◾️手にとりつつも、戯曲形式であるが故に、何度か挫折しているハムレット。まずはあらすじを把握してから読もう！と読み始めたら、わかりやすい！　面白い。挿絵も美しい。なるほどこれは悲劇すぎる。内容を把握しているうちに、原作も読みたいし、他のシリーズも読みたい。劇場でも見てみたい！

◾️出版当時は、ぬっとあるものだったはずが、今や、ぬっとあったものになっているものもの。初めて見たぬっとあるものは、おそらく世界平和大観音像だった記憶。ぬっとあるものは好きだけれど苦手、でもまた見てしまう。 本文で鎌田東ニ先生が『私にとっての究極の<ぬっとするもの>は宇宙であり、永遠』と書かれていて腑に落ちた。宇宙の果てしなさを考える時の感覚と、ぬっとあるものを見た時の感覚はとても似ている。畏怖と敬いの境界線はある意味で曖昧かもしれない。回る展望台のまとめに大興奮。これも残り少なくなってしまったなぁ。

◾️『ビキニ環礁の核実験成功を祝うケーキ』の写真をネットで見かけて、手に取った。悪趣味すぎるケーキを作った経緯とかを知りたかったけれど、写真だけだったので、残念。この写真気になる！　でも説明がない！というのがちらほら。けれどとても読みやすかったし、カラーのケーキにレトロ感を感じて楽しめた。ケーキの歴史は新石器時代から。ケーキ作りは重労働であり（バターと砂糖を最低1時間混ぜるなど）、風刺画に出てくるコックたちは、筋骨隆々という指摘に、そりゃそうなるよね、という新たな視点を得た。