読書メーター KADOKAWA Group

2024年5月の読書メーターまとめ

寝落ち6段
読んだ本
13
読んだページ
2659ページ
感想・レビュー
13
ナイス
277ナイス

2024年5月に読んだ本
13

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

寝落ち6段
ネタバレただただ気持ちの悪い話であった。どちらも言い訳がましく、自己正当化し、相手や他者へ責任のなすりつけ、自分が相手より上位だという思い込み。どちらも自分の気持ち悪さを、他者のエピソードを交えることで薄めようとしている浅ましさ。ただ、書簡ではなく、インターネットを舞台にすることは、その匿名性により本当に相手が自分の思っている相手ではない可能性も考えうる。本人だと確証もないのに、読者は本人同士だと無条件に考えてしまっているのではないか。そう考えると、この話は気持ち悪いものから、悍ましいもの見えてしまう。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月にナイスが最も多かったつぶやき

寝落ち6段

2024年4月の読書メーター 読んだ本の数:16冊 読んだページ数:3570ページ ナイス数:238ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/263421/summary/monthly/2024/4

が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
13

寝落ち6段
発達障害という言葉が広がり、自分や子供の生きづらさの理由をそこに求めることが多くなったと思う。ただ、発達障害の範囲については、日々医学界でもかなり変動がある。新しい見方も出てきて、昨日と診断名が変わることもある。範囲に達しないけれども、近い状態であるグレーゾーンが存在する。診断が下れば対応もされるが、グレーゾーンに助けはなかなか向かない。正直、助けるリソースが社会にも、個人にも余力がないと思う。大切なのは、それらが特性だということ。完全なる理解や補助は不可能でも、特性だと理解することなら誰でもできる。
が「ナイス!」と言っています。
寝落ち6段
ネタバレただただ気持ちの悪い話であった。どちらも言い訳がましく、自己正当化し、相手や他者へ責任のなすりつけ、自分が相手より上位だという思い込み。どちらも自分の気持ち悪さを、他者のエピソードを交えることで薄めようとしている浅ましさ。ただ、書簡ではなく、インターネットを舞台にすることは、その匿名性により本当に相手が自分の思っている相手ではない可能性も考えうる。本人だと確証もないのに、読者は本人同士だと無条件に考えてしまっているのではないか。そう考えると、この話は気持ち悪いものから、悍ましいもの見えてしまう。
が「ナイス!」と言っています。
寝落ち6段
なぜ怖いと感じるのかというと、自分の理解の範疇を超えているからなのだと思う。特に、日常生活からかけ離れた、まさかそんなことがある訳がないと思い込んでいることこそ怖い。日常の中の異質には、そういう防衛本能が湧くのだろう。だが、怖い対象を理解できれば、理解の範疇に収まるので、怖くなくなってしまう。この物語は、理解の物語なのだろう。解説の宮部氏の言う通り、怪異をほかの言葉に置き換えればよくわかる。理解しようという姿勢こそが、怖さを乗り越える強い力なのだろう。
が「ナイス!」と言っています。
寝落ち6段
新渡戸の言う武士道の範疇は、あくまでも江戸時代から。江戸時代がどのような武士たちの思想によって支配されていたかを分析したものであると思う。武士道は、長き泰平の江戸時代に、朱子学などによって体系化されたものである。武士はこうあるべきというものを、実際に実践できていた武士はどれほどいただろう。武士の理想の思想構造をよく解説しているだろうが、飽く迄も日本人の武士に限ったことである。日本人全体の思想構造ではない。だが、この文章が、日本人全体に与えた影響は大きいのだろう。寧ろ、この本に思想を寄せた者も多かろう。
が「ナイス!」と言っています。
寝落ち6段
ネタバレ「89年、ジャパンカップ。躍り出ろ、お前を知らない者たちの隙をついて躍り出ろ。世界を変えるのに3分もいらない。ワールドレコード、2分22秒2という事件」(JRAのCMから、これがめちゃくちゃかっこいい)伏兵も伏兵、9番人気の激走。怪物オグリキャップの末脚に負けない、最後の直線の粘り。全体がものすごく速いペースで進み、体力が尽きた先頭が下がる中、終始、自分を見つめていた者が勝った。ニュージーランドG1を勝っても評価されなかった事実を、キャラクターの過去に落とし込んでいて、とても満足あるレースシーンだった。
が「ナイス!」と言っています。
寝落ち6段
89年マイルチャンピオンシップ。最後の直線、バンブーメモリーが先頭に躍り出るも、内側からオグリキャップが追い迫る。ぐんと、バンブーが抜けたかと思ったら、オグリが最後の根性を見せる。一騎打ち。実際のレースもめちゃくちゃ面白い。バンブーのキャラが爽やかでよい。オグリ二度目のジャパンカップ。本当に海外勢が豪華絢爛。今では、賞金が上がったものの、他国のレース日程もあり、大物が来てくれない。こんなジャパンカップを見たいものだ。そんなJCは、この時まで、日本勢はカツラギエースとシンボリルドルフしか勝っていない。
が「ナイス!」と言っています。
寝落ち6段
「私の夢は、バンブーメモリーです」夢を鉢巻きに乗せて、その夢にまっすぐで好印象。夢には、あれこれ考えずに、真っ向勝負してみたい。どうしても、否定する材料を探してしまいがち。素直に夢を語れるというのは、どんなに清々しい事か。それにしても、オグリキャップのローテーションはおかしい。舞台は、89年、マイルチャンピオンシップ。これも伝説のデッドヒート。オグリって伝説のレースばかりだなと思う。それだけ、とんでもない名馬が揃っていた時代だったんだなあ。
が「ナイス!」と言っています。
寝落ち6段
89年、天皇賞(秋)。スーパークリークが、武豊の服を噛んで引っ張ったという、伝説の始まりを再現。ステイヤーが、そのスタミナを武器にしてミドルレンジを掌握する。天皇を冠する栄誉あるレース。誰もがもてる全身全霊で挑む。それぞれのドラマがあり、やっぱりそれがレースの面白さだと思う。こんな化物たちの中で、常に1,2着を争うのがオグリキャップ。
が「ナイス!」と言っています。
寝落ち6段
G2、毎日王冠。多くの名場面を作ってきたレース。89年の時は、どうしてもイナリワンvsオグリキャップに目がいってしまう。今回は、メジロアルダンの視点で新しい見方をすることができた。G1こそ獲ることはできなかったものの、名レースに必ずいる名馬。果てしない努力を超えてくる怪物の恐ろしさを体験できた。同日に行われる京都大賞典。圧巻の勝ち方を見せるスーパークリーク。この先を知っているだけに、とても不気味な存在だ。巻末のフジマサマーチの話がよかった。地方には地方の物語がある。
が「ナイス!」と言っています。
寝落ち6段
強者が去れば、新しい強者がやってくる。地方競馬の大井からイナリワンが中央に乗り込む。ちゃきちゃきの江戸っ子で、気風がよく、熱い魂のウマ娘。まさにG1荒らし。天皇賞(春)は圧巻、宝塚はカットされたが強い勝ち方。この頃は、レースのローテーションが今と比べると結構ハード。例に漏れず、オグリも怪我休養。その復帰戦が、スーパーG2毎日王冠。G1マイルチャンピオンシップ、天皇賞(秋)などを見据えるため、いろんな距離の一線級が集結する。実況も熱くなる。関係ないけど、今日は新潟大賞典で大当たりしたので気分がいい。
が「ナイス!」と言っています。
寝落ち6段
88年、有馬記念。中山2500m、約2分40秒のレース。一巻丸ごと使って描かれた、時代の分かれ目。地方からやってきた灰被りが、中央を制した成り上がりの物語。対するは、2代目白い稲妻。病室の男性は、父シービークロスなのか、もし牧場が倒産を免れたらを暗喩しているのか。芦毛の馬は走らないと、人は言っていた。時代は、芦毛がバトンタッチしていく時代になる。当時のバブル、地方からの上京、オグリキャップに対する期待もすごかったんだろうなあ。
が「ナイス!」と言っています。
寝落ち6段
ジャパンカップの決着。負傷したトニビアンカ(トニービン)は、日本にとどまる。そして、多くの名馬を生む。レースも然ることながら、勝負はその瞬間の力も大いに関係があるけれど、それまでの準備が大きいな意味をもつ。遂に、有馬記念に向かうオグリ。G1レースで勝ちきれない理由を探す。ライバルが塩を送り合うのが、爽やかでいい。最大のライバル・タマモクロスのラストラン宣言。こんな有馬記念を予想するだけで楽しい。結果を知ってしまっているのが、残念だ。実際に当時の熱量を感じたいと切に願う。そんな社会はバブル期の絶頂。
が「ナイス!」と言っています。
寝落ち6段
80、90年代のジャパンカップを経験してみたかった。超高額賞金で、海外のトップクラスが来日する。トニビアンカ(トニービン)なんて、凱旋門賞制覇、日本にお披露目に来て、日本の血統を塗り替えた一頭。このレースは、オベイユアマスター(ペイザバトラー)という伏兵のレース。天皇賞春秋制覇のタマモクロス、怪物オグリキャップという二本柱で戦う日本。実際は、2分20数秒のレースなのに、引き伸ばしても熱く、力が入る。なぜか日本の芝と相性のいいオベイユアマスターの性格を、伏兵の恐ろしさを上手に描いている。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/09/16(4303日経過)
記録初日
2012/04/02(4470日経過)
読んだ本
1603冊(1日平均0.36冊)
読んだページ
454137ページ(1日平均101ページ)
感想・レビュー
1544件(投稿率96.3%)
本棚
55棚
性別
年齢
36歳
現住所
愛知県
自己紹介

