ネタバレ初望月、葵目線の胸キュンライトミステリーはサクサク読め★★★。第二章の佐織の2人の華道仲間への、葵のヒアリングは何やったん？というツッコミは置いといて、ホームズの常の冷静さと勘の良さといけずぶりは半端ない。付き合うのは確かに少し怖いかも。でも基本優しいしそれでイケメンならこうなるよね。北海道出身の作者がこれだけの京都蘊蓄を文章にするには大変な調査努力が要っただろう。加えて骨董の知識も必要だしこれはシリーズ化するしかない！（てかもうなってる（笑））読みながら京都の街をぶらぶらし、カフェでお茶するのもいいね。

ネタバレ始めの方はあり得ない設定にイマイチかと思ったが、次第に惹かれていき★★★。何と言っても椿山のおじいちゃんが最高。子供の世話にならないために呆けたフリをして施設で暮らし、蓮子の実の親を探し出し、現世で身分を明かした蓮子に代わって地獄に笑いながら落ちる。これだけ他人のことを優先する人はそういない。また孫の陽介も良い子に育っている。おじいちゃんとの男の約束を守り、蓮子のために尽くす。武田親分も子分の行く末を案じ、身分を隠しながら奔走するのも可笑しく素敵。次第に現世に逆送された3人が繋がっていくのも愛嬌。

ネタバレぱっと見借りの図書館本、★★★。東日本大震災で奇跡的に助かった子供達の再会後の事故でのサバイバルを、震災後離れ離れになってからの苦難の歩みを絡めて心中含め詳細に綴る。極限状態になると、過去は楽しくつるんでた友達が実は様々な思いを抱えてたことを次々と告白していく。小学生でも妬みや屈辱、嫉妬など大人と同じような思いを抱えて苦しんでいた。でもそれらを吐き出して彼らは真の友達になれたかもしれない。リーダー格のタクトの投げやりな行動には少しイラッとしたが、慣れない環境で挫折を味わった本人にしか分からないかも。

ネタバレ実際にこんな目に会えば身体がいくつあっても足りない。読みながらこっちまであちこちが痛くなる（笑）。ほぼ一気読みで★★★。奇妙な共同生活は皆それぞれ過去を抱えている。主人公の尾木は障害を持った息子を３歳で亡くし、家族が崩壊した後悔に苛まれ続ける。様々な経過から関わった人を同居させ、いつしか擬似家族になっていたところが別れを切なくさせる。美人局の早希を３泊させ、殺人に関わったことから暴力団との対決に。でも刑事の経験を生かし、また命を惜しまない行動で逮捕された早希を救出する。結末は悲しいが温かみを感じる。

ネタバレ初望月、葵目線の胸キュンライトミステリーはサクサク読め★★★。第二章の佐織の2人の華道仲間への、葵のヒアリングは何やったん？というツッコミは置いといて、ホームズの常の冷静さと勘の良さといけずぶりは半端ない。付き合うのは確かに少し怖いかも。でも基本優しいしそれでイケメンならこうなるよね。北海道出身の作者がこれだけの京都蘊蓄を文章にするには大変な調査努力が要っただろう。加えて骨董の知識も必要だしこれはシリーズ化するしかない！（てかもうなってる（笑））読みながら京都の街をぶらぶらし、カフェでお茶するのもいいね。