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2024年10月の読書メーターまとめ

えも
読んだ本
10
読んだページ
3088ページ
感想・レビュー
10
ナイス
434ナイス

2024年10月に読んだ本
10

2024年10月のお気に入り登録
1

  • 兵士O

2024年10月のお気に入られ登録
1

  • 兵士O

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

えも
北白川の女子寮に暮らすエッセイの名手「キヨ」とは?▼現代に生きる信長が何度も本能寺の変を検証するが!▼しゅららぼんでホルモーな万城目には、やはり京都がよく似合う。ネタが尽きるまで続いてほしい。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
10

えも
名探偵がもてはやされた平成の時代を経て、なぜか20年以上後の今、当時の名探偵がSNSで非難され始めた…という世界のお話▼かつての名探偵と、助手だった50のおばさんが、自分たちが解明した事件をめぐる旅に出る。当時のマスコミという暴力が今ではSNSに変わった。そんなテーマが見え隠れしながら旅は続く▼などと言いつつ、作者と同世代の主人公、鳴ちゃんが可愛いのです。名探偵が大好きで、そんな自分が見えてない。まるで青春のようなピュアな物語にも読める▼そのノスタルジー感が、いかにも桜庭さんらしいね。
が「ナイス!」と言っています。
えも
北白川の女子寮に暮らすエッセイの名手「キヨ」とは?▼現代に生きる信長が何度も本能寺の変を検証するが!▼しゅららぼんでホルモーな万城目には、やはり京都がよく似合う。ネタが尽きるまで続いてほしい。
が「ナイス!」と言っています。
えも
親友との確執から怪我をして陸上をあきらめた高1男子が、入学式当日の駅で、車椅子ユーザーながら強く爽やかな高1女子と出会った!▼クラスや教師を巻き込んで、障害とは?差別とは?と、僕らに語りかけてきます▼と見せかけて、本質は、年甲斐もなく胸がキュンとなる、とてもステキなアオハルの物語なのでした♪
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えも
300人を超える石井さんが集められ、デスゲームが始まった。希死念慮のある石井唯は戸惑いながらゲームに参加し、最後の5人まで残るが…▼不条理なデスゲームの場面と、失踪した石井有一を捜索する場面が交互に展開し、デスゲームの謎がぼんやりと解けていく▼ミステリ仕立てだけど、読者への謎解きを目的としてはいないようで、ラストは唯に救われた思いがしました。
が「ナイス!」と言っています。
えも
今まで偶然に左右されていた異世界転生が意図的にできるようになった!▼島田さんって、優しいサヨクを昔読んだ程度だけど、こんな話を書く人なんだっけ?▼転生技術で利権を得ようとする資産家。戦争目前の現世に絶望し、異世界に亡命する民衆。何度も転生を繰り返し、そのたびに人格が増加して認知症状を引き起こす転生者。転生というキーワードを用いてディストピアを描き、現実世界を皮肉っているようにも読める▼なかなか楽しい読書でしたが、これだけ風呂敷を広げておいてさ、ラストシーンは置いてけぼり感マシマシだよね。
が「ナイス!」と言っています。
えも
完全に半身づつで見た目はアシュラ男爵の結合双生児が主人公。その父も生まれは双子で、最初は兄の体の中に存在していた。その前提自体が直木賞よりも芥川賞寄りだよなあ▼内容は双子の彼女らの相克なんだけど、彼女らの思いを哲学書に託したり、伯父の死を強烈な経験値にしたりと、かなり思考実験をしてると感じますね▼小説として何の結論も出ないのが芥川賞風ですが、ここまで問題提起をしておいて、なんとかしてよ…、と読者としては思っちゃうなあ。
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えも
マチカネと言えばマチカネワニだよなあ、と思い、それだけで借りてみた。でも読み始めてもワニっぽくなく…▼待兼山のふもとの商店街。駅名変更を機に閉店する本屋と喫茶店。その喫茶店で行われる、月1回の「不思議な話」を語る夜会。そんな形で連作短編が始まり、各回の不思議な話はどれも素敵で涙するものばかり▼ところが、この物語の仕掛けはそれだけではなかった▼最後の不思議な話と、その後の顛末が、ノスタルジーにも似た、より一層の感動と涙を誘います。これ好き!▼そうそう、実はマチカネワニも出てきましたよ。
が「ナイス!」と言っています。
えも
幼馴染との関係がこじれてヘコんでいた女子高生が、公園で妙に気になる高齢者を見かけ顔見知りになったが、数日後、彼は孤独死していた。その遺品を譲り受けた女子高生が、彼の人生を調べ始める内に…▼構成が上手い!高齢者の遺品である、彼が描いていた絵本が出てきたところで第2章が全く別の登場人物で始まる。あれっ、短編集?なんて思っていると、次第に高齢者の人生が外堀を埋めるように徐々に描かれ、3章、4章と同様の手法で、その人生が膨らみ始める▼そして最後はもう、滂沱の嵐?でした▼とにかくいい作品です♪
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えも
長屋に住む奇人の本草学者をホームズ役に、その長屋の大家をワトソン役に据え、長屋におこる事件を架空の「虫」の仕業にしながら穏便に解決していく▼かつては病の原因だとされた「虫」を紹介しながら物語を進めていくところは、京極さんらしい。よくこんなの見つけてくるなあと思ってたら、原典は九州国立博物館所蔵とのこと。さすが博覧強記!▼最後はワトソン役が事件を解決して大団円だが、二人とも「病葉」みたいなものだという自己分析が物語の根底に流れていて、それもちょいと虚無的な京極さんらしい。
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えも
ブックデザイナーのお仕事小説▼社内デザイン部門の契約社員をクビになった主人公が、拾った犬を飼っていたためにアパートを追い出されることになり、新進気鋭で変人のブックデザイナーのところで働くことに…▼碧野さん、相変わらずお仕事小説が得意ですね。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/10/03(4434日経過)
記録初日
2011/07/05(4890日経過)
読んだ本
2656冊(1日平均0.54冊)
読んだページ
677301ページ(1日平均138ページ)
感想・レビュー
2656件(投稿率100.0%)
本棚
10棚
性別
年齢
59歳
血液型
A型
現住所
岐阜県
外部サイト
自己紹介

