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2024年10月の読書メーターまとめ

Hiroshi
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251ナイス

2024年10月に読んだ本
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2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Hiroshi
ヴァレンヌで王の身分が明らかとなる。ブイエ将軍が来ると思っていたが、先に来たのは国民議会が派遣した者。王は事実上逮捕された。王はフランスが1枚岩ではないのは富裕層と貧困層との余裕の差だと理解した。革命以後、人は己のためだけに生きたのだ。脱出により王は怨嗟の的となった。議会は王が誘拐されたとした。王を退位させれば戦争がおこりかねないからだ。ラ・ファイエットと三頭派が組んでフイヤン派を創立。議会は憲法制定を急ぐ。それに対して庶民は王の追求を望み署名嘆願を。それを阻止する為にシャン・ドゥ・マルスの虐殺がおこる。
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2024年10月の感想・レビュー一覧
16

Hiroshi
シャン・ドゥ・マルスの虐殺について世論はやり過ぎの弾圧とした。パリ市長は辞任。ジャコバン派は地方を中心にやり直しを誓う。マルク銀貨法案は撤廃されたが、金持ちの、金持ちによる、金持ちの為の政治を実現する意図は変わらない。憲法制定が確定し、9月30日に制憲議会が解散。ロベスピエールとペティオンは貧者の守護神と群衆に感謝される。10月より立法議会だ。中道の平原派は350、右のフイヤン派は250、左のジャコバン派は140だ。ブリソがジャコバン内で躍進。主戦論を唱える。ペティオンはパリ市長。ロベスピエールは反戦論。
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Hiroshi
ヴァレンヌで王の身分が明らかとなる。ブイエ将軍が来ると思っていたが、先に来たのは国民議会が派遣した者。王は事実上逮捕された。王はフランスが1枚岩ではないのは富裕層と貧困層との余裕の差だと理解した。革命以後、人は己のためだけに生きたのだ。脱出により王は怨嗟の的となった。議会は王が誘拐されたとした。王を退位させれば戦争がおこりかねないからだ。ラ・ファイエットと三頭派が組んでフイヤン派を創立。議会は憲法制定を急ぐ。それに対して庶民は王の追求を望み署名嘆願を。それを阻止する為にシャン・ドゥ・マルスの虐殺がおこる。
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Hiroshi
ミラボーが亡くなり王家と議会の融和を考えてくれる人がいなくなった。ラ・ファイエットは自分の為にしか働かない。パリ市長も。外相は小粒だ。この焦燥感から出たのが逃亡だ。東部方面軍司令官ブイエとも話がついていた。1791年6月20日深夜から行われた。だが様々なことが起こり、予定に比べ時間が遅れる。パリ市内での迷子、乗り換え馬車の探索、事故。シャンパーニュ地方を通り過ぎてヴァレンヌに着いた所で止められる。農民は戦争により何時も疲弊する。だから軍隊が村に駐屯することを嫌い、ブイエは大変遅れた王の到着迄待てなかった。
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Hiroshi
ジャコバン派ではミラボーが代表になる。聖職者民事基本法は成立し、王の法案に批准も行われた。だが聖職者の殆どが憲法に宣誓をしない。シスマ(教会分裂)となった。宣誓をした聖職者に権威を与えるために聖別が行われる様になり、宣誓聖職者が庶民に認められる。1791年4月にミラボーが病気で亡くなる。その前日にタレイランとロベスピエールがミラボーに呼ばれ話をする。小説ならではだ。特にロベスピエールに対しては自分の欲を持つように進められる。自分の欲を知る者は他人の欲についても寛容でいられる。でないと専制者になると忠告だ。
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Hiroshi
1789年クラブができる。ラ・ファイエットが首魁だ。穏健なブルジョアの団体。革命1年の連盟祭はラ・ファイエットの為のものだった。議会ではラ・ファイエットの所属する中道ブルジョアが多数派だった。革命は終わりにしようとしていた。それに対して革命の原理原則を主張して革命を続けようとするのがロベスピエールや三頭派だ。だが原理原則を主張しても傍聴人は喜んでも議員は付いてこない。法案の名は捨てても実をとったりして味方を増やしたり、相手が一枚岩でないと崩しにかかるのがミラボーだ。その他にタレイランやダントンが登場する。
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Hiroshi
王のパリ行きに伴い憲法制定国民議会もパリに移った。議事内では中央に穏健派、右が保守派、左は革新派が陣取る。右派・左派の由来となる。多数派は改革をこれ以上進めないブルジョアだ。革命の原理原則に従って革命を実行しようとするのが左派だ。それを応援する傍聴人もいる。国庫の負債は45億l。教会財産は30億l。タレイラン伯爵は教会財産を農民に売って国庫の返済に充てる案を提示。教会は聖性を求める。ミラボーは宣戦講和の大権で執行権と立法権との協調を求める。ロベスピエールはジャコバン派の代表。制限選挙のマルク銀貨法に反対。
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Hiroshi
12日に蜂起したデムーランは武器を探していた。14日にバスティーユ要塞に武器があると知り向かう。要塞の守備兵は80人。30人は外人傭兵。残りのフランス人兵士は全員が第三身分だ。戦う気がない。昼から戦闘になったが夕方に陥落。15日に王は軍の撤退を宣言。人民が勝利した。だが人民の勝利にしてはならない。ミラボーは人民と王の勝利で貴族が敗者という形で王がパリを訪問することを推奨。17日に実行される。8月4日に封建制廃止、26日に人権宣言。10月5日にパンを求めるパリの女達がヴェルサイユ行進。王もパリに連れて来る。
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Hiroshi
6月17日の国民議会の設立、19日の聖職部会議決、20日の憲法が制定される迄国民議会が解散しない旨の球戯場の誓いと第三身分は次々に政治参画を企むが、23日の親臨会議で王は国民議会の解散を命じる。この一報に不満を持つパリ市民がヴェルサイユ宮殿で圧力をかけた。27日に王は譲歩して国民議会を正式に認める。7月7日には憲法制定国民議会に名称を変更。ミラボーは王が議会を軍の力で抑えるとみた。11日にネッケルが罷免。利害が対立する幾重の層からなる第三身分が一丸となれた。12日にデムーランの演説でパリの民衆が蜂起した。
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Hiroshi
フランス革命を小説にしたもの。1788年末にネッケル財務長官がヴェルサイユを訪ねることから始まる。全国三部会を上手く使えば課税できるとルイ16世に伝える。ミラボー伯爵が地元プロヴァンスの暴動を抑えると共に、第三身分として全国三部会の議員に立候補して当選する。弁護士ロベスピエールも当選。1789年の5月にヴェルサイユで全国三部会は始まる。だが第1身分の聖職者や第2身分の貴族の差別意識で議会は進展しない。6月に第三身分の議員は自らを国民議会と宣言する。一枚岩ではない第1身分の取り崩しに策士ミラボーは成功する。
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Hiroshi
ブルボン朝は1589年から1792年迄続いたフランスの王朝だ。本書ではその後共和政になったあとの1814年の王制復古、30年の7月王政を含めるので48年迄となる。ヴァロア朝のアンリ3世に子が無く、カペー朝10代フィリップ3世の弟の系統に王位が移りブルボン朝となった。フランス革命までの王朝では1代アンリ4世、2代ルイ13世、3代ルイ14世、4代ルイ15世、5代ルイ16世となる。14世と15世、15世と16世との関係は祖父と孫だ。王政復古ではルイ18世とシャルル10世が、7月王政はルイ・フィリップが統治した。
Hiroshi
2024/10/24 17:01

アンリ4世の即位は大変だった。ユグノー戦争が始まった最中での即位だ。王家は和平を推進するが、取り巻きの為にカトリック寄りだ。その最中にユグノーが王になる。力で王位をもぎ取ると、カトリックへの改宗を宣言する。そしてナントの勅令で和平を目指す。シュリー公爵のもとで疲弊した国の再生を目指した。ルイ13世は幼帝で宰相リシュリューが国家理性の元で国を復活させる。州・司法のアンアタンダンの制度で私物化された微税権・裁判権を取り戻し、中央集権化を図った。後任はマザランだ。ルイ14世も幼帝だ。マザランに帝王学を学んだ。

Hiroshi
2024/10/24 17:02

コルベールの重商主義だ。戦争に栄光を求めた。絶対王政となる。ヴェルサイユの文化発信が栄光を高めた。ルイ15世も幼帝。オーストリア承継戦争の後にポンパドール夫人の時代となる。これからはオーストリアとの同盟だ。ルイ16世は19歳で即位。アメリカ独立戦争に金を使い、課税の為の全国三部会の招集でフランス革命がおこる。ヴァレンヌ事件で共和政樹立。ナポレオン帝政後の王政復古は余りに復古主義過ぎた。7月王政は進歩的だが、それでも人民の意図するものとはならない。1848年の第2共和政以降にフランスでは王政は復活しない。

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Hiroshi
ヴァロア朝は1328年から1589年迄続いたフランスの王朝だ。カペー朝のフィリップ4世の子のシャルル4世に子が無く、従兄弟のフィリップ6世に王位が移りヴァロア朝となった。ヴァロア朝では直系の断絶が2回あり、3代戻って傍系で継がれた。オルレアン公のルイ12世とアングーレーム公のフランソワ1世だ。13代261年続いた。その後はブルボン家となる。フィリップ4世の子にイザベルがいてプランタジュネ家のエドワード2世に嫁ぎ、エドワード3世を生んでいた。このイングランド王がフランス王位を主張して始まったのが百年戦争だ。
Hiroshi
2024/10/21 17:03

1代フィリップ6世の時には戦争に負ける。2代ジャン2世は負けたばかりか捕虜になる。一時保釈されたがロンドンで客死した。王が不在の時から活躍したのが3代シャルル5世だ。年貢収入の他に公益の為の税金を創り出した。それで常備軍を創った。フランス絶対王政の始まりだ。サリカ法典で王位を男系に限定した。4代シャルル6世は精神を病み、28年の休戦協定中は内紛だった。トロワ条約で王位をイギリス王にしてしまう。5代シャルル7世の時にヨランド・ダラゴンの力でアラスの和で内紛は終わる。ジャンヌ・ダルクも出てきてフランスが勝つ。

Hiroshi
2024/10/21 17:04

6代ルイ11世は暴君だと言われるが、ブルゴーニュを手に入れた。7代シャルル8世はブルターニュを手に入れ、ナポリまで遠征だ。8代ルイ12世の時から官職売買が始まる。9代フランソワ1世は派手男。皇帝選挙出る。宗教改革ではプラカード事件で異端撲滅となる。10代アンリ2世は合理的に思考した。ノストラダムスの予言通り死んだ。アンリ2世の子のフ11代ランソワ2世、12代シャルル9世、13代アンリ3世に子が無く、ヴァロア朝は断絶する。だがその子達の母カトリーヌ・ドゥ・メディシスは宗教戦争の中で子の為に大活躍したのだ。

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Hiroshi
カペー朝は987年から1328年迄続いた西フランク王国の王朝。フランク王国はメロヴィング朝・カロリング朝の後にヴェルダン条約で3つに分裂した。他国がフランクと言わなくなったのでその名を使い、ラテン語からフランス語になるとき訛りフランスとなった。カペー朝の後のヴァロア朝・ブルボン朝はカペー朝の傍系だ。西フランク王国のカロリング朝が断絶してユーグ・カペーが王になった。これから15代、341年続いた。王位は嫡男だけしか継げない。だから凄いことなのだ。ユーグの血は強者ロベールまで遡れる。元はライン河近くの豪族だ。
Hiroshi
2024/10/17 17:00

クロヴィスに遡る故事で聖別されて王になる。カペー朝の引き継いだのは無政府状態の国家だ。アンジュー伯やブロワ伯やアキテーヌ公などの領主貴族がおり、カペー朝はそれに比べ脆弱な君主だった。だが5代ルイ6世が領主貴族を整理統合し、王領の支配を安定させて確固たる権力基盤を創出した。アキテーヌ公からも王と認められた。6代ルイ7世も活躍したが、7代フィリップ2世がカペー朝で一番活躍した。王領を3倍にした。母からカロリング王家の血を引き継いだ。地方官僚(バイイ代官・セネシャル代官)・会計監査院・高等法院を設けて内政充実。

Hiroshi
2024/10/17 17:00

8代ルイ8世は母から大帝シャルルマーニュの血を引き継ぐ。南フランスにまで直轄領を得た。9代ルイ9世は列聖された王だ。実力1本勝負のフランス王家に良心を注入することで道徳的・文化的にも一流と周囲の意識を改めさせたのだ。他国から調停役を頻繁に頼まれるのだ。10代フィリップ3世は色々な方法で領地を広げた。アヴィニヨンを寄進した。11代フィリップ4世は封建軍を傭兵隊に変えた。その為常に出費が増大して金を必要としていた。そしてテンプル騎士団事件をおこす。その祟りか、12~15代の王位は短期間で交替し、断絶する。

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Hiroshi
百年戦争とは一般に1337年から1453年迄続いた英仏王による仏王位承継問題を原因とする戦争だ。10世紀にノルマン人が仏に住みだし、その中の者が英王のウィリアム1世となった。そのノルマン家を継いだのが仏のプランタジネット家のアンジュー伯だ。英王はまた仏伯でもある。カペー朝フィリップ4世の子3人の男系が断絶してフィリップの弟系のヴァロア朝が1328年に始まる。フィリップ6世だ。英王エドワード3世の母はフィリップ4世の娘だ。だが英王は29年に仏王に臣従礼を呈示した。だが37年に臣従礼を破棄。百年戦争が始まる。
Hiroshi
2024/10/15 17:48

戦争は包囲戦ばかりで会戦は少ない。半分以上の期間は休戦や平和条約の話し合いだ。兵站がないので軍の徴発は慣習法上認められていた。軍は傭兵からなり、傭兵は休戦時に略奪者に変わる。初め仏軍は負けてばかり。ジャン2世は捕虜となる。身代わりの人質の息子が逃げると、再度渡英して客死した。百年戦争中の仏は貴族の大反乱がある。自分の領地にとって英仏のどちらについた方が得かで判断した。ジャン2世の捕虜中やその後の平和条約を巡り乱れる。息子のシャルル5世は賢明王と呼ばれ、税金や常備軍を作る。次のシャルル6世は精神疾患を患う。

Hiroshi
2024/10/15 17:49

パリ休戦協定では英は弱腰のリチャード2世を廃位してランカスター朝が始まる。仏では6世の叔父と弟が争い、後にブルゴーニュ派とアルマニャック派の内戦へ。ブル派はトロワ平和条約で英王に仏王位承継権を与える。1429年のオルレアンの攻防でジャンヌ・ダルクが活躍し流れが変わる。アラス条約で内戦が終結。53年のボルドー陥落で百年戦争は終了。55年に英では王位を争う薔薇戦争が始まる。だが著者は92年のエタープル平和条約迄が百年戦争の終わりとする。中世の終わりだ。王の戦争は国家の戦争と看做された。人々の国家観が変化した。

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Hiroshi
フランス近代史を専門とする著者がかいたフランス史。専門故に10講の第4講から近代国家の成立であり、第6講はフランス革命とナポレオンだ。ガリアの地にガリア人・ローマ人・ゲルマン人が入りフランスが出来てくる。フランク王国とキリスト教と結合してヨーロッパ地域世界が誕生した。それが分裂してフランス・ドイツ・イタリアの原型が出来る。西フランク王国でも選挙で選ばれ、ユーグ・カペーが生存中に後継者を指名したことでカペー朝が始まる。当初は第2級の領邦君主であったが、カペーの奇跡で王領地を広げた。ヴァロア朝の時に百年戦争。
Hiroshi
2024/10/12 17:56

プランタジネット家との抗争だ。王政の強化で近代国家になる。大西洋経済と主権国家システムだ。宗教戦争の時にブルボン朝になる。売官制でブルジョア層と王政が結びつく。太陽王のルイ14世の時から財政が危機だ。エリート文化と民衆文化の間に溝が生まれる。貴族への課税で王政の統合力が解体して革命が始まる。複合革命論としてアリストクラート・ブルジョア・都市民集・農民の4つの革命があったと。食糧暴動が全国三部会と重なった。そしてバスティーユだ。民衆の願望を実現したのがロベスピエール。革命はテルミドール反動で99年迄続いた。

Hiroshi
2024/10/12 17:57

1789年の革命、99年のクーデタ、1802年の第1帝政、1814年の王制復古、30年の7月王政、48年の第2共和政、52年の第2帝政、71年のパリ・コミューン、75年の第3共和政と忙しい。ここの政治的分析は優れている。共和主義は三極構造の中で変革の主体が局面打開の為に自由と平等の2原理統一を希求・模索する政治文化。第3共和政の時にドレフュス事件で急進派が共和主義の主流となる。ヴィシー政権の後に第4、第5の共和政だ。ドゴールはアメリカからの自立を求める。ゴーリスムシラクまで。EU後には排外主義。どうなる。

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Hiroshi
ドイツの歴史をヨーロッパの歴史の中で語る本。紀元前3世紀のケルト人の住む地にゲルマン民族が侵入する。ドイツの地に定住したゲルマン民族がローマ帝国の後継国家となったフランク帝国に包摂された。その帝国は教会国家であり、その意識が神聖ローマ帝国に受け継がれる。メロヴィング朝とカロリング朝と続き、カール大帝の戴冠後に帝国は分列する。その中の東フランク帝国がドイツに繋がっていく。カロリング家が断絶し、王が選ばれる。オットー1世の時にローマ皇帝となる。神聖ローマ帝国の始まりだ。最初の3王朝はイタリア政策に夢中となる。
Hiroshi
2024/10/09 17:27

諸邦分立体制が出来る。23年間の大空位時代が生じた。地域主権国家が出来るが、ドイツでは不在の公領は伯領に分割されて出来ない。ただ東に拡大した。金印勅書で等族制・帝国議会など帝国改革が行われる。ハプスブルク王朝が続く。宗教改革がおきるが、皇帝はイタリア戦争で不在。騎士・農民戦争が封建制崩壊に反意でおこる。30年戦争の後のウェストファリア条約で伯の地が守られた。300も国がある。オーストリア・プロイセンが絶対王制となり力を付ける。前者はハンガリーを獲得。後者はオーストリア承継戦争やポーランド分割で大国になる。

Hiroshi
2024/10/09 17:27

フランス革命がおこる。ナポレオンにオーストリアが負けて神聖帝国は終わる。ドイツの中小国はライン連盟を結び、ナポレオンにより約40に纏まる。ナポレオンがロシアに負けてウィーン体制になる。その本質は均衡だ。国民国家の建設が始まる。統一の動きも。大ドイツ・小ドイツの考え。大国になったプロイセンのビスマルクに主導されて関税同盟を経てドイツ帝国が生まれた。ビスマルクはフランスを孤立させる。その後の指導者は逆にドイツを孤立させて第1次大戦へ。ナチスで負け、東西分裂。統一後のEUは神聖ローマ帝国の前例を参考にして発展。

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Hiroshi
フランク王国はフランク族の国である。メロヴィング朝・カロリング朝と続いき、カール大帝の孫の時代に3つに分列する。その1つが東フランク王国だ。この王国でカールの血が断絶して、大公達が王を選んだ。3代目のオットー1世は教皇の戴冠を受けてローマ皇帝となり、神聖ローマ帝国が誕生した。だが皇帝はザクセン族であった。その経緯が書いてある本。東フランク王国はフランケン・ザクセン・シュヴァーベン・バイエルン・ロートリンゲンの5つの大公領からなる国だ。ルートヴィッヒ4世が子を残さずに夭折して、この王国でカロリング家が断絶。
Hiroshi
2024/10/05 13:37

母方のコンラディン家のフランケン公コンラート1世が国王として選出された。シュヴァーベン・バイエルンの大公は反コンラートとなるが、リウドルフィング家のザクセン大公ハインリヒは友好的中立を堅持してコンラートの信頼を得て国内で揺るぎない地位を固めた。918年にハインリヒを後任に指名して逝く。ハインリヒは東フランクの空中分解を防ぎ、西フランクともボン条約を結ぶ。大公と戦いもしたが赦し、シュヴァーベン・ロートリンゲンの聖職者叙任権は奪った。そして王国の相続を単一相続に変えた。936年にオットー1世が王国を世襲した。

Hiroshi
2024/10/05 13:37

相続出来なかった兄弟が大公と結びついて反乱を起こす。その度に兄弟を許す。だがその大公は許さない。そんなことが数回続くと、大公は親族か身内になり安定した。そして第1次イタリア遠征。前イタリア王の未亡人と再婚。もどると長男の反乱があったが許した。そしてレヒフェルトの戦いでハンガリーに大勝する。教皇からの要請で第2次イタリア遠征。この時教皇から戴冠する。このときイタリア人は東フランク人を呼ぶ言葉があり、それがドイツに繋がる。イタリアの地でよそ者がアイデンティティを掴んだと。彼は第3次イタリア遠征の後に亡くなる。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/01/15(4330日経過)
記録初日
2013/01/06(4339日経過)
読んだ本
1182冊(1日平均0.27冊)
読んだページ
347805ページ(1日平均80ページ)
感想・レビュー
1083件(投稿率91.6%)
本棚
50棚
性別
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