コロナの終盤。　出だしは単身赴任の夫の待つ北京へ行く菖蒲の送別会。　「親友」の由紀乃と瑞穂とのマウント合戦。　これはブラック綿矢と期待が高まる。　行った先の中国はロックダウンの真っ最中。　それにも負けず前向きな菖蒲は中国をショッピング、グルメをエンジョイ。　春節の頃はロックダウンも解除され寒いがフルで北京の流行を追いかける。　流石前向きなもとキャバ嬢。　ただ途中から北京の最先端の流行の紹介が多くなり、菖蒲がぼやけてしまい少し残念。　最後は楽しむだけ楽しみ日本に帰国？　まさに享楽主義者。

江國さんの日常を綴るエッセーと少し短編。　毎日二時間風呂、その後果物、なかなかできない日常。　食べ物の話は今回は少し少なかった。

多分、千早さんが子供時代に過ごしたアフリカでの経験をもとにしている。　番犬として育つ虎、そして何匹かの犬。　飼い主には忠実だが少し怖い。　でも子犬の時は弱かった逆毛の虎は主人公によく懐く。　かなり生態が詳しく描かれている。　主人公たち一家が国を離れた後別の家族が飼い主になって大丈夫？　同時並行で描かれている成長した主人公の話は必要だったのか？

ギャンブル、酒、美味いもの、日本の各地を巡る。　羨ましい。　結構取り止めのない話も多いがこちらも幾分流し読み。

真っ直ぐに生きる真記の10代から30代の半生記。　尾道の少女真記、家はそんなに裕福ではなく三原の叔父の養子に出されそうになる。　でも英語も頑張って法政大学に進む。　そこでのアルバイト先の人々とも良い関係。　しかし親が破産し、看護婦に大転身。　頑張って頑張って30過ぎに、やっと奨学金を完済。　ハワイ航路でのシップナースの経験が更なる転機に。　ただ一所懸命生きている姿は少ししんどい。　捻りが欲しい。　大人になっても尾道に拘るわりに尾道が十分に描けていない。

奥田さんと窪さん目当て。　奥田さん、アラサーの彩子、優しいが仕事を辞めて頼りない恋人に見切りをつけ、頼りになるがきつい男に鞍替え。でもやっぱり優しい恋人がよかった。定番ものだがうまい。　窪さんは既読。高校生の男子の一夏の思い出。失恋。　でも幼馴染の朝日を振るのは許せない。　荻原さんの「アポロ11〜」よかった。　中学の同級生の沢野。　2人が大事に過ごした34年、命が消えかかる麻子が愛しい。

コロナの終盤。　出だしは単身赴任の夫の待つ北京へ行く菖蒲の送別会。　「親友」の由紀乃と瑞穂とのマウント合戦。　これはブラック綿矢と期待が高まる。　行った先の中国はロックダウンの真っ最中。　それにも負けず前向きな菖蒲は中国をショッピング、グルメをエンジョイ。　春節の頃はロックダウンも解除され寒いがフルで北京の流行を追いかける。　流石前向きなもとキャバ嬢。　ただ途中から北京の最先端の流行の紹介が多くなり、菖蒲がぼやけてしまい少し残念。　最後は楽しむだけ楽しみ日本に帰国？　まさに享楽主義者。