を組むとは。
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寝落ち6段
英国植民地として発足したオーストラリア。アメリカの独立を見て、本国であるイギリスとどのような距離感で関係するのかを模索する。オーストラリアに直接関係のないイギリスの戦争に派兵するのはなぜ、WWⅡで日本が空爆を仕掛けても守れる構造にないのはなぜ。オーストラリアが、自らを独立した国であると自覚するまでを描く。その中で発生する「白豪主義」についても、外交や情勢などを勘案し、捉えなおしている点もよい。欲張るが、移民や外交に多くの筆を執っているが、豪州を形作ってきた先住民や自然への政策についても書いて欲しかった。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/09/16(4403日経過)
記録初日
2012/04/02(4570日経過)
読んだ本
1636冊(1日平均0.36冊)
読んだページ
466904ページ(1日平均102ページ)
感想・レビュー
1577件(投稿率96.4%)
本棚
55棚
性別
年齢
37歳
現住所
愛知県
自己紹介

 ナイスやお気に入り、ありがとうございます。

 小4の頃に出会った「ファーブル昆虫記」
 連日、学校の図書室に通った。これが私の読書歴の原点。
 中学生の頃は、江戸川乱歩や横溝正史、アガサ・クリスティーといったミステリーを読み耽った。
 高校生では、滝沢馬琴「南総里見八犬伝」で古典の力を思い知った。
 大学生では、ロマン・ローランや島崎藤村、トルストイ等に触れた。
 社会人になって、ジャンルを問わず手に取るようになった。

 読書は、楽しい。

 読書メーターは、地域、年齢、職業問わず、多くの人の多くの感想を拝見でき、時には驚き、感銘することのできる場だと思います。大変楽しいし、為になります。
 感想は極力書くことにしています。255字制限を守って、書くことにしています。とりとめのないものです。

 これからも続けていき、多くの世界を知り、自分の世界を豊かなものにしていきたい。そして、誰か一人でも読書の良さに触れてくれるようになればとも思います。

「人生で影響を受けた本100冊」というイベントに参加中
https://bookmeter.com/events/7335
私自身の「人生で影響を受けた本100冊」をまとめようと思います。
https://bookmeter.com/users/263421/bookcases/11547506?sort=book_count&order=desc
 まだ未登録の本があったり、幼少期の本もあったりするので、蔵書をまとめつつ、本棚に登録していこうと思っています。
シリーズ物は初巻のみの登録です。

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