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2024年6月の読書メーターまとめ

貘谷雅
読んだ本
12
読んだページ
4644ページ
感想・レビュー
10
ナイス
130ナイス

2024年6月に読んだ本
12

2024年6月のお気に入られ登録
1

  • 読書家さん

2024年6月にナイスが最も多かった感想・レビュー

貘谷雅
ネタバレ書店で推されいたので購入したが、15年ぐらい前の作品でびっくり。帯の「大どんでん返し」を楽しむというより、悪意のある登場人物たちやそれによる残酷な展開をハラハラと見守るのが楽しい作品だ。また作中たくさんの小説や絵画や、またその用語などが伏線として登場しており、内容を把握していればその後の展開も解るでしょ? というこちらの教養にも訴えてくるのがまた憎いところ。
が「ナイス!」と言っています。

2024年6月の感想・レビュー一覧
10

貘谷雅
ネタバレまさかあとがきに作者からの挑戦状? があるとは! 景の魅力が素晴しい作品。ラスト4行に関して、消しゴムがイジメのきっかけだからって解釈もできるけど、それなら未だに持っているのは腑に落ちない。それよりも、学校で流行ってるおまじないの、好きな人から消しゴムを貰ったら両思い、というのを信じてたっていうほうがなんとなく納得できる。
が「ナイス!」と言っています。
貘谷雅
設定や構成は面白いけど、登場人物の行動や会話にちょっとついていけなかった。例えば他人の家の受話器をいきなりとったり、大学生や社会人なのに普通そんな行動や思考になるだろうかと思ってしまう。逆に「笑い仏」は主人公が子どもだから、突拍子もない発想や行動に納得できて、この章は結構楽しめた。全体的に情景描写や心理描写は本当に必要最低限といった感じで今風な感じ。次は無いかな。
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貘谷雅
『鈍色幻視行』から。論理的に考察するというより、フィーリングで楽しむ作品だと思う。なにより作中作が現実に現れているというある意味ファンサービスが嬉しい。
が「ナイス!」と言っています。
貘谷雅
ネタバレ書店で推されいたので購入したが、15年ぐらい前の作品でびっくり。帯の「大どんでん返し」を楽しむというより、悪意のある登場人物たちやそれによる残酷な展開をハラハラと見守るのが楽しい作品だ。また作中たくさんの小説や絵画や、またその用語などが伏線として登場しており、内容を把握していればその後の展開も解るでしょ? というこちらの教養にも訴えてくるのがまた憎いところ。
が「ナイス!」と言っています。
貘谷雅
ネタバレ学生時分以来の再読。初めてトリックと犯人が謎解き前に解った本。その後、意図的に読者から、つまり外から見てる方にはわかりやすいように、内部にいる方、距離が近い方がわかりにくいように作った、という著者からのコメントをどこかで見かけてがっくりきた思い出。しかしあの時は大学に入れば赤いスポーツカーに乗った、かわいいお嬢様に出会えると思ってたのになあ……。
が「ナイス!」と言っています。
貘谷雅
ネタバレ「2024年本屋大賞超発掘本!」受賞作。作中で読者のことを意識させる小説は「作者からの挑戦状」とか江戸川乱歩の語りとか色々あるが、本作はまさにそこが素晴しいし、恐ろしいところ。田中博さんの解説がまた素晴しく、言いたいことを全部言ってくれている。
が「ナイス!」と言っています。
貘谷雅
帯のすごろく順に。ついにデビュー作に。これを新人で書いた辻村深月もすごいけど、おそらく分量そのままで出した講談社もすごいなと思った。ミステリーや物語としては以降の作品に比べて分かり易すぎる部分があるが、光る部分も多い。特に第十四章「HERO」がすごい良くってここだけ切り出して短編にしても傑作だと思う。デビュー20周年おめでとうございます。
が「ナイス!」と言っています。
貘谷雅
ミステリー古典の勉強のためと思って読んだ『江戸川乱歩傑作選』が、勉強としてではなくエンタメとして楽しませてくれたので購入。『傑作選』はデビュー作も収録されており、日本ミステリー誕生のある意味での初々しさも感じられたが、本作ではまさに脂の乗った名作と言える短編が連なっている。特に文学性としては「押絵と旅する男」、ミステリーとしては「陰獣」が素晴しいが、個人的には「目羅博士」の昭和初期の都会の月夜の雰囲気が好き。
が「ナイス!」と言っています。
貘谷雅
絵画やそれにまつわる物語は面白いのだが、肝心の絵画が見開きに跨っていて見にくい、というより一部見えない所さえある。こういうタイプの本は電子書籍の方がいいのかも。
が「ナイス!」と言っています。
貘谷雅
ネタバレ書店に行ってミステリー小説の帯を見ると「大どんでん返し!」、「ラスト1行ですべてがひっくり返る!」のような文言の多いこと多いこと。その中でこの小説はどうだろうか……。でもね、人生の中で何か価値観とか考え方とかがひっくり返るのって外的な要因というよりむしろ、過去の何か事象を自分の中で飲み込んだときのほうが多いとこの歳になって思う。この小説はまさにそういう意味でどんでん返し小説。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/08/30(5420日経過)
記録初日
2008/12/13(5680日経過)
読んだ本
111冊(1日平均0.02冊)
読んだページ
41552ページ(1日平均7ページ)
感想・レビュー
96件(投稿率86.5%)
本棚
0棚
性別
年齢
31歳
血液型
A型
自己紹介

高校生のときに登録したのをせっかくなので引き続き更新したいと思います。

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