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2024年10月の読書メーターまとめ

アサイ
読んだ本
8
読んだページ
2560ページ
感想・レビュー
8
ナイス
139ナイス

2024年10月に読んだ本
8

2024年10月のお気に入られ登録
1

  • ひと

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

アサイ
ネタバレ日常をどう生き延びるのかが課題であり、そこから弾き出されないように気を張っている。日常を営む街にこそ本物の危機があると叫ぶ波多にも、バリ山行をすることで本物の危機を味わう妻鹿の「会社がどうなるとかさ。そういう恐怖とか不安感ってさ、自分で作り出してるものなんだよ。でもそれは予測だし、イメージって言うか、不安感の、感でさ、それは本物じゃないんだよ。まぼろしだよ。だからね、だからやるしかないんだよ、実際に」と言う言葉にも一理。妻鹿を思うと悲しさもあるが、最後のマスキングテープ、それに救われた気がした。
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2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

アサイ

アサイさんの2024年9月の読書メーター 読んだ本の数:10冊 読んだページ数:3072ページ ナイス数:252ナイス ★アサイさんの2024年9月に読んだ本一覧はこちら→ >> https://bookmeter.com/users/320155/summary/monthly/2024/9

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2024年10月の感想・レビュー一覧
8

アサイ
「小野寺さんらしい」そんな一冊。 ある日の「クロード子ども食堂」の開店前から閉店まで。一冊の中でたった数時間分の時間の経過の中で、様々な登場人物たちの視点で描かれていく。彼らはけっして「いい人」だけではなく「うーーん、、、」と思わされるような人も存在する。そこがまた綺麗事だけではなくて、より小野寺作品らしい。 けれど最後の最後は、逆にらしくないような巡り合わせもあったりして、そこがまた良いなとも。
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アサイ
ネタバレ日常をどう生き延びるのかが課題であり、そこから弾き出されないように気を張っている。日常を営む街にこそ本物の危機があると叫ぶ波多にも、バリ山行をすることで本物の危機を味わう妻鹿の「会社がどうなるとかさ。そういう恐怖とか不安感ってさ、自分で作り出してるものなんだよ。でもそれは予測だし、イメージって言うか、不安感の、感でさ、それは本物じゃないんだよ。まぼろしだよ。だからね、だからやるしかないんだよ、実際に」と言う言葉にも一理。妻鹿を思うと悲しさもあるが、最後のマスキングテープ、それに救われた気がした。
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アサイ
ネタバレ母に捨てられた娘と娘を捨てた母。 世間的に見れば母は酷く、娘は可哀想。 が、祖母によって本来の自分から歪められた母の胸中を知ると、そうとばかりは言えなくもなる。多かれ少なかれ世の中の親子はこういう部分があって、そのバランスを取りながら生きているのだと思うし、逆に、はみ出るくらいの設定でなければこの物語は生まれていない。何が良いとか悪いとかではなく「人が自分自身として自分の人生を生きるということ」を描いていた物語だったと思った。
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アサイ
ネタバレ今まで読んだ過去の作品中で、幾度となく登場人物たちが話題にしていた作家「横尾成吾」自身が主人公となった作品。気にならないはずがない。そんな『食っちゃ寝て書いて』はやっぱり面白かった。大掛かりな面白い!とは異なるさすが小野寺さんだなと思わせられる地に足のついた、血の通ったお話だからこそ感じる面白さ。ただ、ずっと同じ世界線で読んでいたからラストあたりで、「あっ、そういうことだったの?」と気付いたときは普段とはまた一味違う面白さも感じた。名前だけ知っていた『脇家族』『三年兄妹』の概要も知れたのも良き。
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アサイ
ネタバレ『木曜日にはココアを』の「マーブルカフェ」での出会いをきっかけに、登場人物たちの繋がりがお話を紡いでいく。偶然イベントで知り合った2人の想い。そんな2人の始まり。様々なエピソードで時に垣間見えつつ、ラストでは実を結んだのもお決まりといえばそうだけど、やっぱり優しくてホワッとさせてくれる。うまくいかないことも多い日常のほろ苦さを、温かく優しい湯気で包んむような青山さんの世界を今回も楽しみました。
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アサイ
ネタバレ伊坂作品は世の中の「ままならないこと」を淡々と、時に残酷に描く。良心を持たず、がゆえに人の心を平然と踏みにじり嘲笑う人間が、日々を真面目に生きている善人を自分の欲を満たすだけのために害したり、そんな悪人が成功をおさめていることは多いなどとサラッと書いていたり。今回もそんな設定なので読みながら歯がゆかったり悔しかったり。が、自分の仕事を全うするために行動を共にする千葉の存在・言動が、やられっぱなしの善人に意図せず何らかの影響を及ぼす様子が救いとなった。本城の結末にようやく溜飲が下がった。
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アサイ
ネタバレ長年勤めた職場を辞めると決意したらしたで色々と思い悩むことも出てきたので「50才、独身、無職」というワードが気になって読むことにした一冊。 何となくモヤモヤと心配していた部分が晴れたような、だけど相変わらずそのままなような。 結局全ての物事は自分次第だし、何を大切にするかも自分次第、そして仕事を辞める決意をしたなら、その手放した部分ではなく、できた余白、余裕にスポットを当てる方がよいということ。
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アサイ
ネタバレ柚木さんの短編集。世の中に存在する自分には理解できない「?」な存在。彼らの振る舞いが意図せずして周囲に苛立ち、迷惑、モヤモヤを生じさせる一方で、安心、希望、優しさを与えてくれたりもする。そんなプラス・マイナスな部分をぴりりとした辛さを効かせつつ描いている6編。 いつもの柚月さんよりはピリリが控えめな感じでした。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/02/11(4333日経過)
記録初日
2013/01/11(4364日経過)
読んだ本
411冊(1日平均0.09冊)
読んだページ
127796ページ(1日平均29ページ)
感想・レビュー
393件(投稿率95.6%)
本棚
0棚
性別
血液型
B型
職業
専門職
現住所
神奈川県
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