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2024年7月の読書メーターまとめ

寝落ち6段
読んだ本
9
読んだページ
2533ページ
感想・レビュー
9
ナイス
206ナイス

2024年7月に読んだ本
9

2024年7月にナイスが最も多かった感想・レビュー

寝落ち6段
人類の偉大な発明は、文字であると思う。音声だけでは一時的にしか伝わらない。文字を残すことで、未来永劫に伝えることができる。本の価値とは、そこにあると思う。価値ある本を読むということは、過去の知識や考えを取り入れるということ。考えや世界観を再構築するということ。人はどうしても、自分の見えている世界が、世界の全部だと思い込んでしまいやすい。そんな驕りを窘めてくれるのが読書だ。そのためには、様々なジャンルの本を読んだ方がいい。だからこそ、読書は楽しい。気楽に、鯱張らずに、いろんな世界観を楽しみたい。
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2024年7月にナイスが最も多かったつぶやき

寝落ち6段

2024年6月の読書メーター 読んだ本の数:12冊 読んだページ数:3980ページ ナイス数:283ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/263421/summary/monthly/2024/6

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2024年7月の感想・レビュー一覧
9

寝落ち6段
社会は経済で成り立っている。富む者も弱い人も救われる正常な社会にするために、正常な経済活動が行われなければならない。それは、平等で公正な活動で、重い規制のない自由なものでなければならない。正常な経済活動をする人間は心中に「公平な観察者」を形成し、正義をなす。そうすれば、自然と「見えざる手」で、社会が良い方向に向かうだろう。そこで生まれる富には、人と人とを繋ぎ、社会全体を押し上げる効果がある。スミスは、そんな社会を思い描いた。これは、スミスの人類に対する愛と希望だったのではないか。社会は未だに至っていない。
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寝落ち6段
生物の移動について特化した内容。魚はどうやって泳いでいるのか、鳥はどうして飛べるのか、なぜ陸上を走ることができるのか。その体の構造が、自然条件に対して非常に科学的に適するように進化している。人類が流体力学を駆使して飛行機を飛ばすよりも、鳥はずっと昔から流体力学で飛んでいる。振り子運動を理解しなくても、体を振って歩いている。地球に遍く棲んでいる生き物が多様な進化を遂げたこと、誰が設計したわけでもないのに進化したこと、まだまだ未知の事柄があること、生き物の不思議とロマンを感じる一冊だった。
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寝落ち6段
春の昼下がり。長閑な雰囲気の中に蛇の毒。淡い寒色の水彩画の中に、鮮烈な赤を一筋塗った禍々しさ。夢なのが現なのか、夢幻とか夢想とかそういうあり得ない産物ではない、無いと思われたものがだんだん形が明瞭になる、本当はそこにあるのに手が届かないと思う、というようなとてもまともに感想を書いてはいけないと思わされた。魔に飲まれたら死ぬ以外に先はないのかもしれない。だけど、そんな幻を見たいと思ってしまう。泉鏡花の幻想的な幻惑的な極致なのかもしれない。漢字の表記も独特で、日本語の自由さも夢幻を表しているのかもしれない。
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寝落ち6段
ネタバレ1年生を軸に、野球は個人技や志向を重視すべきか、チームプレイを優先すべきなのかが描かれている。試合は、勝たなければ先に進めない、トーナメント戦は負ければそこで終わり。仮に負けても得た物があると考えもあるが、勝たなければ得られない物もある。試合の中で、チームプレイを意識するようになった場面がよかった。負けた責任を負う必要はないが、負けた原因を突き詰めなければならない。中村希の個人練習は、良かったと思う。
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寝落ち6段
どちらも未来に向かう、明るい話であるととれる。青春の頃は、いろいろなことに迷う。本当にこれいいのかな、いやこちらの方がいいのか。だから、学ぶのであると思う。時には知識を貯めこみ、いろいろな考え方を知り、いろいろな人を見て、いろいろな思いを吐き出してみる。そういう学びをすることが、若さなのかもしれない。長寿時代になり、若い時だけではなく、これからも学び続けた人だけが、明るい未来を描けるのかもしれない。
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寝落ち6段
虚ろとは、空っぽという意味。中身のないもの。はっきり言って、読んで教訓や知識を得たり、深い考察があったりするわけではない。あるのは、訳のわからない虚脱感。結局、何だったんだろうと、読者の方が思慮を巡らせるのだろうが、多分、書かれている以上のことはないのだろうと思えてしまう。空っぽの箱の中を推察しても仕方がないという感じだ。だが、本当は中身が無くても、もしかしたら有るかもしれないというのが、思索の迷路に入って面白いのかもしれない。わからないというのがとても怖いし、面白い。
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寝落ち6段
人類の偉大な発明は、文字であると思う。音声だけでは一時的にしか伝わらない。文字を残すことで、未来永劫に伝えることができる。本の価値とは、そこにあると思う。価値ある本を読むということは、過去の知識や考えを取り入れるということ。考えや世界観を再構築するということ。人はどうしても、自分の見えている世界が、世界の全部だと思い込んでしまいやすい。そんな驕りを窘めてくれるのが読書だ。そのためには、様々なジャンルの本を読んだ方がいい。だからこそ、読書は楽しい。気楽に、鯱張らずに、いろんな世界観を楽しみたい。
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寝落ち6段
ネタバレ信念を貫き通すことは、難しいが、素晴らしい。信念を貫き通した結果、仮に状況が悪化したとしても、その責任もとるというのが、本物の信念なのだろう。信念を貫くことに、清濁を併せ呑むことは、仕方のない事なのかもしれない。自分が追い落とした織部と、同じ轍を踏んでしまった結果は正しかったのか、それしかなかったのか。幕末に向かう時勢の中で、藩の窮乏はその象徴である。政事とは、誰のためのものなのだろうか。最後の、肩の荷が下りた小四郎の引き際は、寂しいけれど、なぜか爽やかさを覚えてしまう。
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寝落ち6段
唐代の詩聖・杜甫。「国破れて山河在り」で有名であるが、どのような人物で、どのような詩を生み、どのような評価なのかを全く知らなかった。結構真っすぐな人間で、理想を抱き、目の前の家族を大切にする。どこにでもいるという評価もできる人物だった。だからこそ、家族のちょっとした変化や、周囲の自然の動き、町の人々の苦しみに目を向けられたのだと思う。その後の時代に、受け入れられたのも、誰もが持っている感情を揺さぶられる気がしたからなのだろう。海を越えた日本で、多くの人に読まれてきたのも、原始的な心象に搏つからなのだろう。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/09/16(4551日経過)
記録初日
2012/04/02(4718日経過)
読んだ本
1673冊(1日平均0.35冊)
読んだページ
476450ページ(1日平均100ページ)
感想・レビュー
1614件(投稿率96.5%)
本棚
55棚
性別
年齢
37歳
現住所
愛知県
自己紹介

