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ノイス
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この著者は初ではないが、全体的に合わなかった。青春要素よりもミステリに重きを置きすぎて学園ものである必要性を感じなかったし、そのミステリも(謎解き役がプロではなく、高校生であるとはいえ)牽強付会な解決方法が多く入り込めなかった。特に、『氷菓』の意味は「え?ここ愕然としないといけない雰囲気?」と完全に置いてけぼりを食らった気分。一方、ミステリから離れてキャラクター造形は割と好みだった。テイルズオブヴェスペリアが頭をよぎる四人。
ケーキマーガリン

ナイスありがとうございます。 牽強付会、な解決方法、展開というところは少し共感です。

08/19 01:30
0255文字
ノイス
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今作は評価が難しいところ。単純にミステリとして見ると、偶然やスモールワールドな人間関係に物語の妙を恃みすぎていて拙速な仕上がりに感じる。著者たちの他作品を知っているからこそ、もっと二転三転するものに出来たはず。ただ、たった12日間で今作を書き上げたという執筆背景を鑑みると、その短期間でよくぞここまでユニークな作品を書けたものだと思う。前述の多少拙い構成も、推敲の時間が無かったと見れば妥当だろう。自分も少し書くので、数十万字を二週間足らずで書き終える凄さはよく分かる。東京ドーム竣工記念の際物なのも面白い。
0255文字
ノイス
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本書を読み砕いたものが戸田山氏の『論文の教室』という立ち位置になるのだろうが(あちらの文中では「木下本」と呼ばれている)、むしろこちらの方が簡潔で読みやすいかもしれない。理系の中でも著者は物理専門だけに数式の項など参考にならない部分もあるが、概ねは理系に限らない論文をしたためる技術の講釈となっている。また、もう30年以上前のものなので電子媒体の話はあまりなく、原稿用紙は今や使わない人が多い。それでも、文を書くという点での基本方針を定めてくれる紛うことなき良著ではある。
0255文字
ノイス
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前半は、語り手の人間観について述べられた擬似エッセイ。解説を読むにその全てがドストエフスキー自身が思っていることと等しいわけでは無いようだが、寡聞にして自分は知らないチェル何某への反駁に関しては一定量の試行も兼ねたものだと思われる。特に、恣意と合理性についての考察は興味深い。後半は、その思想が大きく影響を与えた出来事が物語調で描かれる。相変わらず豊かなユーモア。残念ながら、最終盤のリーザとの関係性は把握しきれなかった。いや、一番最後まで理解できたら彼と同類ということになるから、分からなくて良かったのかな。
0255文字
ノイス
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倒叙がしばしば使われている為、物語のテーマとは別に文学として難しい作品となっている。更に訳者の怠慢と言うべきか元々そういう文章である故に敢えて残したのか、代名詞の弾丸をショットガンで本に撃ち込んだような長文が多く、何度も読み直さないと文意が掴めない箇所も頻繁にある。それらを差し置いても、当時の黒人が経験した環境を冷徹な目線でよく描き出していると思う。著者自身が黒人だからか、良くも悪くも人種差別の描写に遠慮が無く、それでいて人間味が感じられる。最終的に、社会批判とも個人批判とも取れる締めなのも上手い。
ノイス

原題の The Bluest Eye は日本語版と違って最上級の形容詞が使われていることに注目しがちだが、eye と眼の部分が単数形であることも重要だろう。この単語を単数形で用いるのは通例、一つの意味しかない。「観察力、眼識」のことであり、原題をより正確に訳すならば『耽美(The Bluest)の裁定』辺りになるはずである。

07/24 17:17
まある

そうなのですね。英語は全くダメと言えるので、大変勉強になりました。タイトルから与えられる印象が随分違ってきますね。

08/05 01:38
0255文字
ノイス
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前半は色にまつわる単語の扱い方について複数の言語で比較考察しているが、余程比較言語学に興味が無ければ読む気力が続かない。自分の場合も英語話者として、orange の捉え方には気をつけようと思った程度。本書の真髄は後半の漢字擁護論の方にあり、ひらがなカタカナに加えて、何故日本人は漢字まで書かなくてはいけないのかという面倒くさがりの主張を完膚なきまでに叩き潰してくれる。成る程、漢字無しでは日本語でまともなスピーチなど出来ないだろう。新書の割には多少難解でアカデミックだが、読了した暁には必ず得るものがあるはず。
ノイス

また本書とは別に、orange は発音学の観点では「オリンジ」であり、韻を踏む為の語が基本的に存在しない(hinge が最も近い単語ではあるとか)という点でも特異な単語であると大学で学んだ。

07/17 01:51
0255文字
ノイス
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原本と共に読了。幾つか日本語文と意味が若干変わっている部分や簡略化している表現があり、実際の語彙多彩な日本語文と合わせ見て訳者が随分と苦労したのが分かる。だが、訳者の方もかなり正確な語彙を所有されており「この日本語表現といえばこれ」というイディオムを的確に選び出せているのが素晴らしい。Out of reflex など辞書では出ない表現まで。特に学校に関わる単語などは日本独自のものも多いだろうに、都度日本人と英米人とのどちらが読んでも違和感のない単語チョイスがされている。英語でも雰囲気が保たれている。
0255文字
ノイス
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英訳と共に読了。学園ものライトノベルにはあり得ないほどの自然科学への言及に、やはりラノベにしてはかなり豊富な語彙の数々。こりゃ訳者は苦労しただろうと思いつつ、これこそハルヒが世間を一時期席巻した理由なのだろうと感じた。SF要素として与えられている題材は、昨今のラノベを鑑みるとあまりにも陳腐で乱雑だ。それらの先駆者として見るとしても、多方面に手を伸ばしすぎている。結局はボーイミーツガールに収斂するという点でも、意外性のある物語ではない。それらを補って余りあるのが、文学的な筆致の力だ。発売当時に読みたかった。
まろんぱぱ♪ 

ノイスさんナイスありがとうございます(゚▽゚)/今更ながらですが、乱立気味なこのジャンル、これは今でも通用するクオリティで、やはり面白いです

07/15 05:32
0255文字

読んだ本
298

読んでる本
2

積読本
2

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/01/27(4448日経過)
記録初日
2013/06/30(4294日経過)
読んだ本
298冊(1日平均0.07冊)
読んだページ
103192ページ(1日平均24ページ)
感想・レビュー
298件(投稿率100.0%)
本棚
45棚
性別
血液型
O型
職業
大学生
URL/ブログ
http://blog.goo.ne.jp/rekkuzin
自己紹介

色々あって文系の大学へ転学、現在は内定が一応ある4年生。
森見登美彦や貫井徳郎、伊坂幸太郎、志賀直哉、ドストエフスキーなどが好きです。後、浅田次郎と宮部みゆきもよく読みます。
ラノベから洋書・新書まで遍く読み、色々な方の思想を知り理解するのを当面の目標にしています。

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