学校か家庭かではなく、学校も家庭もであることは他にもあるのだろう。 いつでも大っぴらにすべきではないが、隠すことでもないグラデーションの中にあるのが性なのだと思った。

本が好きだと思う。場所は取るし重いけれど、その確かにここにあるという感覚が本の良さだ。

少数派についてだけでなく、進路や福祉制度のことまで網羅されているとても心強い一冊。特別支援教育に入ったばかりの大人にもおすすめ。

学校か家庭かではなく、学校も家庭もであることは他にもあるのだろう。 いつでも大っぴらにすべきではないが、隠すことでもないグラデーションの中にあるのが性なのだと思った。

家でリラックスできるように、外の世界の大人たちができることはなんだろう。親支援が親へのアドバイスに終始したら、コントロールする親と変わらない。親もリラックスできるには？

中井久夫亡き後を歩く私たちに、この本が示すものはなんだろう。精神医学や心理学ができることとできないこと。かつてできたこと、今だからできること。