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2024年9月の読書メーターまとめ

A.T
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2024年9月に読んだ本
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2024年9月のお気に入られ登録
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2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

A.T
日本で好きな映画は橋本忍脚本ばかりだった。「羅生門」「七人の侍」「切腹」「昭和残侠伝」「座頭市」…好きではないが強烈な印象を残した「砂の器」「八甲田山」もある。共通するのは、「鬼の筆」と命名した不条理な人生模様。賽の河原の石積のように…笑ったり泣いたりしながら、それぞれ自分の石を積む。しかし、時々自分達の力ではどうしようもない鬼(災難その他)が来て、金棒で無慈悲にこの石をうち崩す。そして嘆き悲しみながらも、また石を積み始める。その涙の底にとても強い意志…生きていこうとするなにか、不思議に強い生命力がある…
A.T
2024/10/17 00:01

驚いたのは、映画が当たるかどうか、プロデューサーの視点で制作されていたということ。まんまと載せられちゃいましたか… いやそれでこそ本望。経済活動の本質を捉えていたから大きな作品にもチャレンジできたのだな…

A.T
2024/10/17 00:04

晩年の作品では、その勘どころが狂ってしまった。これもまた多くの巨匠がたどる道、鬼に賽の河原石を崩された一端を見た…

が「ナイス!」と言っています。

2024年9月にナイスが最も多かったつぶやき

A.T

たまたま夏休みに訪れた北海道の縄文遺跡と、たまたま先週国立博物館で見た縄文土器を現代美術に組み込んだ作品「内藤礼『生まれておいで出ておいで』展」が、たまたま個人的に合致したのです。読んでみたい!

ばたやん@かみがた
2024/09/23 14:56

お若くてお亡くなりなられました。残念でなりません。

A.T
2024/09/23 15:31

ばたやんさん、著者の松木さんがつい先日の9月21日にお亡くなりになっていたんですね。知りませんでした。お知らせありがとうございます。

が「ナイス!」と言っています。

2024年9月の感想・レビュー一覧
4

A.T
日本で好きな映画は橋本忍脚本ばかりだった。「羅生門」「七人の侍」「切腹」「昭和残侠伝」「座頭市」…好きではないが強烈な印象を残した「砂の器」「八甲田山」もある。共通するのは、「鬼の筆」と命名した不条理な人生模様。賽の河原の石積のように…笑ったり泣いたりしながら、それぞれ自分の石を積む。しかし、時々自分達の力ではどうしようもない鬼(災難その他)が来て、金棒で無慈悲にこの石をうち崩す。そして嘆き悲しみながらも、また石を積み始める。その涙の底にとても強い意志…生きていこうとするなにか、不思議に強い生命力がある…
A.T
2024/10/17 00:01

驚いたのは、映画が当たるかどうか、プロデューサーの視点で制作されていたということ。まんまと載せられちゃいましたか… いやそれでこそ本望。経済活動の本質を捉えていたから大きな作品にもチャレンジできたのだな…

A.T
2024/10/17 00:04

晩年の作品では、その勘どころが狂ってしまった。これもまた多くの巨匠がたどる道、鬼に賽の河原石を崩された一端を見た…

が「ナイス!」と言っています。
A.T
第1部1991〜2001年、第2部2002〜2012年。 1991年の「ソ連崩壊」「ペレストロイカ」「グラスノスチ」を巡っての旧ソ連の人びとを取材。150年前のドストエフスキー小説に登場する不条理不幸不憫な人びとの如き告白。結局、ソ連崩壊が人びとを幸福にていないのだ…1994年からのチェチェン紛争やモスクワのテロ事件に巻き込まれた人にも取材されているが、これらは2009年にやっと抑え込まれた状況。そこへ今はウクライナが加わっただけだ。スターリン待望論がリアルに感じられた。
A.T
2024/09/23 12:48

高学歴の道路掃除人、ボイラー技士、家政婦なんて不幸のうちに入らないんだ。読み始めのうちは、嘆かわしいやら同情が湧いてきたが読み進めると(つまり、ソ連崩壊から時間経過が進むにつれ)旧ソ連の枠組みで築いた関係が崩れた影響であらゆる攻撃が個人間でおこる。昨日の友は今日の敵。友に家も家財道具も奪われる。強姦される。結婚すれば、同族から刺し殺される。

A.T
2024/09/23 12:56

5年前、日本からほんの2時間程度で行けるロシアの街、ウラジオストクとハバロフスクでは何にも知らずに呑気な観光をしていました。街並みやレストランの食事が素晴らしく、いっぺんでロシアのファンになったものです。でも、確かにね、平和の絶頂のあの頃も腹に一物っていうオッサンがいましたよ。ちょっとしたお店の出入り口に用心棒みたいな男が見張っていたり。アパートの出入り口でボコられる、殺されるっていう話がよく登場していましたが、思い当たる…

が「ナイス!」と言っています。
A.T
帝政ロシア時代に政治、思想的論考を表す手段が禁じられていたために「小説」という形式に全てが投入されていた… ドストエフスキー小説の中心的ドラマ展開以外の多くの登場人物や状況説明に費やされるボリュームが謎だったが納得。世界で初めてテロルを実行した皇帝暗殺未遂事件の只中に「罪と罰」が出版され、「カラマーゾフの兄弟」第1部の完成3ヶ月後に暗殺テロが成功してしまう。ゾクゾクするような社会状況とのリンクが語られ、小説のディテールが再検討される。
A.T
2024/09/14 15:45

ドストエフスキー新訳などで活躍の亀山氏と、ロシア文学、文化論の沼野氏の対談。ロシア革命、ソ連共産党、ペレストロイカ等の歴史上の事件と文学、芸術作品、作者の人生との関連を語り合う。文学や芸術など作品を通じて日本にいながらにして、ロシアをうかがい知ることができるという仕組み。

A.T
2024/09/14 15:51

ロシア革命1917年の2月、10月革命の前後100年の文学作品を中心に語り尽くしている。ウクライナの戦争を経験している現在、お二人の新たな対談を聞いてみたい。

が「ナイス!」と言っています。
A.T
泉鏡花は読むというよりも語りに耳を澄ますものなのだろう。主人公が語って聞かせる体の「高野聖」はもとより、ほかの作品も落語か講談のようなリズム感を備えた言葉に聴き惚れてしまう。「…惜しや、五十鈴川の星と澄んだその目許も、鯰の鰭で濁ろう、と可哀に思う。この娘が紫の袱紗に載せて、薄茶を持って来たんです…」さんざん無能呼ばわりされてきた娘の無垢な印象がこんなにやさしさをこめて描かれることに、感じいる(歌行燈)。ストーリーも意外な展開に満ちている。また再再読します。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/11/03(4429日経過)
記録初日
2012/11/04(4428日経過)
読んだ本
677冊(1日平均0.15冊)
読んだページ
203644ページ(1日平均45ページ)
感想・レビュー
564件(投稿率83.3%)
本棚
1棚
現住所
東京都
自己紹介

読書傾向は4方向くらいに分類されるみたいです。ほぼ通勤の友ですので積読本が消化できない傾向ですがー。
① ザックリ、映画鑑賞の副読本
② ザックリ、美術関連書
③ ザックリ、旅行関連書
④ ザックリ、21世紀に生きるための教養文学

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