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2024年11月の読書メーターまとめ

きっしょう
読んだ本
4
読んだページ
1182ページ
感想・レビュー
4
ナイス
44ナイス

2024年11月に読んだ本
4

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

きっしょう
久しぶりのルメートル。もうミステリーは書かないってか? 60代の女性の殺し屋マティルドが主人公。凄腕だが、認知症の症状が出始める。レジスタンス時代の上司アンリは殺し屋稼業の指示役でもあるが、彼女の異変に気付いて暴走を止めようと考え始める。認知症で自分の行動に疑問を持ちながらも凄腕っぷりで次々と危機を切り抜ける主人公が小気味いいというか恐ろしいというか、とにかく最後までハラハラさせられる。まったくもって容赦ないルメートルはやはり面白い。
が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
4

きっしょう
久しぶりのルメートル。もうミステリーは書かないってか? 60代の女性の殺し屋マティルドが主人公。凄腕だが、認知症の症状が出始める。レジスタンス時代の上司アンリは殺し屋稼業の指示役でもあるが、彼女の異変に気付いて暴走を止めようと考え始める。認知症で自分の行動に疑問を持ちながらも凄腕っぷりで次々と危機を切り抜ける主人公が小気味いいというか恐ろしいというか、とにかく最後までハラハラさせられる。まったくもって容赦ないルメートルはやはり面白い。
が「ナイス!」と言っています。
きっしょう
第一次大戦、対ドイツとの塹壕戦を繰り広げるフランス軍に動員されたセネガル兵アルファは親友の死をきっかけに敵兵を倒す度に狂気の儀式を繰り返す。植民地から戦地へ集められ、友を殺され、英雄から疎んじられる兵士となる変遷が 繰り返すフレーズと共に描かれる。彼の残虐行為を通して本当の狂気は何だろうと思わざるを得ない。終盤の展開は正直なところ一読では理解しきれなかったが、全体を通して感じる独特の雰囲気はなかなか味わえないものだった。
が「ナイス!」と言っています。
きっしょう
東京オリンピックの開かれた年、とあるコードがブッダを名乗った。そしてブッダ・チャットボットが説く機械仏教の変遷が本来の仏教の如く語られる。以前読んだ短編集「AIとSF」でも感じたがAIと宗教は相性がいいのだろうか。ところどころに仕掛けられているネタが分かるとより楽しめるが 多分、当然、そのすべてを押さえているわけではない。 リズミカルに繰り返され、かつ、ふざけながらシレっと真面目で核心を突いた語り口は流石の円城節。
が「ナイス!」と言っています。
きっしょう
二つの短篇集を合わせ、追加で1編、合計21編の短篇集。 ブラックユーモア的な作品が多めのような、物悲しい話しも多めのような系統が今ひとつ定まらなくて戸惑うが、ついぐいっと読まされてしまう。スペイン内戦に関連する話もいくつかあり、内戦の過去が多くの作品に影響している模様。 「マリオおじさんの数々の旅」「遮断機のない踏切」「自滅的なドライバー」は好きか嫌いか自分でもわからないがとても印象的。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/08/10(5611日経過)
記録初日
2007/08/10(6342日経過)
読んだ本
1355冊(1日平均0.21冊)
読んだページ
457700ページ(1日平均72ページ)
感想・レビュー
868件(投稿率64.1%)
本棚
19棚
性別
血液型
O型
職業
IT関係
現住所
東京都
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