読書メーター KADOKAWA Group

2025年2月の読書メーターまとめ

寝落ち6段
読んだ本
5
読んだページ
1655ページ
感想・レビュー
5
ナイス
134ナイス

2025年2月に読んだ本
5

2025年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

寝落ち6段
ネタバレ人は見た目によらない。普段、ふざけている人が真面目な顔を見せたり、明るい人が冷酷な顔を見せたり、人間は誰しもがいくつもの顔を持っている。金田一耕助シリーズには、話が進むうちに、登場人物への評価が二転三転することが多い。個人的には、『湖泥』は濃密な人間関係の山村なのに、村人同士が他の顔に気づくことができていないという、人間関係の希薄さ、権威性、見下しなど、落差があり面白かった。『貸しボート十三号』では青春や友情の尊さ、『堕ちたる天女』では性的嗜好、それぞれの裏側の顔が描かれているのが、面白い。
が「ナイス!」と言っています。

2025年2月にナイスが最も多かったつぶやき

寝落ち6段

2025年1月の読書メーター 読んだ本の数:5冊 読んだページ数:1094ページ ナイス数:124ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/263421/summary/monthly/2025/1 忙しすぎて全然読めない・・・・・

が「ナイス!」と言っています。

2025年2月の感想・レビュー一覧
5

寝落ち6段
怪物を怪物たらしめるものは何だろう。「フランケンシュタイン」の作者・メアリー・シェリーにちなんで、怪物という言葉が溢れる。死に塗れた怪物、異形の女怪物…。しかし、決して、怪物は自分の事を怪物だとは名乗らない。怪物は、他者からの評価、自分自身を怪物だと思ってしまうのも、怪物と言われるから。自分を卑下して、怪物だと思うから。それは、自分を怪物だと酔いしれているのではないか。怪物とは、何だろうか。怪物とは、偏見の賜物ではないだろうか。
が「ナイス!」と言っています。
寝落ち6段
ネタバレ世はヴィトリア朝、メアリー・シェリーが「フランケンシュタイン」を書いてから24年。死体を繋ぎ合わせた人造人間を怪物と呼んだ。普通の人間と違って、傷だらけで、つぎはぎがあって、歪で、まさに異形の怪物。自分たち普通と比べて異形は怖い。自分の普通と比べて、得体が知れないから怖い。自分はみんなと似ているのに、異形は似ていないから、何を考えているのかわからない。怖い、怖い、怖いというのを克服するために、相手を下げて優位に立とうとする。傍から見ると、これほど滑稽なものはない。
が「ナイス!」と言っています。
寝落ち6段
人は、等身大で生きている。どんなに虚勢を張っても、自分の感覚からは逃れられないし、自分を主体として生きていく外ない。人は何かしらと人間とその他の生き物に線引きをし、人間が絶滅しそうな生き物を守らなくては、と宣うことがある。人間はそこまで偉いのか。人間同士で線引きし合う。そこに可哀そうだとか、上から目線が発生する。人間は格別なものではないし、高々一人の人間が格別なわけではない。人は生きて、死ぬという自然の摂理の中で、現実味をもって生きている。本物に触れ、何を感じ、何を考えたかを失ってはいけない。
が「ナイス!」と言っています。
寝落ち6段
人はどうしても線引きをしたがる。線引きをするのはとても効率がいいのだが、人間と人間の差なんて、曖昧で、濃淡があって、果たしてその線引きで正しいのかはわからない。正常と異常、現代的と前時代的、大人と子供…。どれだって簡単に線引きできるものだが、その尺度は何なのだろうか。果たして、現代的は必ずしも前時代的な事物より優れているのか。大人っぽい子供、子どもっぽい大人もいるではないか。そもそも正常って何だろうか。登場人物全員の言葉の端々から、相手を見くびり、見下すような線引きが見えてしまう。
が「ナイス!」と言っています。
寝落ち6段
ネタバレ人は見た目によらない。普段、ふざけている人が真面目な顔を見せたり、明るい人が冷酷な顔を見せたり、人間は誰しもがいくつもの顔を持っている。金田一耕助シリーズには、話が進むうちに、登場人物への評価が二転三転することが多い。個人的には、『湖泥』は濃密な人間関係の山村なのに、村人同士が他の顔に気づくことができていないという、人間関係の希薄さ、権威性、見下しなど、落差があり面白かった。『貸しボート十三号』では青春や友情の尊さ、『堕ちたる天女』では性的嗜好、それぞれの裏側の顔が描かれているのが、面白い。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/09/16(4596日経過)
記録初日
2012/04/02(4763日経過)
読んだ本
1690冊(1日平均0.35冊)
読んだページ
481078ページ(1日平均101ページ)
感想・レビュー
1631件(投稿率96.5%)
本棚
55棚
性別
年齢
37歳
現住所
愛知県
自己紹介

 ナイスやお気に入り、ありがとうございます。

 小4の頃に出会った「ファーブル昆虫記」
 連日、学校の図書室に通った。これが私の読書歴の原点。
 中学生の頃は、江戸川乱歩や横溝正史、アガサ・クリスティーといったミステリーを読み耽った。
 高校生では、滝沢馬琴「南総里見八犬伝」で古典の力を思い知った。
 大学生では、ロマン・ローランや島崎藤村、トルストイ等に触れた。
 社会人になって、ジャンルを問わず手に取るようになった。

 読書は、楽しい。

 読書メーターは、地域、年齢、職業問わず、多くの人の多くの感想を拝見でき、時には驚き、感銘することのできる場だと思います。大変楽しいし、為になります。
 感想は極力書くことにしています。255字制限を守って、書くことにしています。とりとめのないものです。

 これからも続けていき、多くの世界を知り、自分の世界を豊かなものにしていきたい。そして、誰か一人でも読書の良さに触れてくれるようになればとも思います。

「人生で影響を受けた本100冊」というイベントに参加中
https://bookmeter.com/events/7335
私自身の「人生で影響を受けた本100冊」をまとめようと思います。
https://bookmeter.com/users/263421/bookcases/11547506?sort=book_count&order=desc
 まだ未登録の本があったり、幼少期の本もあったりするので、蔵書をまとめつつ、本棚に登録していこうと思っています。
シリーズ物は初巻のみの登録です。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう