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2024年3月の読書メーターまとめ

アサイ
読んだ本
16
読んだページ
4910ページ
感想・レビュー
16
ナイス
285ナイス

2024年3月に読んだ本
16

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

アサイ
ネタバレ温かく、面白く、そして最後は幸せな気持ちになれた。『あだ』討ちの理由が話が進むに連れて明らかになって行き、最後まで読んで、納得!一つの出来事を複数の語り手が次々と語っていくうちに真実へと辿り着くのだが、その過程は無理がなく心にスッと入っていく。語り手が登場人物となって、壮大な「あだ討ち」を演じていたことがわかったときは何だかじ~んときた。いいお話だった。
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2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

アサイ

2024年2月の読書メーター 読んだ本の数:15冊 読んだページ数:4322ページ ナイス数:285ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/320155/summary/monthly/2024/2

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2024年3月の感想・レビュー一覧
16

アサイ
ネタバレ『ランチ酒』第二弾。前回から引き続きのお客様もいれば新規も。祥子の状況が少しずつ変化していく様子が相変わらず美味しさ満開のお酒とお料理で彩られながら描かれていく。小山内さんと角谷さん、2人の男性との距離感の違いにもやきもき、ソワソワしながら読み進める。続きが更に気になるラストでした。
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アサイ
食堂のおばちゃんの第3弾。2作目から時代が続いているのかな?と思いつつ読み始めると、今作は1巻から2年後の時点からスタート。 万里の成長によってはじめ食堂にも新しい風が吹いている様子がうかがえる。相変わらず出てくるお料理は美味しそうで人々は温かい。次はどうなるのか気になりながら読み終える。4巻も楽しみ。
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アサイ
一作目の続き。とはいうものの、前作より時代が遡って姑の一子とその夫孝蔵がはじめ食堂を開くところから始まる。一作目では故人となっていた孝蔵と高が健在。戦後の復興、時代の賑やかさ、人情味溢れる雰囲気。日本が元気な時代が美味しそうなメニューと共に生き生きと描かれている。お腹もすくし活力ももらえる。ここから一作目にたどり着くまで続いていくのかな。結末を知ってはいるものの、はじめ食堂の歴史が実感とともにわかって楽しい。
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アサイ
初読みの作家さん。 治らない病気と向き合う患者に寄り添い見守る哲郎と情趣ある京都の町並みとが淡々とした語り口で描かれている。その、淡々としたところが心地よく、病には抗いつつも死を自然なものとして受け入れる哲郎をはじめとする原田医院の医師たちの在り方が心に沁み入る。スピノザの哲学、そして哲郎のことばが胸に響いていく。
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アサイ
ネタバレ必要とされることこそが生きる意味であり、必要とされないことが何よりも恐ろしいこと。だからこそ幸乃は自分が犯していない罪すらも必要とされるために被る。が、その想いは利用され踏みにじられる。いつしか必要とされなくなる日が来ることを恐れ、そんな日が続くことに希望を見いだせなくなった矢先に飛び込んできた確実な死への切符。真実よりも幸乃にとっては死へと続いている罪を被ることこそが希望だったと言うことか。イノセント・デイズは死へと続く無実の日々と言うことか。幸乃に罪を被せ続けていた人達には反吐が出る思い。
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アサイ
ネタバレさらっと読みやすく、かつ優しい気持ちになれる1冊。一つ一つの話は独立しているけれど、タケトリオキナのポッドキャストを聴いている人たちが少しずつリンクしている。最初のお話と最後のお話が、特に好きだったなぁ。登場人物たちそれぞれが「新月」のエピソードによって新しい自分の一歩を踏み出していく。
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アサイ
ネタバレ父親である道雄の職業が原因で離婚した両親を持つ順。中々に複雑な家庭環境でありながらも、人として真っ当な価値観を持つ中学生の順が、町内で起こった残酷な殺人事件の解決の調査にいどむ。 同級生の慎吾、家政婦のハナさん、そして刑事である道雄。順が真っ当でいられるのは彼らの存在が大きい。 ミステリーではあるけれど、人間としての在り方のようなものを描いていると感じた作品でした。
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アサイ
ネタバレ文章全体が古式ゆかしく情趣がある。そんな雰囲気を纏った上質ミステリー。驚きはするけれど、それはちょっと、、、と言う風に作者の意図が透けて見えて無理矢理感のあるミステリーが多いような気がする昨今、米澤さんの作品に出会えたことは私にとっては幸せな気がする。読み終えてから、最初に戻ると、「あぁ、成る程、初めからそこにすべてがあったのか」と気付かされ、納得する。