酒を呑むように本を読み、本を読むように酒を呑んでます。
…って、深い意味はなく、語呂だけなんですけどね。グビグビ読んだり、ペラペラ呑んだり、とか。
4割がた日本酒と日本の小説。あとは酒も本も、割と悪食かも。

高校時代からずっと好きなのが、泉鏡花、安部公房、福永武彦。
ざっくりとなら、耽美派で幻想文学好きでミーハーSFファンで純文学好き。

一応理系なので科学の分野にも手を出します。岩波の「科学」と農文協の「のらのら」(28年度で廃刊(T_T))、会員専用の「畜産技術」を定期購読。

最近は…。
平成26年になってハマったのが、梨木香歩と恒川光太郎です。
27年は皆川博子をチェック。図書館にあるのは大体読んだかな? あとは岐阜県の作家に目が行ってました。
28年は、森晶麿やモリミーなんかを集中的に読んでました。
29年は、一番読んだのは、おでん屋の女将に借りた堂場瞬一ですが、ハマったのは津原泰水。気になるのは木下昌輝、畑野智美。森博嗣もわりと読みました。
30年は、千早茜が最も多く、後は早瀬 耕を再読したぐらいで、かなりバラバラと読みましたね。
R1年は、宇佐美まことと澤村伊智を見つけた年。おでん屋女将の今野敏もたくさん読みました。
R2年は、伊予原新と凪良ゆうを見つけ、あと印象が強いのは「三体」だな。
R3年は猫弁シリーズぐらいか。
R4年は、新川 帆立と青山美智子だね。

雑な感想書いてますが、よろしくお願いします。

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