光。その名前とは真逆の存在。いや、光を求めてやってくる者達を闇へと変貌させていく。 　こわいなぁ。

　演劇学校での素質争い。神はその全てを差配する。そう読んでいてそこまでも傾倒するものなのか？と。何かの一番を目指すことは、他の人間までも巻き込まないとなれない。 　こわい世界。

　舞台は女子校。卒業式の前の特別授業。それは恐ろしいデスゲーム。。。 　うーん。何か深みが足らない。登場人物が多いからそのあたりは仕方ないのか？ま、イジメに対する極論を展開は理解出来るも、これって復讐の連鎖では？

　光。その名前とは真逆の存在。いや、光を求めてやってくる者達を闇へと変貌させていく。 　こわいなぁ。

　JK4作目。紗奈の復讐は個人から仲間へ。それでも悲しすぎる。アパートの1室の幸せも手放さなければならない人生。普通がまかり通らない世の中への復讐は、今後あの凛とした黒髪の彼女との巡り合いも少し予感させる。 　満身創痍という言葉では言い表せないほどの紗奈。隣に誰かいてほしい。

　誰かを想うことは尊く、誰かを奪うことは卑しい。立場。この言葉に裏付けされるか如く、それぞれが事を起こし、それが悲しみを連鎖。 　二人の誘拐者。どうしてもその一人の心情に深く寄り添いたくなる。