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2024年4月の読書メーターまとめ

アサイ
読んだ本
10
読んだページ
3155ページ
感想・レビュー
10
ナイス
245ナイス

2024年4月に読んだ本
10

2024年4月のお気に入られ登録
1

  • kirinn

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

アサイ
ネタバレ今まで読んだことのない種類のミステリー。しかも最近多いなと感じる「後出しジャンケン」的な仕掛けなど一切ない、真っ向勝負の謎解き。『読まれていない問題』の正答を出すと言う前代未聞の事態に対して、敗者となった主人公が当時の番組を追想しながらあらゆる角度から「なぜ答えられたのか」の答えを出していく。日本語の文の構造や音節、発音の際の唇の動きまでも理解し駆使して、クイズの答えをいかに早く「確定」することが出来るのかなど、一歩ずつ「答え」に近づく時間はまさに謎解きを体験できた。最後の主人公の考え方に好感。
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2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

アサイ

アサイさんの2024年3月の読書メーター 読んだ本の数:16冊 読んだページ数:4910ページ ナイス数:285ナイス ★アサイさんの2024年3月に読んだ本一覧はこちら→ >> https://bookmeter.com/users/320155/summary/monthly/2024/3

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2024年4月の感想・レビュー一覧
10

アサイ
ネタバレ最近の作品を先に読んでいたので、あれ?米澤さんの文体なのかしら?と思う位雰囲気が違っていて驚いた。最終的に結城は30万ちょいしか報酬がなかったかもだけど、普通でいられることを選んだのは正解だったのだと思う。次の主人=須和名の招待は受けるのか否か気になるところ。お金と暇のある貴族が娯楽として殺し合いを見ていたというのを思い出した。『主人』はそんな存在なのだとしたら、あの中でいちばん恐ろしい存在は須和名だったのかも。
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アサイ
ネタバレ今まで読んだことのない種類のミステリー。しかも最近多いなと感じる「後出しジャンケン」的な仕掛けなど一切ない、真っ向勝負の謎解き。『読まれていない問題』の正答を出すと言う前代未聞の事態に対して、敗者となった主人公が当時の番組を追想しながらあらゆる角度から「なぜ答えられたのか」の答えを出していく。日本語の文の構造や音節、発音の際の唇の動きまでも理解し駆使して、クイズの答えをいかに早く「確定」することが出来るのかなど、一歩ずつ「答え」に近づく時間はまさに謎解きを体験できた。最後の主人公の考え方に好感。
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アサイ
ショパンコンクールで2位を受賞されたのは知っていたので興味深く読んだ。その行動力、精神力があるからこそ、この結果を掴むことができたのだろうと感じる。音楽への向きあい方や聴衆への向き合い方は職人気質。ショパン・コンクールの章は、コンクール用のプログラムの組み方や、審査員、聴衆へのアプローチ戦略が非常に面白かった。熊川哲也さんが20代後半で日本バレエ界の未来を変えるべくロイヤル・バレエ団を退団してKバレエ団を立ち上げたように、反田さんも日本のクラシック音楽界を担っていかれるのではないだろうか。
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アサイ
ネタバレ閉鎖的な村の因習がのしかかり、人々の心まで蝕む。そこで生き続けることはその因習に蝕まれることをも受け容れていくこと。そして、いつしかその状態をよしとするようになっていく。そんな重たくのしかかってくるものを最終的には打破しようとする広海。 という結末なのに、なぜか少しもモヤモヤが晴れないのは、登場人物の誰にも好感を持てなかったからか。
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アサイ
小説とエッセーの間のような作品。語り手の思考回路が一筋縄ではいかないような語り口で書かれているのでますます不思議な気分になりながら読んでいた。 全編を通して日常で感じるちょっとしたモヤモヤ、ちょっとした違和感、ちょっとした何かの正体を描いていた。そのちょっとした何かには引っかかった経験がある(というか多い)人は、この作品が「解る」と言う気持ちになるのかなと感じた。
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アサイ
ネタバレ罪悪感、嫉妬、後悔。気づかないうちに自分と世界との間に生まれたわずかな綻び。その綻びが気づかないうちに自分の心と体を傷つけてしまう。何とかしたい、でもどうやって突破口を開ければいいのか分からない。そんな閉塞感を抱えた人々に、その傷に向かい合うひとかけらの勇気と優しさをもたらしてくれるリカバリー・カバヒコ。優しい気持ちになれる一冊だった。
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アサイ
「探偵杉村三郎」としての出発が分かる短編集。悪意や欲望の種は人間誰しもが根底に持っていて、普段はそれが善意や常識や優しさによって深く深く埋もれて眠っている。けれど人間を取り巻く環境によっては、深く埋もれ眠っていたはずのその種が芽吹く隙を与えてしまう。その種が芽吹いて犯罪として世に出てしまう。その環境と芽吹いてしまった過程を、冷静かつ適度に血の通った温かさと共に明らかにするのが探偵杉村三郎なのだなと感じた一冊。杉村さんの真相への辿り着き方が、読者としての自分を納得させるスタイルでよい。
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アサイ
ネタバレ今までに出会ったことのない感覚をおぼえながら読んだ。山で獣と対峙する中で自分の「生」を感じる熊爪に、生きることはこういうことなのかと思わされた。赤毛との戦いで「動物」として生きる自分を終えた熊爪は、陽子と人間として生きることを選ぶが、次第に倦むように。熊爪が陽子を、人間としての生活を捨てるのかと思っていたら、陽子がその関係に見切りをつけ熊爪を殺める。獣として弱肉強食の世界では赤毛に勝った熊爪だったが、人間として弱肉強食の世界では陽子に負けることを受け容れる。タイトの『ともぐい』とはそういうことなのか。
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アサイ
ネタバレ前半と後半があまりにテイストが変わりすぎて「同じ話なの??」となってしまった。わざわざ柿枝をサイコパス?にする必要があったのか、、、筧さんに何だか訳アリな過去を背負わせる必要があったのか。前半のテイストが台無しになってしまったようで残念。最初の雰囲気ままラストまでいっていたらな、、、とつい考えてしまう。私の中ではモヤモヤの残る作品だった。
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アサイ
ネタバレ一人で喫茶店を一日に連続して二軒はハシゴするのはすごいなと、そして無職なのに経済観念大丈夫?と思いつつ読み進める。『ランチ酒』の喫茶店バージョンな感じがしなくはないけれど、これはこれで面白かった。純喫茶を巡りながら「何にも分かっていない」と周囲の人間に言われ続け、一年かけて「恵まれている自分に気づけていなかった自分」に気がついた純一郎。最終的には身の丈に合った、そして自分が本当にやりたいことをやれるようになってメデタシメデタシなのかな。サラッと読める一冊でした。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/02/11(4098日経過)
記録初日
2013/01/11(4129日経過)
読んだ本
333冊(1日平均0.08冊)
読んだページ
101782ページ(1日平均24ページ)
感想・レビュー
315件(投稿率94.6%)
本棚
0棚
性別
血液型
B型
職業
専門職
現住所
神奈川県
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