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アサイ
原田さんの作品ではご飯ものが好きなのだけど、中でもこの『ランチ酒』は今まででもかなり上位になりました。登場するご飯とお酒が美味しそうでこちらも食べたくなるのは今まででもあったけど、主人公に好意を持てたのは珍しいかも。原田さんのお話を読むと、好意を持てない共感しにくい主人公が多かったのだけど、今作の祥子は好感が持てた。それも面白かった要因なのも。続きがあるようなのでこのまま好きなままでいられますように!
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アサイ
ネタバレキョウコと響子のイメージがなんとなくしっくりこない、一致しないことに違和感を覚えつつも、人によって見え方が異なるから仕方ないと途中まで名前のトリックに翻弄される。トリックが解ってから遡ると納得出来る。登場人物それぞれの持つ、自分という存在への期待と失望。自己評価とかけ離れた扱いをされることで傷つく自尊心。登場人物の屈折した感情は痛々しいが、その中でもがき続けることを選ぶ響子とそこにいつまでも拘る必要はないのだと抜け出すことを勧めるキョウコ。対照的な二人。個人的に半田聡美がどうなったのかが気になった。
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アサイ
ネタバレ貧困女子がホテルに住まう老女から節約生活のノウハウを学び、その生活から抜け出し始める。節約(自炊するとか)って習わなければ分からないことなのか、、、と疑問にも思うけど、そういうことすらも教えてもらわなければ分からない環境に置かれていたということ。天使の両親を見ていて、卑しい精神というのはこういうのを言うのだろうと思った。そんな両親から未来を奪われそうになった時の光子さんの助っ人は本当に心強かった。善悪は置いておいて、最後のお金を三分の一残して頂く強かさが出てきたのを感じる。
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アサイ
唐突に現れた「おにいさん」の存在。現実的に考えると有り得ない設定なのだろうが、不可思議に感じながらも「おにいさん」を「おにいさん」として受け容れていくさくらを、私も受け容れていた。瀬尾さんの作品は、一貫して血の繋がり以外の人の繋がりを家族として描かれる。それはもしかしたら絵空事にも非現実的にも思えることなのかもしれない。でも、そこに流れる優しさと温もりこそが「家族」なのかもしれないなともいつも思う。
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アサイ
ネタバレ読み終わってからしばらくは頭の整理が追いつかず。未成年の主人公に救いがない。いや、未成年だからこそ救いがなくなってしまったのか。自分がいない方がよい結果になる、という現実を突きつけられ、生きてはいたくないと思わされたところにあのメッセージ。色々な解釈があるようだが、あれが母親からのメッセージなのだとしたら、残酷な最後通牒となってしまったとしか思えない、、、
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アサイ
ネタバレあのキングがどんな過程を経て誕生したのか、と言う興味があり手に取った一冊。キングはドラマと原作では印象が全然違うよ、と原作ファンから教えてもらっていたけど確かに違う!炎でもあり水でもあるキングのアプローチの仕方が異なるのかもだけど、捉えどころがなく掴めない。冷たくもあり熱くもある。キングのキングたる所以は伝わる。
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アサイ
ネタバレ温かく、面白く、そして最後は幸せな気持ちになれた。『あだ』討ちの理由が話が進むに連れて明らかになって行き、最後まで読んで、納得!一つの出来事を複数の語り手が次々と語っていくうちに真実へと辿り着くのだが、その過程は無理がなく心にスッと入っていく。語り手が登場人物となって、壮大な「あだ討ち」を演じていたことがわかったときは何だかじ~んときた。いいお話だった。
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アサイ
ネタバレほのぼのとした『食堂のおばちゃん』と同じ作者とは思えない位に強烈だった!前半は応援するべき存在であったりつ子が段々と変わっていく様がなんとも言えない。天涯孤独となったりつ子が自身の努力で幸福を掴んたところまでは良かったのに、何がどう間違ってこうなったのか、、、りつ子のパワーが「あなたのため」という言葉で星良へと向かうが磁石が反発し合うように交われない2人。後半の星良からの拒絶と絶縁状を真実のものとして受け容れていないりつ子に憐れみすら感じる。が、ラストのりつ子のアイディアにはもはや逆に天晴とも言える。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/02/11(4113日経過)
記録初日
2013/01/11(4144日経過)
読んだ本
340冊(1日平均0.08冊)
読んだページ
103590ページ(1日平均24ページ)
感想・レビュー
322件(投稿率94.7%)
本棚
0棚
性別
血液型
B型
職業
専門職
現住所
神奈川県
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