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2024年3月の読書メーターまとめ

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読んだ本
8
読んだページ
1458ページ
感想・レビュー
8
ナイス
50ナイス

2024年3月に読んだ本
8

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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名画(とは限らないがw)の中のドレスや服飾についてのエッセイ。面白いのは、全体像と拡大図の並立。西洋絵画というのは、ある程度の距離を取って見るのが普通で、近寄ると意外と粗い描き方がされてるものが多いが、古い時代の物は細部までネチネチ描かれてる。男性のアビの刺繍なんて、写真のような細かさで驚く。一部、首を傾げる描写はありつつも、タイトルにフレンチを使用するのは良き。19世紀の風俗画は名画じゃないなー、資料的な価値はあるかもだけど。しかし、ポンパドゥール夫人の自己アピールとセンスは抜きんでてる。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
8

N
名画(とは限らないがw)の中のドレスや服飾についてのエッセイ。面白いのは、全体像と拡大図の並立。西洋絵画というのは、ある程度の距離を取って見るのが普通で、近寄ると意外と粗い描き方がされてるものが多いが、古い時代の物は細部までネチネチ描かれてる。男性のアビの刺繍なんて、写真のような細かさで驚く。一部、首を傾げる描写はありつつも、タイトルにフレンチを使用するのは良き。19世紀の風俗画は名画じゃないなー、資料的な価値はあるかもだけど。しかし、ポンパドゥール夫人の自己アピールとセンスは抜きんでてる。
が「ナイス!」と言っています。
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写真は正直、素人さんだけれども、イギリス津々浦々、40年以上に渡る猟歩に圧倒される。また、時代も良かった。まだ作者が生きておられたり、作者を知る人と直接話せたり。アジアからの読者も珍しかったろう。
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N
ドライブ感のあった1巻に比べて、作者の悩み(?)のせいか、ちょっと失速。やたら、わちゃわちゃしているせいか、1巻よりも残るセリフ、残る画面が少なく感じた。自分がおばちゃんだからか、みつきの『かっこよさ(私服含む)』がわからない…。あやのかわいさは痛いほどわかるけど。みつきが結局、叔父さんの少女版みたいなのはどうなの?若かりし頃の叔父さんとみつきを入れ替えたら、あやと単純に青春初恋カップル誕生!なわけ?着地点が見えないなぁ。ただ、叔父さんの時代より、現代は音楽の発表がしやすい時代だよね。一人でもできる。
N
2024/03/10 18:19

↑は本書のGirlsの好きなUKロックではなくて、中島みゆき系だけども。ギター1本でこうして世に出られる。昔なら考えられなかったこと。これって、現代ならではの良さよね。叔父さんと同年代の自分たち世代は企業に認められなければ世に出る術はなかったもの。今は音楽でも絵でも手工芸でも、ネットにつながれば出て行ける。隔絶の感。

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著者は青山に生家があり、お手伝いさんがいる家庭に育ち、庭を挟んで向かいに金髪碧眼の少女が暮らしていたそうだ。なんだか、浮世離れしているな。それはともかく、駆け足気味でイギリスインテリア&建築史を説明。ヴィクトリア様式インテリアの説明で、ジャコビアンやクイーン・アンに『リバイバル』を付けないのは誤解を与えるのでは…??カロリアン様式を『後期ジャコビアン』としてしまうのはちょっと乱暴では…?とか、思ってしまった。
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N
ルーヴル美術館で見せられた、マリー・ド・メディシスのインスタグラム、もとい、大連作。元々、ルーベンスが苦手な上に、この巨大なお追従絵画のアホらしさ、内容のなささ、場面のワンパターンさにもう、お腹いっぱいになる。ならない人がいるだろうか?どんだけ自分が好きなん?業績?後継者を産んだことか?(それって王家の女性にはフツーなこと)ルーベンス、よくこの仕事を受けたな。弟子が仕上げた部分が多かったのでは?カトリーヌもそうだし、マルゴも、マリーもパンチパーマの観音系。男性陣が男に走るのも宜なるかな。。
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絵に関しては、同時代のもの(実際に目にして描かれたもの)じゃなくちゃーとは思う。(表紙の『歴史絵』とか、『ロンドン塔の2王子』とかさ)リチャード3世の肖像と、ヘンリー7世のそれと。見比べたら人間性ってわかるでしょう。ヘンリー8世やメアリー1世も、意固地さや冷酷さが写し取られてる。王侯の気にいるように美化しつつも、優れた画家はモデルの精神も潜ませる。隠しても隠しきれない性格、それこそが長所短所を超えて描かれた本人や鑑賞者に訴えるものを残す。…だからこそ、『想像』で描かれた『歴史画』には意味がないと思う。
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N
ふむ。イギリス、フランス史推しの自分にとっては、プロイセンもロシアも興味の範囲外。それにしても、スター性という観点からはお寒い有様だ。既読者の多くが、国王の名前のワンパターンさに辟易しておられるが、ヨーロッパにおいて、父祖の名前の踏襲はすなわち、自らの正統性、血統の連続性を表すのだから致し方ないものだ。歴史が深ければ、国王の名前にもある程度のバラエティは出て来る。チャールズ皇太子は『チャールズ3世』を選んだが、『ジョージ7世』の選択肢もあったはず。プロイセンには選択肢になる先祖が2つしかないというだけ。
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N
イギリス史、建築史、インテリア史、ファッション史ヲタクとしても、ちょっと読みにくい本であった。誰に宛てて書かれたのか…?専門寄りではあるものの、翻訳が中途半端にかまされていて却ってわかりにくく、かといって一般読者向けかと問われればそれもなんだか違う。ちょっと、同人誌みたいだなと思ったわ。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/12/05(4162日経過)
記録初日
2004/12/07(7082日経過)
読んだ本
1647冊(1日平均0.23冊)
読んだページ
443500ページ(1日平均62ページ)
感想・レビュー
1628件(投稿率98.8%)
本棚
11棚
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