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ちいちんさんの感想・レビュー

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ちいちん
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訳ありの人が泊まるための「ミナトホテル」。 そのホテルをひっそりと亡き夫から受け継いだ「陽子」さん。その陽子さんの一周忌を裏庭で行うため、 祖父に言いつけられ無くなった鍵を探す事になった主人公の「芯」。 正しく言えばミナトホテルを中心とした人々の物語である。 主人公は冷淡で客観的な人間だが、だからこそこの物語が生きてくる様に思う。 また本編の後「手の中にある」という短編で、亡くなった陽子さんの事情がわかるのもとても良い。 誰もが理由などなく、愛し、愛され、必要とし、必要とされたいのだ。
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ちいちん
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予備知識無しに読む。最近湊さんはなぁなんて思っていたのですが、最後の数行読んだあと「マジか!!」と声に出してしまった。途中で犯人もわかって、「がっかりだな~」なんて思っていたところに「マジか!」でした。湊さんの底力を感じさせられる一作。これはやられます。びっくりした。
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ちいちん
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題名の「その手をにぎりたい」。内容を読んで納得。お寿司屋さんを中心に据え、その板前さんの手をにぎりたいということなんですね。時代はバブルで、その時代のむせ返るような空気が伝わってくる。内容も面白いが、それよりお寿司の描写がたまらなくって、ヨダレがでる。最後のシーンもいい。柚月さんの物語は最後ほっとする感じがするのがいい。
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ちいちん
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恋愛の形をとっているが、救済の話だと思う。自分がダメで、本当にもうやりきれないと思うときに、案外周りは自分の心の底を支えてくれているんだと気が付かさせられる。柔らかい気持ちにさせられる、ここちの良い本。落ち込んだ時に読むととてもいいと思う。良作。
0255文字
ちいちん
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直木賞受賞作。台湾の歴史、全く知らなかったなと勉強しながらの読書。青春小説なのだろう。ミステリーの要素よりも、台湾の熱気をヒリヒリと感じられるところが凄くいい。戦争って、内紛って本当にろくでもないなと改めて思わされる。それも説教臭くない所が良い。前半手こずるが、後半の勢いは圧巻。面白かった。
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ちいちん
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いい意味での良質少女漫画。気軽に読めて、「あぁ、面白い!」とページを捲る手が止まらなかった。多分柚木さんの発想とテンポが自分にはあっているのだろう。自分で自分のネジを巻く。いいなぁと思う。多分自己啓発系の本よりずっと私には胸に来る。
梅ちゃん

ナイスをありがとうございます。 私も、柚木さんの本が好きです。『その手に…』なんて、とてもおもしろかったです。

05/28 11:45
ちいちん

梅ちゃんさん、コメント有難うございます!「その手を」はちょうど今図書館から借りてきているんです~。読むのが楽しみです!

05/28 12:11
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ちいちん
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ネタバレこの連続事件はどうなっていくの!?と思っていたらガーゴイルが動いて違う意味の衝撃を受けた。ファンタジーだったのか。「英雄の書」の続編ということを読メで知る。「英雄の書」は読んだはずなのに全く思い出せない。下巻が面白かったら「英雄の書」を読みなおそうと思う。
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ちいちん
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作者が一般の方々の没になった作品をリメイクした短篇集。(本当にアイデアが浮かばなかったどうかは分からないが)「青春絶縁体」と「ホワイト・ステップ」がとてもいい。「ホワイト・ステップ」は完全に乙一ワールドに入っていて泣きそうになりながら読了。最終ページに記述されているURL先で元ネタを読んだのだが、「青春絶縁体」がほぼ形を保っている事を知り驚いた。乙一ワールドが好きな方はぜひ。
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ちいちん
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面白くって、一日で読了。タイトルの「怒り」これは、読者が最終的に感じる気持ちかもしれない。最初に起きた殺人事件の犯人は、疑わしき3人のうち誰なのか。それを知りたくてページを捲る手が止まらない。人を信じることの難しさ、そして裏切られた人間の憤り。殺人現場に残された「怒」の文字は一体何だったのか?とそこを突き詰めると、消化不良感があるかも知れないが、私はこの終わり方で満足だった。良作。
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ちいちん
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未知の臓器をもった人類が生まれ、その人々のことを「ギフテッド」と呼ばれるようになって間もない現代が舞台。差別を受け、その恐怖からギフテッドは超能力を手にする。最初の方は書き込まれているなと思うが、どんどん足早に。『百年法』が面白かったので、こちらももっと長編にして欲しかった。残念な気分。
0255文字

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/02/11(4353日経過)
記録初日
2013/02/24(4340日経過)
読んだ本
186冊(1日平均0.04冊)
読んだページ
49374ページ(1日平均11ページ)
感想・レビュー
183件(投稿率98.4%)
本棚
2棚
性別
血液型
O型
現住所
群馬県
外部サイト
自己紹介

本中心の生活をしています。
好きな作家さんは、
「恩田陸」「伊坂幸太郎」「中山智幸」「東野圭吾」「浅田次郎」等
作家さん以外では
「栗原裕一郎」

好きなジャンル:殆ど全て
嫌いなジャンル:戦争もの・ハードボイルド


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