ゆきめちゃんのぺーじです。
音読しながらスローリーディング実践中。
魂の技術を身につけた作家さんが好きです。
――処女作の構想は既に固まっていた。あとは失敗したら、「ネワ川に飛び込む」か「首を吊る」かの覚悟で、作品を完成することが残されているだけだった。
▽図書館で借りてくるリスト
オルハン・パムク/無垢の博物館 ◎
シチェードリン/ゴロヴリヨフ家の人々 ◎
北条民雄/定本 北条民雄全集 上下 ◎
サミュエル・ベケット/いざ最悪のほうへ
スタインベック/怒りの葡萄
アリステア・マクラウド/灰色の輝ける贈り物
リチャード・ブローティガン/西瓜糖の日々
ミシェル・ビュトール/心変わり
ニコス・カザンザキス/その男ゾルバ
イスマイル・カダレ/砕かれた四月
ドリス・レッシング/アフガニスタンの風
感想における読み手さんたちの安心とは、既にどこかで読み書きを試したことのある文章に出逢うことにより、己を皮相的に満足させてしまう非生産的な納得の仕方です。
自分の言葉を持って感想を行うにはどうすればよいのでしょうか。
貴方の人生自体が、本との格闘の中で交錯しなければ、新しい言葉は産み落とされませんし、育ってくれません。
下手な引用に任せたりするのは、お母さんにお小遣いをおねだりするのと一緒なのです。
買えない品物を自分の部屋に飾ったり眺めたり遊んだりするためには、盗んではいけない、馬鹿正直にお金を払うのも癪に障る、だから異なる素材で品物を入手しましょう。
そうやって入手した品物は、紐をほどいて箱を開けると、棺の中の人達も覗いてくれるかもしれません。
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