 ナイスやお気に入り、ありがとうございます。

 小4の頃に出会った「ファーブル昆虫記」
 連日、学校の図書室に通った。これが私の読書歴の原点。
 中学生の頃は、江戸川乱歩や横溝正史、アガサ・クリスティーといったミステリーを読み耽った。
 高校生では、滝沢馬琴「南総里見八犬伝」で古典の力を思い知った。
 大学生では、ロマン・ローランや島崎藤村、トルストイ等に触れた。
 社会人になって、ジャンルを問わず手に取るようになった。

 読書は、楽しい。

 読書メーターは、地域、年齢、職業問わず、多くの人の多くの感想を拝見でき、時には驚き、感銘することのできる場だと思います。大変楽しいし、為になります。
 感想は極力書くことにしています。255字制限を守って、書くことにしています。とりとめのないものです。

 これからも続けていき、多くの世界を知り、自分の世界を豊かなものにしていきたい。そして、誰か一人でも読書の良さに触れてくれるようになればとも思います。

「人生で影響を受けた本100冊」というイベントに参加中
https://bookmeter.com/events/7335
私自身の「人生で影響を受けた本100冊」をまとめようと思います。
https://bookmeter.com/users/263421/bookcases/11547506?sort=book_count&order=desc
 まだ未登録の本があったり、幼少期の本もあったりするので、蔵書をまとめつつ、本棚に登録していこうと思っています。
シリーズ物は初巻のみの登録です。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう