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2024年11月の読書メーターまとめ

紀梨香
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感想・レビュー
20
ナイス
471ナイス

2024年11月に読んだ本
21

2024年11月のお気に入られ登録
2

  • うりぼう
  • リードっち

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

紀梨香
ネタバレ成瀬が堂々と信じた道を進む爽快な物語。熱烈なファンができ、クレーマーの長所を伸ばし、びわ湖大津観光大使となり、島崎とずっとゼゼカラを続ける。『天下を取りに行く』で言っていたことを実行しているのが素晴らしい。実行力があり過ぎる娘に振り回されるパパはちょっと気の毒でしたけど。膳所から世界へ!はあと何年かで実現しそうです。
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2024年11月にナイスが最も多かったつぶやき

紀梨香

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2024年11月の感想・レビュー一覧
20

紀梨香
ネタバレ浜松町と羽田をつなぐ東京モノレールで働く四人。同級生と再会したり、元カノの新婚旅行の道中をそっと見送ったり、同僚とジャズの話をしたり。モノレールが走る街でそれぞれの生活が淡々と語られるのが心地よい小説でした。そして四人は『カニザノビー』の小椋直丈が脚本のドラマに出演することに。このドラマが実現したら必ず観ると思います。夏子や春行の名前も登場してサービス満点の一冊でした。何度か乗ったことがあるモノレールですが、用事を作ってまた乗りたい気持ちになりました。
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紀梨香
ネタバレ過干渉な母が突然事故死したことで解放された私は上京し舞台女優となる。演技のために過酷な経験を重ねながら舞台女優として頭角を現していくが、やがて破滅が訪れる。親に尊重されないということがどんなに魂を傷つけるかがまざまざと描かれていて恐ろしくなりました。観られることから逃れた彼女に安らかな日が訪れますように。
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紀梨香
ネタバレ世間やお互いの親族からのプレッシャーを躱わすため白い結婚をした菜穂と尊。気が合う同級生とのシェアハウスのような生活にセックスや子育てを介在させなければ面倒ごとは起こらない、なんてことは無くささやかなことから行き違いは起こる。二人がお互いをかけがえのないパートナーだと思えるようになってよかった。星夜に菜穂が優しくできるのは彼が女性では無いからだと思うけれど。
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紀梨香
ハリー・ポッターシリーズに登場するお菓子が美しい写真とレシピで紹介されている豪華な一冊。眺めてうっとり、魔法界の舞台裏がちょっとしたコラムで紹介されているのも楽しい。ただレシピの紹介のみで写真がないお菓子があるのが少し残念でした。
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紀梨香
ネタバレ都会の真ん中で暮らしている人が辛くなった時ちょっとだけ逃げ込める隠れ家のような場所。港区立みなと科学館のおひるのプラネタリウム、都立第五福竜丸展示館、東京国立近代美術館の眺めのよい部屋、しながわ水族館のクラゲたちの世界、旧東京音楽学校奏楽堂、国際こども図書館。隠れ家で心を休めて生活へと向き合う気力を取り戻した人たちが少しだけ前より良い方向へ進んでいく様子に力をもらえる小説でした。この豊かさをずっと保つことができる東京でいてほしい。
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紀梨香
ネタバレ昔からアイドルを推す人の気持ちが良くわからないまま過ごしてきたけれど、バックステージ物として面白く読みました。彼らの努力が実って末永く活躍できるアイドルになれますように。そして彼らの傍らにあの捕食者のような輩がいないことを祈ります。
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紀梨香
ネタバレジュエリーリフォームのデザインという仕事を珠が心から愛しているのが読んでいてとても心地良い。心ならずも共に働く同級生の高峰や雫の世話をしてしまう珠。我が道を行く雫。坊ちゃんで女性の前では良い格好をしてしまう高峰。時々現れて彼女たちをアシストする森。4人の30年をとても愛おしく感じました。心配していると伝えることが相手のためにはならないという指摘には痛いところを突かれました。大丈夫のサインを伝え合う二人の姿に思わず目から雫がこぼれました。#NetGalleyJP
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紀梨香
ネタバレ離婚を機に三十年ぶりに帰国し、空き家だったうらはぐさの伯父の家に住み始めた大学教員の沙希。様々な人と知り合い、庭を愛し、食と散歩を楽しむ沙希の生活がとても心地よい。歴史を辿れば、学内の素敵な洋館を建てた建築家が焼夷弾の実験に協力していたり、狼男から日本軍兵士のPTSDへつながったりと暗部へ辿り着くのだけれど、知った上でさらに自分の住む場所を大切にするところに温かさを感じました。装画が『団地のふたり』と同じ北澤平祐さんで、どちらも「ずっとこの世界に浸っていたい」と思わせるところが共通する作品でした。
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紀梨香
ネタバレK先生のお名前が出た辺りからもしや?となり、なるほど、と膝を打ちました。物語としても破綻が無いのが素晴らしいです。あのトリッキーさで名高い作品を思い浮かべつつ読んでいたら最後の献辞にA先生とあったのでやはり…と思いつつ頁を閉じました。台湾版が出版されると著者のXにあったのですが、翻訳した人すごすぎる。
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紀梨香
ネタバレ『うたう』に登場したので読まなくては、と思った次第。シナリオライター未満の直丈とシングルマザーの阿里、花形投手の頼也、同じ蟹座B型の同級生の三人が再会して…。デビュー三年目の作品であるせいか近年の作品にはあまり無い生々しいシーンがありました。でも読み進めるうちに主役を応援したくなってしまう作風は初期からだったんだな、と思いました。タイトル『カニザノビー』のままで良かったのでは?
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紀梨香
ネタバレ天井から奇妙な音がする風の家。骨壺を電車に置き去りにする男。奇妙な多肉植物。撮った覚えがない満面の笑みを浮かべる義母の写真。少し足を踏み外しただけでずれていく日常を描いた四篇。淡々とした端正な文章なのにゾクッとしたりほっこりしたり感情が揺さぶられました。「多肉」は子どもの頃雑誌で読んだウェルズの『血を吸う植物』を思い出しました。
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紀梨香
ネタバレ事情を抱えた女たちのために闇医者を続けるおゑん。吉原の遊女の子を無事に産ませてほしいとの珍しい依頼を受け、桐葉を預かることとなる。末音の香薬のエピソードがとても楽しいのでもっと詳しく読みたい。このシリーズに流れる暗い情念はおゑんが強くなったことで前向きなトーンに変わってきたように感じました。お春に続き新たな味方を得たおゑんのさらなる活躍が楽しみです。
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紀梨香
ネタバレ成瀬が堂々と信じた道を進む爽快な物語。熱烈なファンができ、クレーマーの長所を伸ばし、びわ湖大津観光大使となり、島崎とずっとゼゼカラを続ける。『天下を取りに行く』で言っていたことを実行しているのが素晴らしい。実行力があり過ぎる娘に振り回されるパパはちょっと気の毒でしたけど。膳所から世界へ!はあと何年かで実現しそうです。
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紀梨香
ネタバレ飲料メーカーの御曹司として鷹揚に育ち順調に出世していた成功は突然父の別荘の地下室に三か月監禁される。脱出後出社すると自分のポストには異母兄が就いていた。果たして彼は自分の地位と彼女を取り戻せるのか。成功は坊ちゃん育ちだけれど素直に努力するタイプなので次第に応援する気持ちになりました。早い段階で監禁犯については見当がついたけれど最後まで面白く読みました。女性社員がアシスタント扱いではないのも令和らしいビジネス小説でした。
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紀梨香
ネタバレMIU404の技能研修性のエピソードを思い出しました。都合よく使われる労働力と都合よく使われる母体。理不尽さに胸が痛くなる一冊でした。
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紀梨香
ネタバレちゃんと協力してるのに妻とギクシャクする理由がわからないという方にぜひ読んでほしい一冊。離婚して荒れた生活を送っていた幸彦は、転勤を機に家事学校に入学し自らの生活に向き合うことに決める。家事を学ぶことで仕事を盾に家庭と向き合ってこなかったことに気付く。素直に反省するタイプの主人公なので読み易かったけれど、変わっていく幸彦に対して素直に喜べない元妻の気持ちもとてもよくわかる(学校で先生から言われたら変われるのに何故妻の言葉は響かないのか)。家族でも日々の思いやりが一方通行ではないことが大切なのだと思います。
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紀梨香
読みたい本は『月ぬ走いや、馬ぬ走い』『ずるい聞き方』
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紀梨香
石田夏穂さんのエッセイのテーマが足裏マッサージで、読んでいる間にどうにも足裏を刺激したくなり、久々に家のフットマッサージ器思い切り強で足裏マッサージをしました。めちゃめちゃ影響されました。読みたい本は『歌人探偵定家』
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紀梨香
ネタバレ詐欺師の藍の知識とゴージャスさに圧倒される一冊でした。人殺しを見抜くみちるの不思議な能力がなぜ身についたかが苦い結末につながっていて、なるほど…となりました。一気読みしました。
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紀梨香
ネタバレ地方都市に住む女性の息苦しさと誰にでも平等に訪れる死について。家族葬専門の葬儀社芥子実庵に勤務する佐久間は五つのエピソードを経て、結婚を機に転職をせまる彼に気持ちをはっきりと伝えられるように変わっていく。心から死を悼むのがどんなに大切かを改めて考えさせる一冊でした。芥子実庵の由来となる説話にも胸を打たれました。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/01/15(4356日経過)
記録初日
2013/01/03(4368日経過)
読んだ本
3498冊(1日平均0.80冊)
読んだページ
969970ページ(1日平均222ページ)
感想・レビュー
3346件(投稿率95.7%)
本棚
7棚
性別
自己紹介

活字があると、たとえ電車のつり広告であろうとつい読んでしまいます。

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