 ナイスやお気に入り、ありがとうございます。

 小4の頃に出会った「ファーブル昆虫記」
 連日、学校の図書室に通った。これが私の読書歴の原点。
 中学生の頃は、江戸川乱歩や横溝正史、アガサ・クリスティーといったミステリーを読み耽った。
 高校生では、滝沢馬琴「南総里見八犬伝」で古典の力を思い知った。
 大学生では、ロマン・ローランや島崎藤村、トルストイ等に触れた。
 社会人になって、ジャンルを問わず手に取るようになった。

 読書は、楽しい。

 読書メーターは、地域、年齢、職業問わず、多くの人の多くの感想を拝見でき、時には驚き、感銘することのできる場だと思います。大変楽しいし、為になります。
 感想は極力書くことにしています。255字制限を守って、書くことにしています。とりとめのないものです。

 これからも続けていき、多くの世界を知り、自分の世界を豊かなものにしていきたい。そして、誰か一人でも読書の良さに触れてくれるようになればとも思います。

「人生で影響を受けた本100冊」というイベントに参加中
https://bookmeter.com/events/7335
私自身の「人生で影響を受けた本100冊」をまとめようと思います。
https://bookmeter.com/users/263421/bookcases/11547506?sort=book_count&order=desc
 まだ未登録の本があったり、幼少期の本もあったりするので、蔵書をまとめつつ、本棚に登録していこうと思っています。
シリーズ物は初巻のみの登録です。

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